2013年12月27日金曜日

年の暮れ



長らくブログをほったらかしにしていました。
あっという間に年の暮れ。
ほんと一年ってあっという間にですね。
時間を意識して過ごしていないと、ほんと何もしないで終わってしまう。

今年中にしておかないといけないこと、しておきたいことをリストにしていたんだけど、
しておかないといけないことだけで終わりそう。
毎年そうだけど。

明日は、今年最後のオーガニックマーケットに顔を出して、
明後日は片付けと帰省の準備をして、30日には九州へ向かいます。

オーガニックマーケットには、ウエストあんかを預けに行きます。
豆炭あんかを愛用しています。
とても快適で経済的です。
寝床は暑くなりすぎるくらいで、朝まで続くし、
昼間も続くので、かなり経済的です。
昼間に使いやすくするために、ウエストあんかを作りました。
腰に装着したまま自由に仕事ができるものです。
是非、めだか屋さん(オーガニックマーケット事務局)を覗いてください。

夫が帰ってきたので、早速薪ストーブを設置し、フル稼働です。
今年は薪も結構あるので、心置きなく使ってます。

昨日今日と珍しく風邪をひいたみたいで、
ちょっとキツイですが、ひどくならずにすみそうです。
専ら薬は飲まない我が家ですので、
かりんはちみつや梅醤番茶や酵素ジュースやらで、乗り切ってます。

先日の柚子の種の化粧水はとてもいいみたい。
とろーりとしている。
冬にはもってこいだ。

レモンをたくさんもらったので、レモンの酵素も仕込んでます。

そんなこんなで、今年も終わる。
最近、なんでもない毎日やら、なんでもない風景に幸せを感じたりして、
年をとったんだなあって思ったりして。
来年も多くは望まないけれど、みんなが平和に暮らせるといいなあって。
それが一番難しいかなあって。
そんな感じがしています。

2013年12月9日月曜日

ゆず・ゆず・ゆず そしてパーティー

高知県は柚子の産地でもあります。
ご近所にも柚子がたくさんあります。
出荷しているわけではないです。
そこで柚子をたくさんいただきます。
ゆずごしょうを作りたかったのですが、新鮮な唐辛子がありません。

ゆずジャム、ゆず酢(果汁)、ゆず味噌、柚子の皮の干したの、何かをふんだんに作り、
悪くしてしまいそうなので、何日か続けてゆず風呂にも入りました。
ゆず三昧です。

この週末、友人宅でパーティーをします。
3・11以後移住して、今年から本格的に農業に取り組んでいます。
住まいも素敵なところです。
周りに家がなく、海もすぐそこで、プライベートビーチ付き。
そこで、ゆるりとパーティーを開きます。
ポンカンや文旦が実っています。
詳しくは空の下のHP(こちら)でお知らせしています。
http://www.mirainome.jp/
興味のある方は、ご連絡ください。
星空の下、焚き火を囲んでゆるりと過ごしましょう。

2013年12月6日金曜日

伊方原発再稼働反対デモ

デモって言葉の響きはとても気持ちのいいものではない。
でも、フクイチの事故から、何度かデモに参加した。
無理のないところでできることはやろうと。
自分の生活が大事だから、できるところでできることを。

今回のデモは愛媛の松山のお城の下で。
遠方のデモは初参加。
前日はマーケット出店、当日次男練習試合、って感じで、どうしようか迷ったんだけど、
山本太郎が、三宅洋平が、来るってゆうんだもん、
今回ちょっと無理して行ってきた。
たまにはよいしょっと軽く動かないとね。
結果、無理して行って良かったあ。
楽しかった。

デモを楽しかったって言っては不謹慎なんだろうか?
意思を伝える手段として、一般ピープルは署名とかデモに参加することが、お手軽。
そして今、それさえもできなくなる感じ。
秘密保護法が…
民主主義の崩壊はもうすぐそこ。
日本はどこへ向かおうとしているのか。
近所のおばあちゃんも戦時中の日本みたいだって。

三宅洋平が、
「あんな事故があっても、こうして原発反対で集まらないといけないのか」って。
ほんとに…

2013年11月29日金曜日

明日のオーガニックマーケット

明日、30日の高知オーガニックマーケットに出店します。
新しい物もないし、もうともとタイやインドの布が中心ですので、
今からの季節はオススメがありません(涙)

布ナプキン用の無漂白綿ネルの在庫があります。
布ナプキンはもちろん、枕カバーやシーツ、タオル、ひざ掛け、
赤ちゃん、お子さん用におむつ、パジャマ、おくるみ等にいかがでしょう。
M単位でお分けできます。
安全性も高く、質も良い安心のネル地です。

去年から編みかけの毛糸の靴下を持って行って編んでます。

繕いものありましたら、お持ちください。
預かりもできますが、ご自分でお直しすることのアドバイスできるかもしれないので
是非ぜひ。

明日はこのまま冷え込みそうです。
暖かくしてお出かけください。


2013年11月26日火曜日

火鉢

寒い日々です。
平年並なんでしょうが、今年の秋は暖かかったから、
急に冬になって、朝の早起きが辛くなっています。

それでもいつも通り12月まではと、
用意している石油ストーブもファンヒーターもつけずにいます。
今年は夫が11月は台湾出張中でして、
薪ストーブも設置してません。
あー、行く前にしておくんだった。

と言うことで、
今晩から火鉢をつけています。
この前香川に行った時に、念願の鉄瓶も買ったし。
炭の燃える香りと鉄瓶からの蒸気が、なんとも幸せな気分です。

もっと寒くなるとただの置物になる火鉢ですが、
今はちょうどいい。
明日は上で焼くものを何か用意しよう。

今日から週末まで冷え込んでいくみたいです。
皆さん、風邪など召しませんよう、冬を楽しみましょう。

2013年11月24日日曜日

小学校が休校に

すっかり冬になってしまいました。
コスモスも種になっております。

10月末に地区の小学校が来年度から休校に決まりました。
うちの子3人が卒業した小学校です。
上の子の時には30人以上いましたが、下の子の卒業の時は7人。
そして来年度は1人の予定でした。
地域から、特に田舎の地域から小学校が消えるというのは、
とても大きなことです。
先日、離島の記事を読みましたが、
すでに廃校になっている離島の学校の話が載っていて、
『地域の中心になっていた学校を閉めたことが良かったのかどうか、今でも疑問に思う』
とのこと。
この道を歩むのではないでしょうか?
橋が架かっていない島では、学校がなくなると、若者、それに伴う子供が住みづらい。
過疎、高齢化が進む。
しかし、橋が架かったり、道路が立派になるのも同じことだと思うのです。
それは交通網が発達して、
田舎にいても仕事や学校に通える、大きな街で買い物ができる、
魔法のように見えるかもしれません。
逆に言えば、街に住んで、田舎に帰りやすいとも言える。
そう、その道を通って、若者は出て行ってしまうとも言えるのです。
人々は街にいても田舎の新鮮な野菜や魚が食べられるようになるのを喜ぶのです。
時間をかけてそこに行き、その空気の中で、
その土地のものを味わう喜びは薄れました。
立派な道ができて、田舎は便利になっただろうと、恩着せがましく貢献したお偉いさんは言います。
確かに田舎に住む私たちもその恩恵は受けています。
しかし、そこにいて暮らしていける産業をなくし、
組織に所属して働いて生活していくしかない価値観を植えつけて、
道を作ったから、田舎でも暮らす人が増えたとは聞いたことがありません。
道路は発達したし、車も持っているから、たまに帰ればいいんです。
職場の近くに住みますよね。
暗い時間だけ寝に帰るだけだったら、田舎暮らしの良さは感じられないんです。
悪循環。

別に道はいらないとも、使わないとも言いませんけど、一つの例として。

子供がいないんですもの、学校は成り立ちません。
仕方のないことです。
でも、子供がいなくなってしまう原因は、少子化だけではないでしょう。
田舎に暮らすということを、大変なことにしてしまった。
そこに仕事はなく、生活していかれない。
田舎でしか食料は作られていないと思うんだけど、
それを蔑ろにしている政策。

生きていくために日々必要なことをしていることが、営みであって、
仕事であって、楽しみであって、どうしてそれでは生きていかれない世の中なのか。
とても不思議な現象ではないでしょうか。

話がそれてしまいましたが…いつもジレンマを感じているので…
その小学校、今後どう利用していくかが、この地区の次の課題でありまして、
休校しても、地区の中心として使われるよう、
楽しんで取り組んで行くことにしたいと思います。

2013年11月3日日曜日

地区民合同運動会・コスモス祭り



先日、笹場地区のコスモス祭りがありました。
毎年、稲刈りが終わった田んぼに住民で種まきから種採りまでやっています。
そして、コスモス祭りは晴天に恵まれ、和気あいあいと行われました。
直前の台風で、ちょっとしょんぼりのコスモスでしたが。
今、それから持ち直し、満開です。

小学生が3人になり、毎年のイチョウの木コンサートが、
コスモス祭りと同時開催となりました。
笹場の大イチョウから少しはなれたところだったけど、歌声は届いたかしら?

先月末には地区民合同運動会も。
これまた3人の小学生では競技が成り立たないということで、
卒業生が高校生まで小学生の競技に、呼びかけだけで参加。
もちろん地区競技、敬老の競技もあります。
それは楽しいものでした。
こうなると〝練習の成果〟というよりも運動会そのものを楽しむといった感じ。
勝ち負けにこだわる運動会でなく、見ていて和めるものでした。
地域住民もなかなか見かけない若者を久しぶりに見て、
「あの子はどこの子?」「えーーー、○○ちゃん大きくなって、お姉さんになったねえ」
「○○も男前になって」なんて言いながら、
赤ちゃんからお年寄りまで参加できるって素晴らしい運動会。
ちょっと天気が優れず、押し気味の中、無事終わりました。

今年で休校になりそうな地区の小学校。
来年からはこの年に一度の地区の大集合の運動会がどうなるのか。
青年や地区の代表が大変になるかもしれないけれど、
是非続けていってほしい。続けるべきだと思うのです。
田舎ではありますが、今やほとんどがサラリーマン、共働き世帯。
昼間は外に出ていき、顔を合わせることが少なくなりました。
南海地震の自主防災も叫ばれる中、
地域の結束は、意識的に作っていかなければいけない時世です。

来年も更に楽しい運動会、コスモス祭りが開催されますように。

2013年10月23日水曜日

2羽のひな

ひなですが、次の日の夜から早朝にかけて、死んでしまいました。
残念です。
発見した次の日、世話をする人が誰もいなかったのがいけなかった。
最初に帰ってきた長女が、弱ったひなをはらはらと世話していましたが、
その後、私が帰り、もうできることはないなあ、と。
とにかく温度確保で、ペットボトルあんかで温め、
時折水を口元に持っていくくらいしか…
あとはそっとしておいてあげようと。

発見した時、もう親は育てないだろうと判断したのですが、
親元に持って行ってみればよかった…
世話できる人を探せばよかった…
連れて行けなかっただろうか?
と、あれこれと後悔してみる。

小さい生き物の小さい命は、あっという間に消えてしまいます。
なぜか毛が生えていると気持ちが違いますね。
虫とか魚とかカエルとか蛇とか、同じ命でもなぜか情がわかない。
って人それぞれでしょうが、そこが何だか矛盾していて、
頭では差別じゃあないか、と考えるんだけど、仕方ない。
毛が生えて、更に哺乳類になると、親近感が増すというもの。

そして、命が消えようとしている時、
何もできない、見ていることしかできない、祈ることしかできない、
そんな切なさを儚さを無力さを感じます。
命はそれこそ神のみぞ知る。

何度も飼っては死なせてしまった動物が裏庭に埋まっています。
それはどれもいつでも何かを教えてくれます。

2013年10月20日日曜日

生姜の花と鶏のひな

生姜ってどういう葉っぱで、どういう花が咲くか、
ここに来るまで知らなかった。
高知に住みだした頃、生姜畑を見て、
「何の畑だろう?あの背の低いサトウキビみたいの」
って車から眺めていたりした。
お店に並ぶときは、もう畑での姿は想像できない。
そんな野菜はたくさん。魚も然り。
生姜のバイトで、今年は花を多く見かける。
そのつぼみをもって帰ってきたけれど、どんな花が開くのか。
花が開いたらお知らせします。

さて、今日、次男が部屋にしたいと言っている納戸の奥の座敷を覗いていたら、
たくさんの大家さんの荷物のどこかから鳥の声。
長男と捜索。
屋根裏に鶏が勝手に登っているのは知っていたし、
その時も屋根裏にいて、長男が探っていると、
「卵6個発見!巣を作っちゅう(土佐弁、作っている)。ひなはいない」
やはり座敷かと荷物をかき分け探しているといたんです。
奥の建具の裏からひよこ2羽発見。
可愛いんです。
そろそろ入れ替えなきゃなあ、ひな生まれないかなあとは思っていたんだけど。
しかし、育つでしょうか?
どうも屋根裏で生まれて、天井が腐ちている穴から落ちたのではないかと推測。
最初の鶏をもらった時より、ひよこ釣りで飼った時より小さいんだけど。
きなこを水で溶いて、古くなったアマランサスも入れてあげると食べてはいます。
元気で鳴いてもいます。
もしこんな小さい時から飼って親まで育ったら、食べられるかなあ。
他の6個も孵ってくれるといいんだけど。
このままだと情がうつってしまう…
何でも赤ちゃんって可愛いもんだからなあ。
そして、もっぱら生意気盛りで最小限しか口をきかない、
動物好きの長男が久しぶりに生き生きとした顔を見た。

2013年10月19日土曜日

またまた台風

伊豆大島での台風被害、すごいですね。
お見舞い申し上げます。

近年、災害被害が続いています。
ここも南海地震がいつ来てもおかしくない時は続いています。
我が家も地震の際は最悪の津波が来た場合、水没してしまいます。
明日は我が身と危機感を持つべきですね。

昨日から生姜の収穫のバイトに行っています。
今年は夏の日照りで、7割程度の収量だとか。
去年は雨が降りすぎて病気が蔓延したらしい。
まあ、豊作の年もあるわけですが、それはそれで、値が下がるし。
下手に採れるより捨てたほうが良い時もあったり…
農家をやっていくのも大変です。
この国って一体…
自分の国の食料をどう考えているのでしょうか。

高知県でオスプレイを使った、米軍と自衛隊による訓練が計画されています。
災害復旧の訓練と言われても、それは名目上でしょう。
なんだかなあ、戦争も見え隠れ。
TPPも然り、アメリカの思うがままです。
きっと国の一部の富裕層が更に富み、一般庶民は生活は苦しくなるのでしょう。
それが国のトップの目論見。
大多数の国民の生活はどうでもいいみたい。

まあ私はそんなに裕福になりたいわけではなく、
ただ穏やかな生活を送りたいだけで、
きっと多くに方々がそう願っているだけで、
それを国が守ってくれていると、
自然に国を愛する心は生まれるのではないでしょうか。


2013年10月15日火曜日

うちの庭

今日は太平洋沖にある台風の影響で雨模様。
これで随分と秋らしくなるでしょう。

なのにうちの庭や畑には、
ランタナや夏水仙(うちの父はたますだれと呼んでいた)が咲いています。
るこう草も。

ホトトギスも咲き出しました。
地味だけどよく見るととてもおしゃれな花です。
最近は鉢植えも元気になってきました。

ほどよく人の手が入って、
気取ってないけど植物が生き生きとしている庭。
そんな庭に憧れます。
荒れた感じのしない四季を感じさせてくれる庭。

ランドスケープをかじっていましたから、
植物の名前は少しは知っています。
それに植物は好きです。
散歩していても街を歩いていても、目がいってしまいます。

しかし私、植物、特に花を育てるのが下手です。
女の人は子供の手が離れるまでは、花を育てたり、
庭仕事は下手だと聞きます。
花を庭を育てているどころじゃないということでしょう。
花も庭も気持ちがいります。
丹精込めて、って言うけれど、
気持ちが子供にいっているあいだは、
丹精込められないんだろうなあ。
逆に、女は何かを育てていたいものなんでしょうか。

だからあと3年くらいは花は育てられません。
という言い訳ですけど。

私より少し年上(50代以上)の方々は、
植物をよく知っている。
たぶん身の回りの自然一般のことも、四季折々のことも、
またそれを感じる情緒も、優れている。
それはその楽しみも知っている、ということ。
どうしてなんだろう。
子供時代に何もなかったからだよ、って言われたけど、
恵まれているようで、実は大切なものをなくしてしまったみたい。
たくさんの製品に囲まれるようになり、
しかしそれと引き換えにしたものは、
とても大きなものだったんではないだろうか。
そして今の子供たちが大人になる頃にはどうなっているんだろうか。

まあしかししかし、秋はやってきました。
人間の都合なんて関係なしに季節は流れていき、
もうすぐ年末がやってきます。











2013年10月10日木曜日

トホホなこと

先日の旅行でのこと。
初日は、こんぴら参りとうどんがメインで、
二日目は西祖谷渓谷の方をドライブしながら帰る、
通ったことない道で、というのが目的。

そしてその二日目。
朝はゆっくりとしてホテルを出て、国道から県道に入り、
しばらく行くと小さな橋がかかっていて、
渡っていると、川沿いに家が数軒並んでいる様子が美しく、
怠惰ながら他に通行している車もなく、橋の途中で車から写真をパシャリ、
そして眺めながら、ゆっくり出発すると、
前で工事中の交通整理のお兄さんがいて、寄ってきた。
日本人ってこういうの好きだよね
てっきり注意されるかと思っていたら、
「どちらから?
ここ曲がって行くと、東洋一の岩壁の景色のいいところがあります。
もう少しすると(紅葉の時期)になるとたくさん写真撮りに来ます」
なんて言うじゃないですか。
曲がる予定なんて全くなかったんですけど、
急いでいるわけでもないし、そんなに遠くないって言うし、
東洋一なんて言われたら、行ってみるしかないか、
って曲がったのが…

すぐに舗装はされているけれども狭い急峻な山に張り付いた道になり、
そしてなかなか着かないななんて言いながら、しばらく行くと、
何箇所かで間伐しているではないですか。その関係者しかいない。
絶対に通れないでしょ!って叫びたくなるくらいでかいトレーラーが、
山積みの木材を積んで下りてゆくのであった。
こんなところで作業しているとは想像していたけれど、
山師って大変、いつも命懸けだなあ、なんて思っちゃいました。
もうだいぶ来たし、道路脇に「落石注意」の看板が目に付き、
そして実際土砂やら折れた枝やら、石やらが落ちている。
西祖谷渓谷
その落石が大きくなってきて、
「なんかやばい、前のようにパンクしたらやだから、
そろそろ引き返したほうがよかろう…
きっともうちょっとだけど、シーズンオフだからか道が悪いもんね」
と、ゆっくりと回れるところを探していたら、
プシューーーーーーー、とでかい音!
「やられたーーー」って、もう意気消沈。
パンク(涙)またお金かかる…
仕方ないので、スペアタイヤに換えました。
以前にも足摺でやったんです、あんま通らない道でパンク。
まあ二人でしたから、気持ちもどうにか持ち直し、
「やっぱ戻ろう。もうパンクできない。
あとどれくらいで着くかわからないし」
ってまたもやゆっくり戻りました。
かれこれ一時間以上。
警備の人になんて言おうか…

元のところで、走り寄ってくる警備員…
運命の分かれ道になった橋で撮った写真
「すみませーん、道間違えてました、あっちから上るんでしたあ、
ほんとご迷惑おかけしました。すみません」
とぺこぺこと…橋の反対を指差しているではないか…
あちゃーやられたー
ちょっといかつい顔して真っ黒に日焼けした、
何だかちょっと売れない芸術家みたいなお兄さん(たぶん同年代)が 、
笑うと人懐っこそうだったから、もう笑うしかなかったですよ。
トホホ

2013年10月4日金曜日

こんぴらまいり

この9月で、私ら夫婦は結婚20年を迎えた。
そこで子供たちも手がかからなくなったので、どこか行きたい!
となったのだが…
夫はお伊勢さんへとの案。
ちょうど式年遷宮の年であり、遷宮は20年に一度。
まだまだ階段の序の口
何だかぱちんと合わさったらしい。
しかし、そうなると、せめて2泊はしたい。
時間とお金がかかる。
気持ちが慌しいと出かけていても気が急くので、ちょっと乗り気でなかった。

そこで、私はとりあえず、手近な琴平神社を参ろうと提案した。
なかなか機を逃すとまたまた遠のくので、
別に信仰心が強いわけではないのだけど、
有名だけどまだ行っていない、琴平さんを参ろうと。
近場はなかなか行かないものです。
いつ四国を離れることになるかわからないのだし。

そこで1日2日と行って来ました、香川県と徳島県。

もちろん琴平宮も素晴らしかった。
1368段の階段も上りました。ちょっと筋肉痛。
海の神様なので夫もどうにか満足。
琴平さんからは讃岐富士も瀬戸大橋も見えます。香川の地形。

しかし、その前後の寄り道こそ楽しいものです。
香川に入ってお参りの前に、まず、うどん。
讃岐うどんは美味しい。そして安い。
山の中のわかり辛いところにあるのに流行っている山内うどんに。
ひやあつ(茹でて冷水で洗った麺を熱いおつゆに入ったもの)を食べた。
12時前で平日、入ったときは5組くらいだったけど、
昼に近づくと、ぞくぞく地元の工事のおんちゃんやら、トラックの運ちゃんやら。
建物も中も美しくはなく、ほとんどセルフサービスだし、愛想がいいわけでもないし、
しかし、美味しくて安くて親しみやすいのは、何とも嬉しい。
こぎれいな今時のうどん屋もできているけど、
入る気もしないし、流行っていないように見えるな。
やっぱりこれでしょ!
うどん屋さんもうどんも写真は撮っていないんだった。

そして、先日の国道439沿いと同じく、山岳集落。
切り裂かれた谷底に美しい川が流れ、それに沿って道路と線路があるんだけど、
道からは見上げても見えないところに集落がある。
もちろん道沿いにも町はあります。
しかし平家の落人の足跡から、急峻な斜面の上の方に、
まさかと思うところに集落がある。
その眺めはおもしろいものです。
地形に眺めにスケール感が狂います。
何個かの集落に上ってみたけれど、こんなところで生活していることは、
きっと同じ時を都会で暮らしている人々には想像できないだろうな、と思う。
こんなところで生活が成り立つことが信じられないだろうな。
下のこの部落の中心へも遠く、ましてや買い物とかしようと思うと、もっと遠く、
そこで何でもそろう訳でもない、となると、どうやって日常生活を過ごしているのか?
しかし逆にその集落で日常が回っているのならば、
それはこの上ない世界ではないかとも思える。
何らかの会社に属し、時間を費やし、それと引き換えにお給料をもらう、
というスタイルを一般的とされ、
それが安定であり、当たり前という常識を植えつけられた今の日本で、
きっとここはここで暮らしがやっていけるなら、ユートピアではなかろうか。
なんてことを考えました。

目的は琴平神社だったのに、たったの3行。
やはり信仰心は薄く、きっとご利益も薄かろう…
向こうの山の上にも集落が点在している
見えている集落よりもっと上にも民家があります
















2013年9月28日土曜日

soranosita 空の下

移り住んで2年目にお米を作ってしまった友人がネットショップを始めました。
そこに私も「tsumugi 紬」として参加することになりました。
ぼちぼちとここで手作りしている仲間がいろんな形で参加してくる予定なので、
是非訪れてみてください。

soranosita 空の下 と言います。
http://www.mirainome.jp/

母は縫い物が得意でした。
洋裁、和裁を習得していて、
若いころの服を見たときは、ほほう、って思いました。
時代だったのでしょうが「服を仕立てる」ということが、
そんなに特別なことではなかったみたいです。
私の記憶のある時代は、ほとんどの服が既製服。
お店で服を選んで買う。
でも小さい頃はテーラーはありましたね。
男の人はスーツやらシャツやらコートやらを、
採寸して作ってもらっていましたよね。
今や服だけでなく、着物までも既製のものがある時代。

いろんな職人さんが少なくなっているんですよね。

母は小さいころから、よく服を作ってくれましたし、
自分の服もよく縫っていました。
着物も何枚か仕立ててくれましたし、
母の着物も持っています。

よく母に注文して服を作ってもらっていましたが、
私も教えてもらいながら服を作ることもありました。
仕立てると言うほどの服は作れませんが、
普段着くらいは作れるようになり、
こうすればああなる、ああしたければこうする、
くらいはわかるようになりました。
基本のきは知らず知らずに身についていました。
母の遺してくれた大切なものの一つです。

そして全く違ったところから、今は縫い物を中心に活動するようになりました。
かえるの子はかえるなんでしょうか。
技術としては足下にも及びませんが。

私は職人とか作家とかいう肌ではなく、また才能もないと思います。
ただ縫い物を暮らしの中でやるということが、
もっと普通に広まるといいなあ、と思っているんです。
縫い物だけでなく、暮らしの中で作る楽しみがもっと身近になるといいなあって。
お直しや繕い物を自分でするという楽しみが、もっと広まればいいなあ、って。
それをお手伝いすることを仕事にすることはむづかしいだろうなあ。
でも布に関わることをやはり活動の中心としたいと思っています。
その手法はいろいろと考えたいと思っていますので、
是非、「空の下」やらこのブログをのぞいてみてください。

2013年9月19日木曜日

お知らせ 9月21日 オーガニックマーケット

久しぶりの高知オーガニックマーケットに出店します。
4月から一時休止していたのですが、この度、
天の川グループに復帰して、
またオーガニックマーケットに参加します。

今のところ、9月21日の後は決まっていないのですが、
またおいおいお知らせします。

いつもながら、のんびりしていて、計画性はなく、
出店していても自分が楽しんでばかりなんでしょうが、
是非是非、ひやかしにおいでください。

あー秋の味覚が楽しみだわ~
(私は主に婦人服を扱っております…)

本日、中秋の名月。
太平洋から昇った月であります。

2013年9月13日金曜日

このごろのこと

9月に入って、めっきり秋らしくなりました。
晴れていると昼間は暑いですけど、風は秋の香りです。

散歩していると、彼岸花が咲き出して、もうそんな時期かと。
仙人草も咲いているし。
百日紅は盛りを過ぎて、うちのセンダンの木も散りだすんだなあ。
掃除が大変な時になる…

新学期も始まり、過ごしやすくなったというのに、気が抜けたのか、やる気なし。
もうそんな時は、気張らずのんびりモード…
いつもじゃんって言われそうだけど…
秋の畑の作業とか、しょうがのバイトとか、
そんなこんなでばたばたする時が来るからさあ、
あーまたのんびりしちゃったなあ、なんてうんざりするのも嫌だから、
一日一つ何かしらできたらいいか、と焦らないようにしています。
貧乏暇なしって、うちの場合は暇して貧乏だから当たり前か、って。
笑い事でもないけれど。

そこでご報告、一日一つくらいの。

ここ笹場の浜で産卵した海亀のあかちゃんは、そろそろと思っていたら、
足跡が一匹(亀は匹でいいのかしら)分ありました。
小さい平行にちょんちょんちょんちょんって、
海に向かってのびていました。
たぶんそうだろうなあ。
これから満月に向かうからどんどん生まれてほしいのだけど、
週末、台風の予報が…どうにかそれてくれますように。

仏手柑の酵素ジュースができました。
混ぜると、あわぶくぶく。

木のカトラリーのお手入れを久しぶりにしました。
少しずつたまってきた、木のスプーン。

鍋つかみを久しぶりに作りました。
小さい布の切れ端でコースターを裂織りしたり。

稲刈りを手伝った友人がネットでお米を売り始めました。
美味しいからぜひ、お早めに、こちらから。

気持ちの良い高知の秋の空の下で。

2013年9月9日月曜日

9月突入、台風と脱穀

とっくに9月になってしまいましたね。
早いものです。

9月になって台風の接近は、ブログをアップしたとたん、低気圧に変わりました。
良かったんですけど、それなりに雨風が吹きました。
そして汽車は止まり、高校へ行けずに、長男はお休みになり、
しかし、台風は収まったので、遊んでいる、という何やら楽しそうな事態でした。

小さい頃、九州長崎の外海に面したところに住んでいましたので、
台風は一大イベントでした。
台風接近になると、学校が早引けになり、
雨びちょになりながら友達と帰り、
父母も何やら早く帰ってきて、台風に備えます。
町営住宅に住んでいましたので、周りは同じような年代の同じような核家族構成で、
仲良く暮らしていたんです。
だから、台風の準備が整うと、どこかの家に集まり、宴会でした。
停電も珍しくなく、ろうそくの明かりの中、大人は宴会、子供同士も宴会でした。
楽しかったんです。
何だか台風が来るとなるとわくわくしたものです。

もう大人になった今、台風の備えはそれなりに大変ですし、
子供たちが帰って来られるかでそわそわしないといけないし、
周りの田畑の被害がないように願うし、
はたまた毎年どこかで甚大な被害を見ているし、
わくわくはしなくなりました。

もう一つ、
9月になって、8月に稲刈りを手伝った友人のお米の脱穀を手伝いました。
田植え、稲刈りと手作業でしたが、脱穀は近所の農家さんにお願いして、機械でやったんです。
それが、なんとなんと、分かっちゃいるけど、早い!!
機会ってなんて素晴らしいの!!
何だか、あっという間に終わって、ありがたみがないくらいだった…
楽チンでしたけど。

もうすぐお米になってお目にかかれます。
きっとおいしいよ。

台風接近の時の雨以来、めっきり涼しくなりました。
晴れてもすがすがしい青空、秋の空。
つくつくぼうしもとっくに鳴いているし、鈴虫も鳴きだしたし、
この夏は激しく暑く、そしてすうっと去っていきました。

2013年9月4日水曜日

台風接近

久しぶりに台風接近。
先日の台風(16号)はそれたし、低気圧に変わったけれど、
今度の17号はまともに高知に接近しそうです。

今年の夏はほんと雨が降らなくて、とうとう畑もからからになって、
不作の声がまわりからも聞こえてきて、
そしてやっと降ったかと思うと、大雨。
きっと日本のあちこちで、変な天気なんだろうな。

毎年、今年は~~って言っているから、
普通の夏ってのもないんだろうけど…
それにしても極端だなあ。
こればっかりは操作できないんだけど。
8月のお盆の時期に間に合わなかっためじか。
次の週には揚がりだしました。
友人に食べさせたかった(涙)
ここでしか食べられない私の一押しの魚です。

この夏、高知は気温としてはとても暑い夏、
そして雨はポツリとも降らない日々が続きました。
例年よりとても早くに(7月頭)梅雨明けして、
8月末まで雨は降らなかった。
畑に水をやることも諦めました。

そんな畑で唯一と言っていいんじゃないかな、
どうにか枯れていないバジル。
今年もバジルソースを作りました。
これもどうにかのにんじん。天然酵母にも使いました。
ヒヨコマメペーストとレバーペーストを作ったから、
お昼にパンを食べるのが楽しみ。

毎年ふうせんかずらがたくさん出て困ります。
とても涼やかでかわいくて良いんですけどね。
種がたくさんなっています。
緑の時も黒くなってからもハートマークがかわいい。

散歩に行くと仙人草が咲いています。

もう9月になりました。
新学期が始まって早々、台風で高校は汽車が止まって行けません。
この雨の後は涼しくなってほしい。






2013年8月26日月曜日

手作りせっけん


友人が作っているせっけん
この夏、せっけんを作ってみました。
普段は全身(髪も)石鹸で洗います。
オーガニックマーケットや作っている友人からせっけんを買うか、
アレッポのせっけんや純せっけん等で。
手作りせっけんはとても洗い上がりが良くて、
香りもいいから好きです。
でもどんどん使っちゃう。

実は自分で作るのもそんなに難しくないのだと知りつつも、
なかなか作らないで過ごしていたんだけど、
先日、東京から友人が遊びに来た時をきっかけにして、
作ってみようと準備しました。

そして作ってみました。
マカダミアのせっけんとオリーブオイルのせっけん。
しかしなかなかとろっとしない。
まあこのくらいかなしかたないなとパックに流し込む。
そしてなかなか硬くならない。
やっと切れるくらいになったので、カットしました。
とりあえずはこれで一ヶ月熟成させて見ます。

せっけんを作っている友人に聞いてみた。
どうもオイルと苛性ソーダを混ぜる温度がしっくりしていないのではないかな。
それとオイルの配合が柔らかい配合。
でもどうにか使えそうではある…
切った時のくずで手を洗ってみると、いい感じに泡立ち香りもいいし、
洗い上がりもしっとりさっぱりで、満足。

次はもう少しうまくできると思います。
オイルや香りやなんかを少しづつ変えながら試してみようと思っています。
それはまた楽しみなこと。

Tさん、送れるくらいに硬くなったら、送るから、待っていてね。

2013年8月24日土曜日

稲刈り


友人の田んぼの稲刈りを手伝いました。
早期米なので、真夏の稲刈りです。
この夏日本で一番暑いらしい高知です。

自然農を目指す友人の初めての米作り。
一粒ずつ種を蒔いて、水苗代で稲を育て、
一苗づつ手で田植えをして、
手で草を取り、
水の管理をして、
いのしし対策をして、
やっと稲刈りの日を迎えました。
その愛情たっぷりの稲を刈ります。
たくさんの勉強をして、たくさんの先達の話を聞き、
そして自分で試行錯誤して、
いつも稲のことを思い、
時に人の手を借りつつも、
一人で見守ってきた友人を、
とてもえらいと思います。
尊敬します。
頭が下がります。

突然稲刈りの日が決まりました。
そんな友人を手伝わずにいられません。
そう、何の用事も入っていませんでした。

心地よい風が吹き、思ったより暑くない日ではありましたが、
水が存分に掃けていなくてぬかるんでいるせいで、
運動不足の身には足下が疲れます。トホホ
それと水生植物がからみ、
思ったように捗りませんでした。
それでも半分近く刈ったところで、午前中終了。
その日はそこで終了としました。

二日目、人手が少なく、
その上前日より湿気があり風もなく、
何だかやばいくらい疲れてきました。
そこで次男に刈り手を換わってもらい、
私はそこから束ねる係りをしました。
あー情けない話。
その辺りから風が吹き出して、
幾分過ごしやすくなりました。
この日は午前中で終わりきれず、
午後もやることにしました。
そしてただ我慢比べのように皆がひたすら刈り、束ね、
を繰り返し、
6時には干してしまうことができました。
何だか午後には途方もなく無心に作業に打ち込みましたが、
そうです、終わりは来るのですね。

まあ友人にとってみれば、干した後も心配は続き、
作業も発生するのだから、もちろん終わりではないのですが…

でも田んぼには稲がなくなりました。
ガードレールに干してある風景は何とも美しいですよ。

私にとっては種植え少し、田植えと稲刈りを手伝っただけですけれど、
それでも充分に米として味わえる日が楽しみです。
友人は情が移りすぎて、口にすることができないのでは(笑)

毎年目の前に広がる田んぼを見てきました。
水を張った田んぼ、小さい苗が植えられた田んぼ、その育つ様子、
穂がつき出したな、穂がたれて来たね、と散歩のたびに話、
近所の人が、耕したり畦を塗ったり、肥料をまいたり、水を管理する様子を、
当たり前の光景として眺め、暮らしに溶け込んでいました。
しかし一つの田んぼの作業、光景に少し関わったことで、
もっと主食である米(うちは一月に30キロ消費)を大切に思い、
米作りの大切さや奥深さ、大変さを、垣間見ることができました。
るんちゃん、ありがとう。
もう少しで愛娘(?)に出会えるね。

早期米は稲刈りが真夏となり、手刈りは辛い作業となりますが、
それでも終わりは来るし、作業をした後の爽快感はいいものです。

あー楽しみだなあ。

2013年8月17日土曜日

夏休み

暑い毎日です。
高知は今年日本一暑いところとなっています。
もう体も慣れて、そんなに感じないですけど。

今月頭から次男が東京へ一人旅。
といっても、行きの高速バスの中だけ一人です。
そして、東京で親戚や友人の家3軒にお世話になり、
最後の一軒と一緒にこちらに帰ってきました。
そう、私としてはこのお客様が夏休みです。

お客様といっても、去年久しぶりに会った、
大学の先輩同士の夫婦とその娘さん。
夫君とうちのだんなは同じ研究室、
奥様と私は東京でルームシェアした仲。
(どうしてルームシェアすることになったかは不明)
去年夏、久しぶりに会って、
今年は土佐へ遊びに来てくれました。

もう東京の生活からすると、
この私たちの生活は360度違うわけでして、
そんなにあちこち出かけなくてもいいんじゃないかと、
夫とも話しておりました。
毎日、朝からのんびりして、暑くなるころ川か海かに行く、
明るいうちから風呂に入りビールを飲み、
たわいもない話をしてごろごろする。
自分たちで捕った貝があったり、地元の魚があったり、
もらったきゅうりだったり、畑にあるナスやおくらだったり。
それだけでどっぷり夏休みだろう。
私たちもそれは日常でありつつも、
そこに気の置けない友人がいるだけで、
すっかり夏休みなのです。
というわけで、最初は行こうかと話していたキャンプもなしで、
あっという間の一週間でした。

そしてその前に東京へ行って来た次男。
この男、言い出したらうるさいんです。
「母ちゃん、夏休みに東京行きたいがやけんど…えい?」から始まり、
自分のお金(新聞配達しているからね)で行くならと、
オーケーが出てからは、計画に余念がなく、時刻表を持ち歩き、
JRやバスを調べたり、行きたいところのHPを調べたり、
泊まるところへ連絡をしたり、
その都度こちらにも話しかけてくるものだからうるさいの何の。
深夜バスでつくなり、その日から飛ばしまくりで3日間東京を謳歌、
次の家に移り、友達と行ったディズニーランドでは、
38度の熱を出し医務室へ誘導され、
未成年だからうちへ電話がかかってきました。
そこで熱は下がらないので友人の家へ帰るように話はついたのですが、
すぐには帰らず、何個かのアトラクションを見て、駅で座り、帰ったのは5時くらいだったそうな。
全く無理しすぎです。
その後、3軒目に移ってからはほぼ休ませてもらって、体力回復に備え、
うちに帰り着いた時には元気になっていました。
行く前から予定表はびっしり、いくつも見たいところをピックアップしていましたが、
行ってみると人ごみと移動の大変さ、この田舎とは限りなく違う空気、
そんなこと取るに足らないことと思っていたんでしょうね。
いい勉強になったと思います。
それでも結構自分の思いは満足したようで、
見残したところをまた見に行くべく、また行きたいと次の計画でうるさくなりそうです。

そして長男はおととしの春と同じく、友達と自転車で九州の夫の実家へ行きました。
明日帰ってきます。
こちらは新聞配達をしていても、さすが高校生、お金が貯まらず、
自転車で四国を脱出して中国地方を縦断したいとか、
自転車だけで四国から九州まで行ってみたいとか言っていましたが、
時間も取れず断念しました。
もっと計画的になるべきです、次男を見習ってね。

しかし、次男は東京であちこちでお世話になりました。
今回思ったのは、東京(都会)で遊ぶにはお金がかかるなあと。
次男をあちこち連れて行ってもらったら、連れて行ったほうもお金がかかる。
東京では動くとお金がかかるんですよね。
こちらでは、ここにいる分にはお金はそんなにかからない。
お客さんを案内しても、行く先でお金がかからない。海山川でお金は払わない。
ガソリンとお酒と少しの食材と外食の時。
それは田舎の醍醐味だなあ。
もっといろんな人にここに来て、このあるだけの自然で遊んで癒されてほしいなあ、
と思うのですが、ここに来るまでにお金がかかる、
それもとても大きなネックです。
公共交通、高速料金がもっとお手軽になると、どこでも行きやすいのになあ…
呼びやすいのになあ…

2013年8月6日火曜日

自家製酵母

またまた発酵物。
子供が小さい頃、北海道に住んでいる頃、
パンの酵母を育てて、パンを焼いていました。
高知に引っ越すにあたり、その酵母種を手放してしまいました。
そして実家からパン焼き器をもらいました。
それから、ずっとイーストで手軽にパンを焼いていたんだけど、
そのパン焼き器が何年か前に壊れてしまった…
そこでパン焼き器を買ってしまっては、
また機械に頼ってしまうので、
酵母を起こそうと思っていながら、幾年月。
イーストで焼いたりはしていたけれど…

そして、先日、やっと酵母を起こすことにしました。
レーズンが嫌いな私はレーズン酵母はうーーーーん。
北海道の時と同じく、
穀物(玄米ご飯)、
野菜(じゃがいも、にんじん、山芋とか)、
果物(りんご、今回はレーズンを入れた、少しだけ) 
で、酵母おこし。
中島デコさんのレシピを参考にしたんだけど、
暑いのか、発酵が早くて、びっくり。
2日目には、元気すぎて、夜に仕込もうと思っていたら、
あふれてきてしまった!
急いで焼いたパンは、酸味が強くて、ドイツパンみたい。
味も濃いし、ふくらみも硬さも丁度良い感じ。
でもやっぱり、酸っぱい…
まあ何度かトライしてみないとね。

市販の天然酵母は使ったことないけれど、
毎回買っていてはお金かかるしなあ、って思ってしまって。
自家製酵母は残ったご飯や野菜でできるから、気が楽です。
酒かすのパンもお手軽みたいです。

でも酵母を育てるのは楽しいんだよなあ。
えさを与えて、増やすのも、おやおや菌が生きてますねって感じだしね。
えさで少しずつ味が変わるのも面白いよね。

是非お試しあれ!

2013年8月3日土曜日

稲刈り、夏休み



















ここらは海が近く暖かいので、2月ごろから準備して、
早期米を植えている家がほとんどです。
よって、もう稲刈りです。
外は、賑やかです。

今年は梅雨明けが早くて、それ以来雨がほとんど降っていません。
その上、ここ最近はとても暑い。毎日猛暑日。
以前は子供が小さかったので、昼からは川なんかにつからないと体が納まらず、
連れて行ったりして忙しかったなあ。
でも今は子供はそれぞれに大きくなり、それぞれに遊びまわるようになりました。
昼ごはんもも準備することもなく、夏休みだから大変なんてことがなくなりました。

下の中学生は夏休み前から部活の後には、海へ飛び込んで帰ってきます。
先日は近所の海で潜りながら貝を捕ってきて、茹でて家の庭で食べていました。
みんな真っ黒です。
今は一人で東京へ旅行へ行き、親戚や知り合いの家を渡り歩き、楽しんでいるようです。
初めての東京。

稲刈りが終わると、お盆が来て、台風シーズン到来。
今年はどうなるでしょう。
直撃もちょっと怖いですが、雨が降っていないからなあ。

夏休み真っ盛り!

2013年7月30日火曜日

布ナプキンワークショップと帰省

先日のオーガニックマーケットでの布ナプキンワークショップを開きました。
久しぶりのオーガニックマーケットでした。
時折涼しい風が吹き、思ったほど汗だくにならずにすんで、ほっとしました。
参加してくださった方の中には愛媛からの方が2名もいて、
(ネットで検索してこれ目指してきてくださった方1名)
何だか準備不足の感がぬぐえない私はとても恐縮でした。
その様子はオーガニックマーケットのブログに詳しくアップしてくださってます。
その中の方の完成したナプキンがかわいい!愛着のわくものでしょう。

九州にばたばたと帰省してきました。
今回はそれぞれの夏の予定の都合上、お盆には.帰れそうにないので、
7月のうちに3泊4日だけとなりました。
長女は仕事、長男は夏期補習中でしたので、下の子一人を同行。
残り組み2人は犬の世話、新聞配達、水遣り等を頼まれ、
もちろん食事、風呂(夏は五右衛門風呂も楽です)、洗濯等もあったのですが、
大変!よりも、母ちゃんがいない気楽な生活を楽しんだみたいです。
私も楽になりました。

九州では夫方のおじ様が入院されていたので、お見舞いに行き、
私の方の親戚が先日亡くなられたので、お参りをし、
お墓を掃除してお参りをして、
私の母の兄弟で唯一生存しているおばさん(86歳)に会いに行って、帰って来ました。
子供がそれぞれ大きくなり、帰省しても皆が高齢になり、
亡くなった方も多くなると、何だか寂しいものです。
私の方は両親が亡くなり、実家を貸しているので、泊まるところもなく、
父方の親戚は少なく、母方の実家のおば様が亡くなったので、
寄ることもはばかられ、もう墓参りに行くだけになりつつあります。
夫の方はまだまだ両親が元気ですので、行くとついゆっくりのんびりさせてもらってます。
しかし、昔のように盆正月に親戚が集うこともめっきり減りました。
小さい頃は楽しみだったんですけどね。

でも今年のお盆は友人一家が来てくれます。
去年十年以上ぶりに再会したY家がこの夏来高。
去年はうちの実家で三家族で合宿しました。
今年はここで会えるのが楽しみ。
また合宿です!

2013年7月23日火曜日

海亀の産卵

先日の金曜日、
海亀の産卵を見ることができました。
夫が夕方のジョギング中に、
笹場の浜の波打ち際で変な波しぶきを発見!
なんじゃあ、っと目を凝らしてみると、
亀が上がってきている。
脱兎のごとく帰ってきて、
「亀が来てる!ハァハァ …」
風呂上りではありましたが、
家族そろって浜へチャリを飛ばしました。
石が多くて上りにくそうでしたが、休み休み、
少し蛇行しながらだいぶ上がってきました。
そして、進めないのかなあって心配していると、
どうも砂を掘り始めていたんです。
犬の散歩中だった一人に伝えたんだけど、
その頃にはそれが広まって、
浜と堤防には、20人くらいにはなっていたと思う。





最初は前足も後ろ足も使って大きな穴を掘り、
そこから後ろ足だけで産卵用の穴を、
さらに深く掘っていました。
後ろ足の器用さにびっくり。
まるで人の手のように上手に穴を掘るのです。
できるだけ深く深く掘っていました。
そして、後ろ足を後ろにそろえると、
すっかり穴は見えなくなりました。
たぶんその頃から産卵しているようでした。
かすかに定期的に体が上下して、それがだいぶ続いていました。
その頃には日もすっかり落ちて、月明かりだけになり、
目を凝らして見なければならなくなっていました。
そしてまだ人は徐々に増えていました。
満月ではなかった、5日くらい早かった。

うーん、どれ位続くのだろうと思っていると、動き出し、
穴を埋めにかかりました。
そして大きなくぼみから這い出したかと思うと、
今度はまっすぐ海に向かいました。
帰りは早いものです。
たくさんのギャラリーに囲まれ、小休止ははさんでいましたけど、
帰りは早かった。
波打ち際の近くで、一度くるっと反転したんだけど、
それはギャラリーの携帯やらライトのせいみたいで、
光を海のほうへ向けると、またそちらに向かって、
そして波に乗って帰っていきました。

あー、とっても貴重なものを見せてもらったなあ。

近所に住む動物研究をやっている友人にすぐに連絡をしたんだけど、
本人は来られずに、所長は亀が海に向かっている頃やってきました。
そんな方でも「やっと見れたー、ちょっとだったけど」って言っていました。
さすが!甲羅を計測していました。長手85cm、短手69cm。

高知には海亀が産卵にやってくる浜がいくつかあり、
この中土佐町でも一昔前まではあったようで、隣の浜はまだたまに来ているようです。
笹場の浜にも来ていたらしいけれど、砂浜に石が増えたからか、最近は来ていないようです。
60を超えたおじ様が、「笹場で初めて見た」と言っていました。
見たいとは思っていたけれど、毎夜、見に行くわけにも行かないし、夜中だと思っていました。
今回たまたま早い時間で、たまたま夫が見つけて、 たまたま時間に余裕があった、
と、グッドタイミングでした。

今のところそのままにしてありますが、
昔より浜が狭くなっているので、
台風が来ると波をかぶるかもしれない…
孵化は9月くらいみたいだから、台風、やばいなあ。
専門のところに問い合わせをしてもらって、
いい方法をとれるといいです。
そのまま孵化してくれるといいんだけど。
9月の満月辺りは寝不足になるだろうなあ。楽しみだなあ。
2時間くらいの亀との接近でしたが、
とても神秘的で、感動!

亀さん、お疲れ様、たくさんの目があってごめんねえ、
―ありがとう―





追記:夫はいつも鯨いねえかなあ、と海を見ながら堤防を往復して走っているようです。
    今回は亀をうまく見つけましたが、次は鯨を見せてほしいなあ。

2013年7月18日木曜日

選挙

今度の日曜日、21日選挙ですね。
つい最近まで国政とか、選挙とか、全く興味がなかった、と言える。
しかし、ここのところ、選挙で盛り上がっている。
  
政治や世の中の仕組みや、そんなことをだいぶ知った。
やはり、おととしの震災がきっかけだ。
それから、色々教わりもしたし、考えるようにもなった。
それを話し込むようにもなった。

それが、知れば知るほど、わかればわかるほど、呆然とする。
悲しいことに。
私が知っていることなんて、考えていることなんて、まだまだ序の口だし、
もしかしたら、それさえも本当かわからない。
まあ個人の主観が支配しているんだけど。
でも今の政府が本当のことを国民に伝えていないことだけは本当。
今となっては色んなことに裏があり、そして一国民としてだまされていたんだな、と思う。
おいしいとこだけ出して、その裏にある大きな犠牲は上手に隠す。
教えない、報道しない、国民のためという大義名分でだます。

そろそろみんな気付いてほしい。
あんな震災もあって原発の安全神話は崩壊したのに原発再稼動、原発輸出、
戦後70年近いのに未だに米軍基地があり、空を自由にオスプレイが飛んでいる。
国防軍の話しも出て、TPPも参加するなんて。
経済が良くなっているなんて、一般市民には、そんな実感は全くない。
実は犠牲にしていることはとてもとても大きなことで、
私達の先祖に申し訳なく、子孫をつぶしかねない。
国外脱出する人の気持ちがわかる。

カンタ・ティモールという映画を見た。
情けないくらいに日本がしていることを恥じ、
それを知らない自分を恥ずかしいと思った。
そんなことがたくさんたくさんある。
東ティモールの民はあちこちの侵略から暴力でなく、精神力、絆で独立を手にした。
それはそれはすごい犠牲を払って、でも自分達の文化・魂は守ったんだと思う。

日本は第二次世界大戦で敗戦したけれど、
その後独立したと思わせられている、民主主義国家。
でも、実は敗戦国は敗戦国で、まだ戦後は終わっていなくて、
目に見えない形で占領されていて、国民は上手に踊らされているのだなあ。
民主主義という洗脳をして、アメリカ的な憧れの生活に近づいて、
先進国という仮面を着せて、未だアメリカに支配されている。
アメリカの植民地なら、そうわかっている方がまだいい。
それを知ってしまうと、色んなことがすんなり理解できる。
それは知らないほうがいわゆる幸せなのかもしれないけれど、
でも悲しい。
知ってしまうと、とても歯がゆく情けないけれど。

そして、今、私は変わる時だと思っている。
政治もだけど、国民も長く目を背けてきた隠された支配から、
一歩を踏み出す時だと思っている。
それはとても難しいことだけれど、まず気付いて一歩を踏み出すことは大きい。

今回の選挙で、多くの議員を知った。
大嫌いな選挙演説、街頭演説もいくつか聞いた。
上っ面の言葉をわざとらしく訴えているようにしか聞こえない。
演説演技は上手、内容は選挙対策。ばかにしてる。
ほんとのことを言ってほしい。
ほんとのことを言った上でできないこともあるだろうから。
ほんとの気持ちをほんとのことを本気の言葉で、国民の魂をつかんでほしい。
そして国民、一般庶民のために政府を回してほしい。
そのために私にできること。
それは日々を大切にしながら暮らすこと。
きちんと候補者を見極め、支持する人に投票し、そしてずっと応援すること。

だから、その土地でとれたものを安心しておいしく食べられるように、
美しいこの国土で、健やかに暮らせるように、
日本国民として誇り高く子々孫々生きていかれるように、
きちんと意志を持って、選挙で投票しよう。


2013年7月16日火曜日

紬市その十終了、そして布ナプキンワークショップお知らせ

14日、紬市終了しました。
この日も暑い日でしたが、
それまでの何日かの暑さに比べれば、
ちょっとましだったかな。
お客様は移動してこられるので、
暑かったと思います。
毎回、梅雨明けしておらず、
雨の心配をしていたんですけど、
今回は暑さと台風の心配をしました。

お客様はちょっと少なめでしたが、
のんびりとまったりと、楽しい一日でした。
お客様、出店してくださった方々、
どうもありがとうございました。

今年はうずまき舎のちよちゃんが、
こだわりの古本屋さんをしてくれたので、
出店者も本に読みいったりして、
縁側はしばし何とも本屋さんの立ち読みのような状態で、
不思議とおもしろい空間でした。

ポラリティーセラピーの寛子さんは今年はベッド持参で、
本格的にポラリティーセラピーを体験していただけて、よかったです。
うちの庭でセラピーを受けている風景は、
こちらまで癒される感じでした。
私は閉店後受けるつもりだったのに、
話に夢中になって、受けるの忘れていた…
オーガニックマーケットで受けよう!

絹織物のクリノハ制作舎の袋物はとても素敵でした。
染から織り、縫いまで手仕事で、
美しく丁寧でセンスもあって、
うーーーんとうなってしまう。
どれもこれも丁寧で、縫い物をしている私には、
楽しくちくちくしているやまこしさんの姿が思い浮かびました。

ホイタラさんのカトラリーも丁寧で、
職人の人柄が伝わってくるものでした。
今年は出品だけでしたが、
来年は是非来てねー、暑さに負けないで!

そしてお世話になっている天の川工房
優しい色合いで素敵なデザインの麻の涼しげな帽子。
帽子って形が難しいけど作るのは楽しそう。
美味しいクッキーも出していただきました。

食べ物は、おねおね畑さんの冷やしそうめんとそば。
いつものように優しい味。
暑かったから沁みました。
まーさん堂のサーターアンダーギは3個くらい食べてしまった…
森澤さんのお塩はリピーターの方もいたし、
テレビで紹介されたのを見ていた方たちもいて、
定着しているんだなって嬉しい。

まーさんのカリンバや竹の笛(?)の音が時折聞こえて、
終盤、何だかまったりくつろいでいるところの写真を夫に撮られました。
途中は撮ることを忘れているんですよね…
市の感じが伝わらない…

そして次の土曜はオーガニックマーケットで布ナプキンのワークショップをやります。
久しぶりのオーガニックマーケット出店。
こちらもどうぞよろしく。