2011年10月25日火曜日

布ナプキン キット

布ナプキンのキットを用意しました。
次のオーガニックマーケットに持って行きます。
大中小、それぞれ1枚づつがセットになっていて、
それぞれのサイズにカットしてあるものもあります。
それを縫って、染めての作業は自分で楽しんでやってみてください。

自分で作った布ナプキンを使うと、
自分の生理と向き合い、体の声を聴くことができますよ。

使っている布は無漂白の綿ネル地です。
とても気持ちの良いものです。
私はそれを子供のパジャマやタオルにして使いました。
オーガニックコットンの二重ガーゼとあわせにしておくるみ、
綿の荒い織りの布とあわせてひざ掛けなんかも作りました。
赤ちゃんのオムツ、ライナー、母乳パッドなんかも良いようです。
m単位でお分けできます。
是非、次のオーガニックマーケットへおいでください。

ただ今、布ナプキンワークショップ準備中!

酵素ジュース できあがり


酵素ジュースはとうとう一昨日くらいから、泡が出てきました。
かれこれ2週間。
漬け込んだ野菜や果物はしわしわになり、
エキスを出し切ったといった感じ?
涼しくなってしまったので、なかなか発酵しませんでした。
以前は発酵促進剤を入れ海の精も入れていましたが、
今回はそのままいただきます。

味はまだ酸味はありません。
色んな味が混ざった甘さです。
梨の味が強いかな。
おいしいですよ。
香りは何だかきゅうりの漬物みたいな香り。
先日酵素教室をされている夏の疎開で知り合った方から、
「きゅうりを入れると漬物臭くなる」との情報。
すでに仕込んでいたので、仕方なかったのですが、
早くから漬物の香りはしていました。
しかし、今日飲んでみて安心しました。
そんなにきゅうりの漬物の味はしませんでした。
良かった。

木村りんご園のりんごがあるから、
りんごの酵素ジュースも早めに仕込もうと思っています。
きっと発酵しやすいでしょうね。

そういえば、春に作った梅シロップが発酵していて、
開けるとぷしゅって言ってたな。
生きてるなあ。

酵素とか酵母とか菌を育てるのって面白いですよね。
目に見えない小さな生き物がどんどん繁殖していて、
おおー、生きてる生きてるってわくわくします。

2011年10月18日火曜日

部活

部活と言えば体育会系で、先輩が怖くて、
忙しくてきつくて暑くて…
みたいなイメージが私にはあります。

長男が中3で先日、県のサッカー大会で、無事引退しました。
よく3年間続きました。
あれもしたい、これもしたい、とにかく遊びたい…
そんな年頃です。

毎日の練習から帰宅すると8時過ぎ。
宿題もままならないまま、知らぬうちに寝てしまって…なんて日が続き、
休みはほとんど練習試合か試合で消えました。
成長期で足が痛くなり、休まないといけなくなると、嬉しいやら悲しいやら、
試合に出られない悔しさもあったり、
仲間とはいざこざがあっても、喜びや辛さも共有して、
終わってみれば3年間、よく続きよく頑張った!

今は私たちの時代に比べると、
先輩は怖くないし、監督(先生)も怖くないし、しきたりとかも厳しくない。
休む理由も「家族で出かけます」「買い物に行きます」なんてのが通じるし、
何かだいぶあまあまな感じで、汗と涙と…といった感はありません。
しかし、試合の後の挨拶(ありがとうございましたってやつ)には、
悔しさも寂しさも喜びも混じったちょっとハイな感じでも、
今は今の爽やかな風を感じました。青春やねえ。

もっと時間がほしいと言っていたわりに、
「終わってみれば、寂しい気がするなあ。やっぱサッカーやなあ」
なんて言っていて、
あれもやれるこれもやれる時間ができたのに、
何をやりたかったんだっけ?状態がしばらく続くのかも。
まあ、受験勉強のために部活引退したんだけどね。

終わってみれば、あっという間。
色んなことを教えてもらったね。
とりあえず、お疲れ様でした。


2011年10月14日金曜日

生活感 その三

私たちにとって生活感の大切な一つに季節があります。
どういうところで生活感が感じられるか、と同時に、
どういう時に生活感があるかということ。

もちろん生活とは衣食住。
季節とともに衣も食も変わる。
住は?
狭い国土で、ねずみの寝床といわれるほど小さい家に住む日本人、
一部の方は家ごと替わる(避暑地に別荘とか)こともあるのかもしれませんが、
一般的には、家という器は同じ。

冷房装置や暖房装置が変わる、
敷物、カーテンが変わるとか?

我が家は古い農家を借りて住んでいます。
日本の民家は良く考えられています。

基本的に夏向きにできていますが、
夏は建具を取っ払って、ワンルームのようにしています。
開放感もあるし、家中の空気が入れ替わります。
朝日が当たらないのは難点ですが、夏は涼しいです。

そう冬は寒いです!
必死で抵抗しています。
建具を入れて、家の中を小さい空間に仕切ります。
暖房を入れても小さい空間だと暖まりやすいです。
そしてなるべく小さい空間で生活する。
あちこち暖めてたら大変ですから、
なるべく同じ部屋に集まっています。
土間には薪ストーブを設置し、
火鉢も使います(餅や干物や、色々焼けます)。
カーテンは嫌いなのでしませんが、布をあちこちにたらします。
隙間風だらけですから。

冬から春になると、家もじょじょに広がりだし、
開放的になり、気持ちまで広々としてきます。
同じ家にいても気分が新しくなり、とても快適。

同じ家にいても(家で仕事していても)必ず外につながっているし、
季節によって家族構成によって、色々と空間を替えて楽しめる。
だから風土に合った建物は優れものです。
大きくなくても外を取り込めば大丈夫。
先日の取材で、今年は早々と冬の家に変身しました。
火を入れるのはもう少し先ですが、冬が待ち遠しくなりました。
きっと冬になると寒くて、春が待ち遠しくてたまらなくなるんですけどね。

2011年10月11日火曜日

またまた習性

子供にとって、特に小学生にとって、
普通の家(一般的に世の中の標準的な家庭)と比べて、
色々と違うところが多いらしい、たぶん。
私がお付き合いしているところでは、そんなに特別感はないんだけどなあ、
おかしい…

長女は自分が地軸のごとくお年頃、人工的な匂いをさせている。
貴重な時間の多くをメールに費やし、親の意見にはとりあえず反抗してみる。

長男は思春期を迎えて、にきびが浮かび、
心の中にどうにもこうにも抑えがたい感情を抱えている。

テレビが映らないこと、お風呂は五右衛門風呂で、
クーラーはなく、自分一人の個室もない、
洗濯物にいい匂いがしないし、リンスはお酢だし、
玄米が毎夜出てくるし、肉はない日があるし、
インスタントラーメンも常備してない、
ご飯の後は洗い物しなくてはだし、
学校で「時代遅れや」と言われるし、
…不満はいっぱいなわけで…

そんなこんななのに皿を洗う時は洗剤を節約し、水を使いすぎた次男を叱り、
洗い物が増えると言って皿を汚さないようにするし、
よその洗濯から返ってきたものを匂いに酔ったといい、
火鉢でほたれや餅を自分で焼いて食べ「やっぱ炭で焼くとおいしいね」と言い、
白米おいしいねって言い、外食するとのどが渇くと言い、
肉食や脂っこいものが続くと胃がもたれると言い、
「もったいない」ってよく言うし…

そんな様子を見て、しめしめと思う。
頭では不満がいっぱいでも、毎日の母ちゃんの呪文のおかげで、
体に染み付いた習慣があるのだ。おほほほ!

習性ではなく、習慣か。

2011年10月10日月曜日

酵素ジュース














久しぶりに酵素を仕込みました。
秋の酵素です。
酵素作りを教わったのは、かれこれ12年くらい前でしょうか。
長女はアトピーがひどい時でした。
友達から酵素作りを教わりました。

春の酵素と秋の酵素。
簡単に作り方。
春は芽吹いた草や野菜なんかを、秋は収穫された野菜や果物を中心に、
10キロを刻んで、白砂糖を11キロと混ぜます。
毎日、手でかき混ぜて常在菌も仕込みます。
10日から2週間すると、発行して酵素が出来上がります。
その液体を薄めたりして飲みます。

生き物がそれぞれ持つ酵素を私ら人間がいただいて、免疫力を高めるというもの。
色んな効果が望めます。

大変だけど、年に2回仕込んでおけば、後は楽チンですので。

でも、そのうち、長女のアトピーも落ち着き、
次男も生まればたばたと仕込めない時が続き、
私のことですので、忘れてしまっていました。

でもこの福島原発でまた話題になるようになり、
私も久しぶりに仕込んでみたのです。
夏の疎開プロジェクトの時に、
「少しづつ作ると楽だよ。」と教わりました。
確かに!そのとき採れたりもらったりした野菜や果物で作ればいいんです。
はんぱなくたくさんもらったりしますから。
季節の味も楽しめるし、
シンプルにりんごの酵素の味、かぼちゃの酵素の味、とか、
にんじんとりんご、トマトとピーマンとなす、なんて組み合わせで楽しんでみたり。
今回はいただいた梨があったのと、畑で取れた最後の小さいにんじん、
同じく小さいかぼちゃ、転がっていたりんご、
オーガニックマーケットで買ったきゅうりとしょうが、です。
さてどんなジュースができあがりますか、楽しみ。

2011年10月9日日曜日

生活感 その二

我が家のすぐ近くに空き家があります。
私たちが来て2年くらい経った時に、一人で住んでいたおばあさんが怪我をして入院して、
それ以来、空き家になっています。

たまにおじいさんが管理に来ていますが、
外回りを整理しているだけで、家を開けてはいないようです。
その家をのぞいたことがあるのですが、
(雨戸が空いているところから少しだけです、時効にしてね)
おばあちゃんが出て行った日の朝ごはんのままのようでした。
もぬけの殻になったまま何年も過ぎているようです。

散らかっている様子は生活感があるようなのに、
暮らしの匂いはしない。
どうしてだろう。
食べかけのごはん、読みかけの新聞、脱いだままの洋服…
そんなものがあっても今の生活感がなかった。
ということは、生活感はどこから生まれるのだろうか?

田舎の家では外回りにも住人がいるかいないかはわかります。
洗濯物ももちろんですが、草刈や植物が手入れされているか、
雨戸ももちろん、家のメンテがされているかとか。

家の中になると、私は空気ではないかと思うのです。
今、窓が開いているかいないかではなく、
空気が入れ替えられているか、人々が日々動いているか…

使われている家の留守にたずねると、
今、留守なんだな、出て行ったばかりだな、すぐ帰ってきそうだな、
なんてすぐにわかりますよね。
人の気配を持っています。

きっと空き家になって長くなると、空気が動かない時間が支配して、
内部空間の時間が止まってしまうのではないでしょうか。

家は、特に一軒家は、定期的に開け放って風を通さないと、
すぐにだめになってしまいますよね。
人が住んだらあちこちと疵を作り、消耗、磨耗してしまうのに、
人が住まなくなると、家は息を止めてしまいます。
家は人を家族を人生を内包する生き物だと思います。
家は人が住んでいるからこそ生きているのです。

2011年10月6日木曜日

布ナプキン

私が布ナプキンを使い出して15年近くなります、たぶん。
色々試しました。

使っていていいなと思うことは、ごみが減ることです。
そして買い置きがなくても気にしないということ。
もちろん使い心地もいいですよ。

生理不順や生理痛が改善された、
匂い、かぶれがない、
出血量が減った、
などの声もあるようです。

私は以前から女性系は強いようで、
生理不順も生理痛もほとんど経験がありません。
でも、やはり気持ちよくて、ストレスがないから、
使い続けています。

使ったことなくて、トライしようかなという方は、
吸収量を気にしたり、お手入れを心配していたり、ですね。

まづは家にいる時から始めてみてはいかがでしょうか?
ネルでできているものが多いですが、やはり吸収力はいいように思います。
使い古しのタオルとかは吸収力はありますが、浸透性もいいので、
下まで通ってしまうことも多いです。
洗濯は専用の小さなバケツを用意して、水に浸け置きします。
私はそれを手で揉んで、他の洗濯物と一緒に洗濯します。
そんなに気を張らなくてもかまいません。
何事もやってみたら意外と簡単なことってありますからね。

今は流行のように、ネットでも売られていますが、
使い古しのタオルやシャツ、シーツ何かでやってみることもできます。
適当な大きさ(だいたいフェイスタオルくらい)に切って、
細長く折り、使い捨てにしてみては。
旅行中も大活躍です、洗濯はなかなかね。
子供の布オムツも私の布ナプキンとして消えていきました。

少しづつではありますが、普及活動にも参加しています。
オーガニックマーケットでは一応、並べています。

先日丁度、布ナプキンに使っているネル地がなくなって、1反注文しました。
また少しづつ作りもしますが、
今回はワークショップをしたいなと思っています。
自分のナプキンは自分で作る。

汚物と言われていますが、
自分で作り、洗ってまた使える布ナプキンを使うと、
汚物ではなくなります。
ぜひ、手軽にやってみることをお奨めします。

2011年10月3日月曜日

生活感 その一

先日、雑誌の取材がありました。
住まいの取材でテーマは「基本に還る」…

夫は出張が続いていたし、地区こぞっての運動会があったし、
友人母子が滞在中だったし、
何かとばたついていた最中でしたので、
掃除と日々の片付けは最低したものの、
これを機会に片付けたいここやあそこはそのまま、
さらに押し込まれた押入れとか納戸とか…
でもそれが日常であり生活感ではないのでしょうか。

だってインテリア雑誌や住宅雑誌で見る家は、
生活感がないものが多い。
確かにきちんと片付けられている家はたくさんあるだろうし、
そこが奥様の腕の見せ所だし…
でも我が家も同じく片付いてはいても、
住んでいるのだから、湯飲みや新聞、
洗濯物や子供のおもちゃ、本、回覧板にもらった野菜、
その他、雑然としてしまうもの。
片付けた雑誌に乗っている状態でキープはできない、はずです。

ということで、開き直りましたよ。
私、片付け上手ではないですから、
生活感たっぷりで行きましょう。

写真を撮ってくださったのは、夫の前の職場がらみで面識のある方でした。
とても素敵な方だし、かっこいい人間性あふれる写真を撮っていらっしゃる、
信頼のおける方です。
「きっと生活感あふれるかっこいい写真」を撮ってくれるに違いないと、
大先輩に一任することにしました。