2012年8月27日月曜日

秋の準備

帰省して帰ってきてから、すっきりと晴れる日がない。
毎日スコールのような雨が何度となく降る日が多く、涼しかったり蒸し暑かったり。

畑は見事に紫蘇畑のようになってしまって、
オクラとピーマンと小さいにんじんくらいしか採れない。あとバジルは茂っている。
そろそろ秋の準備をしなくてはいけない。
毎日雨の合間に少しだけ草むしりをしている。

帰省から帰ると米が尽きていて、ここで作られている新米を買った。
早期米だから、お盆には新米が食べられる。
おいしい。
うちでは、半分くらい玄米で食べているのに、1ヶ月に1袋(30kg)がなくなる。

実家の家は早速入居希望の方が現れ、借りていただくことになった。
実家が空き家であると、墓参りに行きやすく、海が近いので夏はいいんだけど、
家って空き家にしておくと、見る見るうちに命を亡くしていくから、
ほんとありがたいことだ。
仙台からの移住の一家で、そんな方に借りていただくのは、ほんと嬉しい。
この辺りで空き家を探しても貸してもらえないことが多くて、
せっかくの移住の方からお話が来ても、紹介できず、悔しい思いをしているから。

夏休みもあと少し。
次男は毎日、元気に遊びまわっている。
高校組2人は学校はすでに始まり、実力テストも終わった。
何だか追い立てられるようで、かわいそうな気もするけど。

私も次男と同じく夏休み気分から抜けきれないけど、
9月1日には久しぶりにオーガニックマーケット出店だし、
またぼちぼち仕事を始める。

オーガニックマーケット、9月出店は1日と15日です。
開催時間も夏時間が終わり8時から14時までとなります。

2012年8月21日火曜日

帰省

9日から16日まで、九州へ帰省していました。
私の実家は長崎の西海市にあります。
長崎は複雑な形をしておりますが、その外海に面した、漁業が中心の田舎です。
実家は空き家になっており5月まで借りて住んでもらっていましたが、
6月から空き家になってしまいました。
明け渡しに立ち会えず、そのままでしたので、お墓参りと、家の状況確認に帰りました。

そして、こちらから友人一家を誘って夏合宿となりました。
そこに東京の友人一家も合流。
3家族がキャンプ状態。

東京からの一家(Y家とします)は、大学の先輩夫婦で、
奥さんとは東京に住んでいた頃、ルームシェアしていた方で、
15年ぶりの再会となり、娘さんとは初対面でした。
こちらから一緒に行った一家(I家とします)は、3.11後、東京から疎開移住された家族です。
I家と知り合ったのは、高知の知り合いを介してですが、
話をしていたら、I家とY家は東京で懇意にしていたことがわかり、
何ともいえない縁を感じ、またI家の奥さんのお姉さんと東京で遊んだことがあったのです。
そんな不思議な縁で繋がった3家族は、お互い昔からの知り合いだったかのごとく、
また何年ものブランクを感じることなく、とても楽しい時間を過ごすことができました。

空き家ですので、前もってガスと水道と電気の手配をするべく、あちこちへ連絡。
ガスと水道の手配はできましたが、電気は契約しないと使えないとの返事。
契約とは1年以上からだそうで。
なんというか、それなら使わないよ、と。
電気のない日々も経験しようと、それはそれで楽しむつもりで出かけたのです。

初日、早朝出発。
夕方明るいうちに着くなり掃除(梅雨を越えてカビがふいていた) 。
暗くなる前にと食事の準備を急いでいたら、うちの長女、
「ブレーカー上げたら電気ついたで!」と興奮気味。
そしたら、あちこちで子供達が「これも点いた、あ、これも!」
といらぬところまで、パチパチ点けてまわる始末。
あー、電気が点く喜びって…。
それで明るい食卓となりました。
しかし、冷蔵庫と洗濯機とクーラー、扇風機はない生活でしたけど。
天気が今ひとつだったので、3軒分の洗濯物は脱水もないので、乾かず、
とうとう着替えがないことになり、乾燥機をかけに行きました。
でもどうにかなるものです。
たぶん、この電気使用については、秘密にしないといけないのですが。

近くの浜で遊んで、ついでに貝も捕獲したり、
バイオパークにも久しぶりに行ったり、
佐世保バーガーを求めて佐世保の町も歩きました。
なんと言っても、気の置けない友人とのおしゃべり。
楽しい日々でした。

東京から移住した家族、東京で暮らすことを覚悟した家族、
それぞれが色々な思いを抱えて、それで家族であること、幸せであることなんかを、
つくづく考えさせられる3.11であったのだなあ、と。
私達は高知で相変わらず暮らしていますが、
それでもやはり、色々と考えさせられました。
でも意識が変わったこと、それはプラスではないかと思います。
生きていく上で出会える人には出会えると思っています。
だから“もし”なんてないんだろう。

ただただ、政府、マスコミは正しい情報を流してほしいと願うばかりです。
今は期待もしないけれど、せめて正確な情報を流してほしい。
判断は自分達でするから。
誠実な対応を願ってはいるけれど。


家の状況は、締め切っていたせいで、カビが発生していましたが、
掃除して風を通したら、カビ臭さもすぐにとれました。
ここを空き家にしておくのはとても怖いので、誰か住んでくださいませ。
草と湿気にやられてしまいます。

そして、お盆ですもの、墓参り。
お盆にはお墓でちょうちんをとぼします。
15日のはずが、14日になってしまいましたが、
思いもよらず賑やかで、父母も喜んでくれたでしょう。

また日常が始まり、一時帰宅した夫も、また台湾へ行きます。
次男は、もう少し夏休みが残っていますけど。

2012年8月4日土曜日

一人旅

今日、長男が旅から帰って来ました。
自転車で四国一周の旅。
彼にとって初めての一人旅。
自分で計画してテントを積んででかけました。

初日にはパンク。
どうにか直してもらったもののまたパンク。
高知の知人に助けてもらって再出発。
どうにか予定通り室戸で野営。
しかし目が覚めると台風の影響で雨風が強く、テントから出られない…
そりゃあ台風のメッカ室戸岬ですもの。
それでもなんとか向かい風の中出発して徳島市内に到着。
前夜に知り合ったお遍路のおじさんに聞いた人を探すも見つからず、
とうとう電話してきました。
行く前は「雨降ったらどうするが?寝るとこは?」と言う次男に、
「雨ぐらい覚悟しているし、いざとなったらどこででも寝れるさ」と言っていた長男。
あれはどうしたんだ?それくらい覚悟していたんじゃないのか?
自分でどうにかしろ、と言いたいのを我慢して、
「誰かに聞きなさいよ、徳島の知り合いに電話してみるけど、自分でも探してみなさい」
と言うに留めました。
一人で心細くなっているところにあまりにも突き放すことができませんでした。
結局知り合いには連絡が取れずにいると、
「旅好きのおじさんが泊めてくれるって」とメール。
良かった、自力でどうにかできたやん、と一人旅の醍醐味だなとおじさんに感謝。

それでどうにか自力でどうにかすると思っていたら次の晩にも電話。
またもや泊まる所。
予定していたところが閉鎖していて、もう一つはお金がかかるからいくらか調べてほしいと。
そんなの、そこにいる人に聞けよ!と怒鳴りたくなりました。
結局、そこに有料でテントを張ることにしたみたいです。
最後の日は予定通りのところに泊まることができて、
今日夕方無事帰り着いたという次第。

4泊5日の旅は、彼にとって大変だったかな、楽しかったかな?
私にとって少しの心配はあったけれども、大きな期待をして送り出しました。
しかし、ふたを開けてみればくじけてしまいそうな電話が…
始めは情けない気持ちでしたが、ふと考えました。
彼にとって初めての自転車での一人旅。
まあ口ではでかいことを言っていても、不安もあったでしょう。
そして、一人で迎える困難は、私が思っている以上に彼には大きく感じたのかもしれない。
確かにその困難をどうにかなることとして捕らえられないのは仕方ないことなのかもしれない。
だって経験したことないんだから。
私にとって見れば些細なことでも、一人で解決したことのない彼にとっては初めてのこと。
だからそれを理解して、やんわりと突き放そう。
頭ごなしに叱るのはやめよう。
そう理解して私の気持ちを抑えました。

かわいい子には旅をさせろってね。
きっと彼にとって、一人で旅するということがこの旅の一番の収穫だ。
これを繰り返すことによって、乗り切る方法も旅の楽しさも自分のものにしていくでしょう。
実際、面白い話がたくさん聞けました。
若いっていいなあってね。

今は不幸なことに携帯が普及して、彼の成長の機会を摘んでいると思いました。
どうしてこんなに離れたところに助けを求めるのか?
そこにいる人に助けてもらいなさい。
こちらも連絡ができると思うと無事を確認したくなる、出ないと心配する。
ないならないでどうにでもなるのに…知らせがないのは元気な証拠…
私からの連絡はぐっと我慢しましたけど。 テレビ(うちにはありませんが)、PC、携帯…
というものはある程度大人になってからで充分なんじゃないかな。
どちらにしてもそのうち使わなくてはならないようになると思うから。
子供のうちは、もっと実感の中で生きてほしいと思います。
手を使うこと、体を使うこと、その上で頭を使って生き延びてほしい。
人と関わること、助けられていることの実感、だれかのためにやりたいと思う気持ち。
今回の旅でもたくさんの方に出会い、助けられています。
本当にありがとうございます。

今回の長男の旅、4泊5日、走行距離800キロちょっと、だいたい四国外回り一周。
体も精神も成長して帰ってきました。
私も親として考えることができました。

長男よ、ありがとう、そしておめでとう。









2012年8月1日水曜日

夏休み

とうとう8月。
台風の影響で久しぶりの雨模様で涼しい天気です。
海はすごく荒れています。

昨日から長男は自転車で四国一周の旅にでました。
タイヤの調子が悪いと寸前になってタイヤを注文して、
2日遅れの出発になり、それだけでちょっと出鼻をくじかれました。

昨日はやっと出発したものの、
タイヤが修理できないくらいパンクしてしまって、
どうにかたどり着いた自転車さんでチューブはなく、
何とか修理してもらったもののすぐにパンク。
くじけそうになって電話してきました。
そこで私もとうとう助け舟。
負のスパイラルに入ってしまった感の長男。
高知に住む知人に頼みました。
スペアチュウーブを買って届けてもらうこと。
助けられてどうにか再出発できたようです。
ホイタラさん、突然お世話になりました。
とても助かりました。
 
そして今朝は予想通り雨風にやられている様子。
今朝は室戸から「出発できるだろうか」と電話がありました。
あーーー携帯って、便利なんだか…
何だか彼にとっては波乱ばかりの出発ですが、
これから持ち直して、どうにか無事一周して帰ってこられるよう。
初めての長距離の自転車一人旅。いいなあ。

次男は昨日、町の水泳記録会を終え、一つほっとしたところ。
毎日、海や川で泳いでいるのだけど、水泳となると面白くない様子。
小さい学校ゆえ出番は多く、得意ではない背泳でもエントリー。
朝から前夜の入江選手銅メダルの映像を見て行きました。
負けず嫌いの次男は苦痛だったようだけど、25m泳ぎきりました。
25m背泳ぎできるというだけで、私にとってはすごいと思うんだけどね。
そして100m平泳ぎではなんと1位。
何とも嬉しそうな顔をしていました。
よく頑張りました。
次は土曜日の町の弁論大会。
あー小学生も忙しいもんだ。

長女はと言えば、受験モード本番。
先日、志望校のオープンキャンパスに行って、
どうもここじゃない、と思ったらしく、今になって探しなおしています。
あー高校生も大変、大変。

あー親も大変なんだけどなあ。
そろそろ九州帰省の準備を始めないとなあ。