2023年8月21日月曜日

夕空

 

十勝も暑い夏が続いています。

ただ、空の雲や風、お盆を過ぎて秋の気配ではあります。

周りの畑もトウキビは盛りを迎え、ジャガイモは収穫待ち、

豆類は鞘を膨らませています。


夏は私にとって、切ない気分も運びます。

長崎で育った私は、どうしても戦争・原爆といった事を思い出す時でもあります。

特にこの数年は不穏な空気で、人間の愚かさを痛感します。

ロシアウクライナ戦争も各国の首相も報道も教育も…

この暑さも物価高騰も少子化対策も…

どうして日本で武器の見本市があるのか…

もうこの先日本は世界は地球はどうなるのか、不安は募るばかりで、

さすがに子供を産みたくなくなる気持ちもわかる気がします。

日々の暮らしを営みつつ、自分の生きている時代だけでなく、

自分に関わっているいる人々、自分の周りで暮らしている人々の、

そのまた子孫の先の先に、明るい未来を世界を想像できるように。

人間とチンパンジーの違いは想像できることらしいから、

その脳みそを賢く優しく豊かに使いましょう。


台所の窓から風呂上りに夕空が見えています。

もうすぐ夕空ではなく夜空を迎える季節になります。

新居の冬支度を始めなくてはなりません。



2023年7月11日火曜日

引っ越ししました

 


やっと引っ越し先が決まり、荷物を運び込むことができました。

仮住まいも1年になってしまいましたが、結局いいところに落ち着くことができました。

南にはもうすぐ刈り取りの小麦畑が広がっています。

十勝らしい景色の中で暮らせることになりうれしい限りです。

家は快適です。少しづつ改造しながら楽しみたいと思います。


しばらく御無沙汰でしたが、あっという間でもあり、しかしながら色々と変化もあり、

今年は区切りの年かもしれません。

長男が熊野本宮で結婚式を挙げるというので、何年振りかで家族全員が揃いました。

今のところみんな元気です。


これからもお付き合いのほど、よろしくお願いします。

2023年2月7日火曜日

ホワイトアウト

 

すっきり晴れている日が多いものの、たまに雪が降り積もります。
先日の夕方、帰宅途中、もう少し遅かったらホワイトアウトでした。
降っている時や曇り空の時は、郊外はどこを走ったらいいのかわからなくなります。

ホワイトアウトになると北海道ならではの路肩を示す矢印やポール、光ってます。
夜のうちに雪は積もり、強風が吹きせっかくの雪かき後に吹き溜まり。
朝からさらに雪かきして出かけました。
十勝はたまに雪なので助かりますが、毎日のところもあり、頭が下がります。
人ってどこにでも暮らすなあって思います。
こんなに冷えるところで暮らし始めた人ってすごい!
今はほとんどの道にもう雪はありません。

すっかり年も明け1月は行き、春節も節分も立春も終わってしまいましたが、
今年もよろしくお願いします。
夫ももうじき帰ってくるようです。



2022年12月19日月曜日

とうとう根雪

 




とうとう根雪の十勝です。
マイナスも二桁になる日も増えました。
毎日こんな景色(今は雪景色ですが)を眺めて暮らしております。
生まれ育った九州も家族が増えた台湾も長年暮らした高知も、
むせかえる暑さと湿気で、それはそれで開放的ではありました。
が、私は最近、この十勝の空の下で息をすることが、日常にある幸せを感じています。
十勝に暮らすのは2回目で、なかなか腰を据えない日々でしたが、
ここにきてやっと拠点は十勝がよかろうと思っているのです。
空が広く湿気はとどまらず、乾燥でなんだかぱさぱさしてますが、
(はい、年のせいでもあります)
息がしやすく更に思い切り冷めた空気は胸のすく思いです。
いろいろと不安や怒りを覚えるニュースが多い中、この景色に救われています。

夫は仕事の合間に待望の南の島暮らしを満喫するべく、
沖縄の波照間島へこれまたサトウキビ収穫の季節バイトへ出かけていきました。
夫は常々、暖かいところ、海、島を愛しています。(十勝帯広近辺にはどれもありません)
どうせ行くならと暮しを満喫できる滞在バイトです。
今頃、沖縄の伝統的なちむどんどんのすまいで、
仕事終わりの泡盛を地元の方と楽しんでいることでしょう。
いいことだ。

さて今年もあと2週間となりました。
そんなわけで、私は仮住まいで一人のお正月です。
思う存分自由を謳歌して、映画三昧になりそうです。
皆様、良いお正月をお迎えください。

2022年11月8日火曜日

贅沢?

 

十勝は冬を迎えました。

朝はマイナスになる日もあり、車の窓の霜氷を融かさないといけない日も。

紅葉も終わり、落ち葉が舞い、仮住まいの窓からの景色も変わりました。

十勝でラクヨウ(たぶん落葉)と呼ばれるカラマツの紅葉がきれいです。

農作業も終わりに近づいています。

ビート(砂糖大根)の収穫はほぼ終わり、長芋の収穫が盛りです。


引っ越し先を探しているのですが、近場をあちこち車を走らせ、空き家を物色しています。

その中で気づいたこと。

今の私たちが一番に大切にしたいことは、家(敷地)から見える景色、

ロケーションがいいこと。

十勝に住む醍醐味ですね。

でも安くて(これは切実)、街からそんなに遠くなくて、今風にリフォームしてなくて、

できれば敷地にシンボルトゥリーがあって、、、、

と、諸々の贅沢を言っている、で、見つからない(涙)

これから年を取っていることを考えると、草刈りや除雪のことも考えるのでした。

さてさてどこまでこの贅沢をかなえる物件が見つかることか、乞うご期待!

今のこのご時世を考えると、これからは自分たちの小さい自治体を作ることが大切だ、

と思います。

それも大きな目標です。

小さな自治体でそれぞれができることを助け合って生きていきたい。

私もその中での役割をきちんと持って生きていきたい。

見惚れる景色の中で(笑)


2022年10月17日月曜日

きのこ採り、冬支度

 


あっという間に十勝は冬です。

先日、恒例のきのこ採りに行き、河原できのこ汁を作りいただきました。

楽し美味し嬉しでした。

今年は9名くらい。

自然の山に入り、秋を感じながら、去年の場所を目指します。

今年もありました。ムキタケです。


さて、引っ越し。

冬になる前に引っ越しするぞ!と意気込んでいましたが、

とうとう無理な気配。

こんなに決断できない家探しは初めて。

仮住まいを提供してもらっているので、甘えているのかもしれませんが。

これだ!と思える物件にやっと巡り会えたと思っていたのですが、

問題山積みの物件だとわかり、決断できず…

冬の引っ越しは十勝では困難なので、春まで順延とするかー、

と覚悟を決めることにしました。

もうしばらく仮住まいにお世話になります。

冬の間も探り探りしながら、春には決断できるように!

2022年9月12日月曜日

ぼっとん

 

すっかり秋の十勝です。

引っ越し先が決まりそうです。やっとです。


今住んでいる廃校の教員住宅はぼっとんトイレです。汲み取り式。

まだ田舎では古い家に残っています。

浄化槽を付けて水洗にリフォームした家も多いですが。

和式のぼっとんに置き式の洋式便器をかぶせたものが多いです。


私が最初に住んだ、長崎の田舎の町営住宅はぼっとんでした、もちろん和式。

ぼっとん当たり前の時代。

田舎の農家は、堆肥として畑の脇の大きな甕みたいのに移して活用してましたし、

スリッパを落としてしまうのはしょっちゅう、大事な物を落としてしまって悲しんだり、

不覚にも便槽に落ちてしまった子供の話が笑い話としてコロニー毎にありましたね。

そのころ町では水洗があったのだろうけど、洋式であったかは知りません。

小学生の時、長崎市内に引っ越しました。

そこでは和式の水洗トイレでした。

そのころから長崎でも洋式が増えたような気がします。昭和50年代かな。

そしていつの間にか水洗洋式トイレが一般になりましたね。

最初の頃は、洋式便器はなじめず、

特に公衆トイレだと誰が座ったかわからない便座に座ることに、

少し抵抗を感じていたように思います。

和式の方がよっぼど衛生的って思ってました。

それもいつの間にか慣れてしまったように思います。姿勢も楽ですしね。

今でも水洗和式トイレは、田舎の公園なんかで見かけたりしますが、

さすがにぼっとんは見なくなりましたね。


私が大人になって住んだ家はどれも古い家が多いのですが(水洗が一般的な時代)、

最初の北海道の家は、今と同じぼっとん洋式便器かぶせ型、

高知の家は簡易水洗汲み取り式、

帯広で洋式水洗トイレ(やっと一般的)、

そして次の引っ越し先(予定)はまたまたぼっとん。


いまや少数派のぼっとん。

今の若者は見たことがない人が多く、存在も知らなかったりします。

田舎のおばあちゃんちも普通に水洗ですからね。

そんなトイレで用を足せない人もいたりする。

ちゃんと掃除しているよ。

今や環境に配慮したバイオトイレを取り入れる人もいるのよ。

ぼっとん至上主義ではもちろんないのですが、(私も水洗トイレがいいです)

ここにも見たくないものにふたをして遠ざけてきたつけはあるかもしれません。

何といっても水が停まっても使えます。水害の時は悲惨ですが…


ちなみに私はぼっとんトイレをぼっちゃんトイレと言ったりしますが、

これは九州なのか?私だけ?十勝の人には笑われてしまいました。