2016年8月27日土曜日

夏の木の花


南国の夏の木の花、私のイメージ、
夏を知らせるタイサンボク、ねむの木に始まって、灼熱の中の夾竹桃、百日紅…
九州で育った私にはそこらへんが馴染み。

ねむの木は高知に移住の家探しをしていたとき、よく目にして、懐かしかった。
むせ返る南国の濃い緑の山の中でふわふわと咲いていた。

タイサンボクはどうしてあんなに花が大きいのか?
美しくみごとで凛として見惚れる。

さるすべりは暑さの中、百日咲き続けるとか…
樹形はあまり好みではないけれど、花の形はとても繊細でかわいい。
とても日本的なのに濃いピンクの色は鮮やかだし、白は涼しげだ。

夾竹桃は原爆のイメージ。
長崎は夏になると、原爆教育があり、広島、長崎の原爆の日、終戦記念日と黙祷がある。
小さい頃から夏になると、戦争、原爆の話が毎年繰り返され、楽しい夏休みの中、苦痛だった。
焼け野原の地獄絵図の中、真っ赤な血の色の夾竹桃が咲き乱れていた夏、そんな話…
だから夾竹桃を見ると、そのイメージが心に湧き、しめつける。

どの花も見るだけでゆれる暑さを彷彿とさせるけれど、心を奪われる好きな花。

2016年8月22日月曜日

2016夏、北海道

いつ行っても霧の摩周湖は見られない
 
今回私が行きたかったのはオンネトー

屈斜路湖畔で宿からの朝日

次男のリクエストで美瑛・富良野

美瑛でまた湖。青の湖
 
北海道の天気が荒れています。
めったに来ない台風が、いくつも北海道に向かっています。
どうか被害がでませんように。
 
私たちが北海道を訪れたのは、8月上旬。
7月は雨が多く、やっときた晴れ続きで、例年なら終っているはずの小麦の収穫の真っ最中でした。
直前までの雨のせいで、楽しみにしていたとうもろこし…まだでした。
 
久しぶりに乗った飛行機、そして着いたのは北の大地。
何だか北海道は空と土地がとにかく広いと再確認。
ここ高知は海と川と山がせめぎあっていて、夏は息苦しいくらいの命です。
北海道は特に十勝だからか、空と大地、そして広大な畑で命は空に開け放たれて、伸びやかです。
そして四国では九州でもかな、あまり見ない自然、湖が点在しています。
同じ自然王国でも、雰囲気はだいぶ違います。
まあ、北海道は外国ですよ。
 
今年に入って、気がせいてばかりだったから、とにかくのんびりしたかった。
夫が仕事の間は次男とのんびり過ごしました。
以前住んでいた家は取り壊されてましたが、ご近所を何軒か訪ねてみたり、
5年前に来北したとき、会えなかった友人宅を訪ねることもできたし、
台湾で一緒に住んでいた友人とも会えました。
そして、近所からいただいた野菜を食べ、ジンギスカンと焼肉を食べ、
行きたかったまるみ温泉や初めてのオソウシ温泉に浸かり、
家にいたら観られなかったリオ五輪も観戦(笑)
とりあえず満足の旅となりました。
 
 久しぶりにまた何年か北海道で暮らしてみたいんだけどなあ。
次男次第です。

2016年8月19日金曜日

悩める年頃

さて北海道に行ってきました。
久しぶりの北海道は短い夏の盛りで、あふれ出る命の勢いに輝いていました。
到着の前日まで雨が続き、肌寒い日々だったようですが、私たちが夏を連れて行ったようです。
それでも南国土佐の暑さとは比べようもなく、爽やかな空気で、日差しの中を歩くことも苦になりませんでした。

今回の目的は、次男の高校見学。
夫が6月から単身赴任中であり、14年前まで住んでいた北海道。
次男が生まれたところでもあります。
夫が北海道に行くことが決まったのは、もうすでに高校受験、発表後でした。
次男は高知市内の高校へ入学し、私と次男は高知市内へ引越しもしたのですが、
次男が良しと言えば、北海道へ引越しも考えているのでした。
ただ高校の転校は、小中学校のように簡単ではなく、高知の高校へ打診をし、
そして北海道の高校も見学することにしたのです。
転校を希望する場合、高校同士でやり取りしてもらい、転入試験を受け、合格すると、転校できます。
次男はもう高校生なので、下宿もアリなんですが、なんせ、高知と北海道は遠すぎます。

私たちは2年に進級の4月を希望していたのですが、北海道の高校を見学する際、
教頭先生の説明によると、この10月(1年後期)からでないと、むずかしいそうです。
そうか…そうなるともう8月も中旬…え、すぐじゃん、ってなことになりました。
そこで、次男は悩んでます。
どうしようどうしようどうしよう、ってしょっちゅう言ってます。
そうだよね、悩むよね。

普段からほんとに小さいことでも最後の最後まで悩む息子です。
買い物行くけど来る?ってことまで、行こうか行くまいか、私が玄関で靴はくまで悩んでます。
それなのに、今回は息子にとっては人生最大の決断ではないだろうか。
ま、私はどっちもありだと思ってます。
どちらにしてもそれぞれの道があり、どちらも息子次第だし、どちらも魅力があるから。
だから、決めてあげてもいいんだけど。
決めてあげると、なんかあったとき私のせいにされそうだし、自分で決められる年だし。
どちらも魅力的だから、どちらかに決めてしまって、それに向かって進んだほうがいいんだけどなあ。
先のことを考えて、楽だからこっちってなことはないように、って言ってはみたが、
フィーリングで決めるもありだよ、実はそんなにたいしたことないよって。
でも迷える息子は真剣に考えているのでした。そりゃそうだ。
そしてサッカーで真っ黒になりながら、山のような課題(夏休みの宿題)に四苦八苦しています。