南国の夏の木の花、私のイメージ、
夏を知らせるタイサンボク、ねむの木に始まって、灼熱の中の夾竹桃、百日紅…
九州で育った私にはそこらへんが馴染み。
ねむの木は高知に移住の家探しをしていたとき、よく目にして、懐かしかった。
むせ返る南国の濃い緑の山の中でふわふわと咲いていた。
タイサンボクはどうしてあんなに花が大きいのか?
美しくみごとで凛として見惚れる。
さるすべりは暑さの中、百日咲き続けるとか…
樹形はあまり好みではないけれど、花の形はとても繊細でかわいい。
とても日本的なのに濃いピンクの色は鮮やかだし、白は涼しげだ。
夾竹桃は原爆のイメージ。
長崎は夏になると、原爆教育があり、広島、長崎の原爆の日、終戦記念日と黙祷がある。
小さい頃から夏になると、戦争、原爆の話が毎年繰り返され、楽しい夏休みの中、苦痛だった。
焼け野原の地獄絵図の中、真っ赤な血の色の夾竹桃が咲き乱れていた夏、そんな話…
だから夾竹桃を見ると、そのイメージが心に湧き、しめつける。
どの花も見るだけでゆれる暑さを彷彿とさせるけれど、心を奪われる好きな花。
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