2018年2月26日月曜日

かまくら


 
今年は夫がかまくらにはまりました。
友人の一言から家の前の空地(夏は畑に使っている)に、
おじさんたちは山を作り始めましたが、なんとも十勝の雪はサラサラでして、
こんな冬の真ん中できれいなかまくらの形はできていかず、
すぐに悲鳴を上げていました。
しかししかし、水をかけたりたたいたりを繰り返し、どうにかかまくらが出現。
おじさんたちは時間のない高校生次男を戦力と引っ張りこみ、ぎしぎしときしむ体で楽しそうでした。
すでに来冬の工法も提案しつつ、まずは第一弾ができて、酒盛りを計画中。
それが大事なのね。
 
言いだしっぺの友人は十勝出身で、
小さい頃は毎年作っていて、こんなに苦労したことはない、と。
昔はもっと雪がべたべたしていたし、空地もたくさんあって、
子どもたちは外で遊ぶといえば他にすることもなく、と。
 
去年は次男が引っ越して最初の冬で、
雪が目新しい次男は早速かまくらにチャレンジ。
でもすぐに断念。
冬の初めに作らないとと言っていたのに、
この冬は忙しさと見飽きた雪にかまくらには見向きもしない。
さてさてまだまだ冷えてる十勝ですが、梅ノ木には新芽がちらほら、
日の出は早くなり、日の入りは遅くなり、見えない春はそこここで…感じられないけど、
きっと近い。


2018年2月1日木曜日

ジュエリーアイスと幸福論?



















豊頃町のジュエリーアイスを見に行きました。
大津海岸に打ち上げられた氷片は、
十勝川から太平洋に流れ込んだ川の氷がまた海岸に打ち上げられたもの。
この季節の新しい見所として最近話題になっています。
波にもまれて角が取れ、透明度があります。
日の出を少し過ぎて到着しました。
前日に雪が降り砂浜までも積もっていたけれど、太陽は太平洋から昇り快晴で
朝日を背に氷は美しく輝いていました。
ただ低気圧があり、海は大時化、大波にさらわれるかと思いました。

先日、娘が訪れ話をしました。
あ、ジュエリーアイスを一緒に見に行きました。
娘に限らないんだろうが、最近の若者は欲がないなあって思うことしばしば。
いやー物欲はあるんですよ、あれもほしいこれもほしいって。
でもしたいことは特にない。
お金がほしい。
今は幸せ。
それは別に悪いことじゃない。いやいいことなんだけど。
なんか、あれもしてみたいこれもしてみいたい、
あそこも行きたいここも行きたい、
あれは好き、これはおかしい、
そんな欲はないわけじゃないんだけど、
ちょっと大きいことになると、最初から諦めてる感がある。
うーん、おばちゃん(母ちゃん)物足りないよお。
何でも無難にこなし、日々坦々と幸せなんです。
現実、そうやって堅実にやっていくことはいいことですよ。
でもその中で、いつかあれやってみたいんだーって夢、
ステップアップしていく夢…
お金は大切です。
お金を稼ぐために働いている現実です。
たいていの人がそうやって生きています。
でもお金に振り回されたくない。
お金だけで価値を決めたくない。
お金で買える幸せもあります。
でもお金で買えない幸せ、お金で買えない物、
お金に換えられないもの、お金で買えない経験、
そんなものたくさん持っている人は素敵です。

あー、若者に夢を託すような年になってしまったのね。
最近の若者はって口をついて出てくる年になってしまったのね。
それはそれ、気概のある若者もたくさんいるし、
私もまだまだ目標を持って日々坦々と幸せに働きます、はい。