2013年8月24日土曜日

稲刈り


友人の田んぼの稲刈りを手伝いました。
早期米なので、真夏の稲刈りです。
この夏日本で一番暑いらしい高知です。

自然農を目指す友人の初めての米作り。
一粒ずつ種を蒔いて、水苗代で稲を育て、
一苗づつ手で田植えをして、
手で草を取り、
水の管理をして、
いのしし対策をして、
やっと稲刈りの日を迎えました。
その愛情たっぷりの稲を刈ります。
たくさんの勉強をして、たくさんの先達の話を聞き、
そして自分で試行錯誤して、
いつも稲のことを思い、
時に人の手を借りつつも、
一人で見守ってきた友人を、
とてもえらいと思います。
尊敬します。
頭が下がります。

突然稲刈りの日が決まりました。
そんな友人を手伝わずにいられません。
そう、何の用事も入っていませんでした。

心地よい風が吹き、思ったより暑くない日ではありましたが、
水が存分に掃けていなくてぬかるんでいるせいで、
運動不足の身には足下が疲れます。トホホ
それと水生植物がからみ、
思ったように捗りませんでした。
それでも半分近く刈ったところで、午前中終了。
その日はそこで終了としました。

二日目、人手が少なく、
その上前日より湿気があり風もなく、
何だかやばいくらい疲れてきました。
そこで次男に刈り手を換わってもらい、
私はそこから束ねる係りをしました。
あー情けない話。
その辺りから風が吹き出して、
幾分過ごしやすくなりました。
この日は午前中で終わりきれず、
午後もやることにしました。
そしてただ我慢比べのように皆がひたすら刈り、束ね、
を繰り返し、
6時には干してしまうことができました。
何だか午後には途方もなく無心に作業に打ち込みましたが、
そうです、終わりは来るのですね。

まあ友人にとってみれば、干した後も心配は続き、
作業も発生するのだから、もちろん終わりではないのですが…

でも田んぼには稲がなくなりました。
ガードレールに干してある風景は何とも美しいですよ。

私にとっては種植え少し、田植えと稲刈りを手伝っただけですけれど、
それでも充分に米として味わえる日が楽しみです。
友人は情が移りすぎて、口にすることができないのでは(笑)

毎年目の前に広がる田んぼを見てきました。
水を張った田んぼ、小さい苗が植えられた田んぼ、その育つ様子、
穂がつき出したな、穂がたれて来たね、と散歩のたびに話、
近所の人が、耕したり畦を塗ったり、肥料をまいたり、水を管理する様子を、
当たり前の光景として眺め、暮らしに溶け込んでいました。
しかし一つの田んぼの作業、光景に少し関わったことで、
もっと主食である米(うちは一月に30キロ消費)を大切に思い、
米作りの大切さや奥深さ、大変さを、垣間見ることができました。
るんちゃん、ありがとう。
もう少しで愛娘(?)に出会えるね。

早期米は稲刈りが真夏となり、手刈りは辛い作業となりますが、
それでも終わりは来るし、作業をした後の爽快感はいいものです。

あー楽しみだなあ。

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