初日は、こんぴら参りとうどんがメインで、
二日目は西祖谷渓谷の方をドライブしながら帰る、
通ったことない道で、というのが目的。
そしてその二日目。
朝はゆっくりとしてホテルを出て、国道から県道に入り、
しばらく行くと小さな橋がかかっていて、
渡っていると、川沿いに家が数軒並んでいる様子が美しく、
怠惰ながら他に通行している車もなく、橋の途中で車から写真をパシャリ、
そして眺めながら、ゆっくり出発すると、
前で工事中の交通整理のお兄さんがいて、寄ってきた。
日本人ってこういうの好きだよね |
「どちらから?
ここ曲がって行くと、東洋一の岩壁の景色のいいところがあります。
もう少しすると(紅葉の時期)になるとたくさん写真撮りに来ます」
なんて言うじゃないですか。
曲がる予定なんて全くなかったんですけど、
急いでいるわけでもないし、そんなに遠くないって言うし、
東洋一なんて言われたら、行ってみるしかないか、
って曲がったのが…
すぐに舗装はされているけれども狭い急峻な山に張り付いた道になり、
そしてなかなか着かないななんて言いながら、しばらく行くと、
何箇所かで間伐しているではないですか。その関係者しかいない。
絶対に通れないでしょ!って叫びたくなるくらいでかいトレーラーが、
山積みの木材を積んで下りてゆくのであった。
こんなところで作業しているとは想像していたけれど、
山師って大変、いつも命懸けだなあ、なんて思っちゃいました。
もうだいぶ来たし、道路脇に「落石注意」の看板が目に付き、
そして実際土砂やら折れた枝やら、石やらが落ちている。
西祖谷渓谷 |
「なんかやばい、前のようにパンクしたらやだから、
そろそろ引き返したほうがよかろう…
きっともうちょっとだけど、シーズンオフだからか道が悪いもんね」
と、ゆっくりと回れるところを探していたら、
プシューーーーーーー、とでかい音!
「やられたーーー」って、もう意気消沈。
パンク(涙)またお金かかる…
仕方ないので、スペアタイヤに換えました。
以前にも足摺でやったんです、あんま通らない道でパンク。
まあ二人でしたから、気持ちもどうにか持ち直し、
「やっぱ戻ろう。もうパンクできない。
あとどれくらいで着くかわからないし」
ってまたもやゆっくり戻りました。
かれこれ一時間以上。
警備の人になんて言おうか…
元のところで、走り寄ってくる警備員…
運命の分かれ道になった橋で撮った写真 |
ほんとご迷惑おかけしました。すみません」
とぺこぺこと…橋の反対を指差しているではないか…
あちゃーやられたー
ちょっといかつい顔して真っ黒に日焼けした、
何だかちょっと売れない芸術家みたいなお兄さん(たぶん同年代)が 、
笑うと人懐っこそうだったから、もう笑うしかなかったですよ。
トホホ
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