2011年12月18日日曜日

不登校その三、行ってみようかな

休んでいる間、落ち着いては暮らせた。
でも次男はいつかは学校へ行かなくてはとは感じていただろうし、
行きたいとも感じていた。
放課後学校へ遊びに行ってもいい、帰ってきた友達とも遊んでもいい、
と先生も言ってくれていて、遊びに行ったこともあった。
ただ、「学校来やせんのに遊びゆう」とか、
「学校行きやせんのにサッカーには行きゆう」とか言われると不満を言った。
その時私は「ホントのことやん仕方ない、逆やったらそう言うろう?」と。
「学校は行けんけど、サッカーは楽しいやろ?ずっと家に閉じこもっていたら病気になるよ」と。
そしてその時、ここは田んぼがコスモス畑になっていて、
次男のクラスが見学に屋外学習に来た。
その時、声もしているし、「行ってみたら」と言った。
先生がお膳立てしてくれて。
そして次男は犬を連れて久しぶりに入っていった。
「○ちゃんが学校来いやって言いよった」と次男。
そう、またいやな事もあるとは思うけど、それを恐れていては何もできないし、
いやな時はいやと言う勇気も必要。
そして楽しいこともある。
楽しい時だけ行くことは、次男にとっても遠慮があったから。
そして、学校へ行ってみようと思ったみたいです。
きっかけは何でもいいと思う。
○ちゃんと遊びたい。
花に水をあげなきゃ。
給食が食べたい。
放課後遊びたい。
勉強がわからなくなる。
朝から元気に「行って来まーす」って楽しく行ってほしい。
でも何か一つ楽しみがある、そのために行く、それでもいいと思った。
世の中、楽しい事だらけではなく、
いやなことややらなくてはいけないことの方が多いかもしれない。
気の合う人ばかりでなく、合わない人も嫌いな人もいる。
でも一人では生きられないし、人と関わることで学ぶこと、
助けられること、できることはうんと増える。
だからけんかしてもいいし、うまくやれなくてもいいから、
学校へ行ってみる、そうしないと何も始まらない。
けんかも、喜びも。
そうして次男の通学再開。
担任の先生、養護の先生にお世話になりながら、
慣らし保育ならぬ、慣らし小学校が始まりました。

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