2012年4月18日水曜日

テリトリー

自分のテリトリーって。
私にとって自分がいる場所でテリトリーを作れる歳になっている。
長男と次男は、今、自分のテリトリーで闘争中。

自分が住んでいるこの国は、大きな意味で民族のテリトリー。
その中の自分が生活している県、市町村、集落はもう少し狭いテリトリー。
ほとんどの人にとって我が家は自分のテリトリー。
でも家族で共有しているから、自分の部屋はその中のもっと個人的なテリトリー。
今の私にとって、もっとも自由で気を遣わない我が家はほとんど全て個人的なテリトリー。
その時していることや、したいことであちこち移動しながら、我が家は自分のテリトリー。
そこに家族がいてもお客さん(人によるけど)がいても、自分のテリトリーに変わりない。

しかし、子供は家族ありきの場所から始まるテリトリーで、
自分の空間をもらった時には、そこはまるで自分の城。
長女は中学入学と同時に自分のスペースを確保した。
そこはドアもない三畳間。間仕切り程度の奥まった一角。
家族はそこの押入れに用事があり、出入りする。
一声はかけるし、かけなくても入って来るのは、手に取るようにわかる。
それは条件として最初から了解済み。

しかし、長男は違った。
いつも次男をくっつけられ、中学時代も2人一緒のスペース。
事ある毎に次男をうっとうしがっていた。
自分のことは棚に上げて。
そう、思春期、またの名を反抗期。
それでも優しいがとりえだったから、周りもそれに甘えていたのかもしれない。
それも限界になったのか、人が変わったかのような(オオゲサだけど)勝手な言い分。
牛小屋を改造した小屋(次男の部屋)をのっとろうとしている。
2人で使っていたのだけど、名目は次男の部屋だった。
でも次男はそんなに使わない。
まだ個室にそれも離れにこもるほどの歳でもない。
だから使わせろ!ということだそうだ。
兄はこもりたい年頃。
我が物顔で占領し、弟を目の敵にしている。

まあまあ、メインはお兄ちゃんが使い、弟もたまには一緒に使うといいじゃないか。
弟だって、自分のスペースが欲しいと改造したのだから。
結局兄の手を借りはしたけどさ。
そんなに邪魔にしなくても。

私は一人っ子だからわからないけど、兄弟とはあんなに意地悪するものであろうか
あー、いつか兄弟関係に思いやりって生まれるのであろうか。

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