前の週末に久しぶりに出かけました。
旅行と言うほどのこともないけど、久しぶりに日常を離れてきました。
毎日を子供と夫と家事と用事と仕事と…
時間を割り振っていると、いつの間にか過ぎていくから、
休みなしに心をどこか奪われている。
そんななか、象設計集団(夫の元所属事務所)が設計した住宅が20周年を迎えて、
パーティーをすると連絡がありました。
おー、これは、行かねばなるまい、とうきうき。
住宅は兵庫県の日高町(現豊岡市内)。
山間の田舎町です。
20年間手直しを繰り返し、自分達の暮らしをより快適に、
時には嫌になりながらも、試行錯誤してこられたことを感じました。
良かれと思い、施主との合意の下で設計しても、
住んでみないとわからないことや、時間が経たないとわからないこと、
そんな長所や欠点があるものです。
それを時間とともに変化する家族構成や暮らし方、時にはご時勢も加味して、
建てた家を住みこなし、家とともに人が成長していく。
地元や家のことを楽しそうに自慢げに話すご主人、
「20年、色々あったのよお、当たり前よねえ、こう見えても大変なのよお」
と笑いながら話す奥様 。
住みこなしている家を見ても、家を愛し大切にしていることが伝わってきました。
そんな施主に巡り会えたことは、設計者にとって、とても幸せなことです。
ドーモ・キニャーナ(この家の愛称)はこれからも変化しながら、
家族に寄り添って育っていくことでしょう。
このパーティーで久しぶりに象設計集団の方々とも会いました。
長いことこもりがちな生活が続いているので、何だかリフレッシュできました。
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