2012年7月20日金曜日

知る喜び

今朝、洗濯物を干していると、ナナフシを発見。
ナナフシなんて大人になるまで知らなかった。
コクゾウムシもコメツキムシも。

昨日は今年初めて畑でオクラを収穫した。
きゅうりをたくさんいただいたので、1キロはピクルスにした。
採れたにんじんといただいたきゅうりで塩麹で浅漬けも漬けてある。
ナスもたくさんいただいたので、揚げびたしをたくさん作った。
昨夜の食卓はそれでごちそうになる。

先日次男は近所の方のブルーベリー畑で摘ませてもらって、
たくさんのブルーベリーを持って帰ってきた。
生でいただいて、残りは早速ジャムにした。おいしい。

オクラの花も茄子の花も大人になるまで知らなかった。
小さい頃見てはいたんだろうけど、野菜の花はあまり覚えていない。

ここにきて初めてしょうがの地上の部分を知った。
「背の低いサトウキビだろうか」と思っていた。
茗荷がどういう風になっているかということも初めて見た。

そういえば、北海道に住んで、
秋蒔き小麦の畑が雪解けして見え出した時、
「きれいに草が生えている」と思っていた。
小豆が鞘にきれいに収まっているのも初めて見た。
豆積みなる畑のバイトをしたとき、
作り物のように美しい小豆がぽろぽろと畑に落ちているのを見て、
感動した。畑のルビーだった。
砂糖大根(ビート)から採れる砂糖があることも。

大豆と枝豆が同じということも成人してから意識した。

そう実は10歳からは町に住み続け、
必要なものはお店で選んでお金と引き換える生活が当たり前だった。
まだ長崎は町に住んでいても、市場がそこここにあったから、
魚の形くらいはある程度知っていたけど。
いつのころからか都会に興味を失い、
田舎に住みだした時には、いろいろなことが面白かった。
そして小さい頃の記憶を少し取り戻したりした。

うちの子供たちは田舎暮らしから始まっている。
周りにある当たり前の自然や環境から多くを学んでいる。
それが大人になったとき、どういう風に興味が移り、
どういう風に今の記憶がよみがえるのだろう。