2016年4月30日土曜日

今時の学費事情 その三

学費とは言えないけれど、スマホの件。

うちでは高校生から携帯を持つことを許しています。
はい、許しているけれど、規制はかけます。
まずは自分で買い、月々も自分で払わせます。
そして携帯ばかり眺めているのがうっとうしいので、口うるさく小言をたれます。

長女の時、6年前は中学では何人かが携帯を持っていました。
ほとんどの子が高校入学で持つというのがスタンダードでした。
ガラケーです。
その2年後、長男の時、同じく中学では少数が持っていて、高校からがほとんど。
しかしその2年で、ガラケーがスマホになりました。
その中で長男はスマホは払えないので、ガラケーにしました。
家ではワイファイが飛んでいるので、タッチでネットやメールをしていました。

そう電話よりメールをしょっちゅうチェックするという時代。
長女も長男も本体は無料、月々は千円弱。
それがその4年後の今、次男の時、
すでに中学で携帯やパッドやタッチで、通信機能を持っている子がほとんど。
うちの子だけが持っていないという時代になりました。
そしてスマホは当然。
もうこのスピードには唖然とします。
次男はそれはもうスマホを持つことを心待ちにしていました。
そして時代はライン。
今や若者は、いやお母さんたちもラインで連絡してます。

もうこれはおもちゃです。長女のときからそうです。
ほんとに携帯が必要なことなんてないんです。
中には必要な子もいるだろうし、都会では防犯上必要なこともあるのでしょう。
でもここではいらない。
いざというときなんて、どうにでもなります。
周りはみんな持っているし。
今まで持っていなくて困ったことなんてない。

大人は仕事上必要だったり、おもちゃだったとしても自分で払っている。
でも子どもに与えるおもちゃとしては悪影響だし、高価すぎる。

子どもが高校へ上がるごとに、毎回バトルしてきました。
次男。
あれこれ討論した結果、スマホは買って、通信機能だけのシムカードに落ち着きました。
電話機能はありません。
ラインで電話できますもんね。
本体3万、月々は700円程度。
ま、妥協案。
しばらくは中毒症状かな。

ネットを使っていると、あっという間に時間は過ぎてしまう。
全てを否定するわけではないけれど、そう、便利ですもの、私も使いますよ、
でも時間をコントロールできるようになってほしい。
ネットで繋がっているなんて妄想だし、目の前に事象を判断できないし、
本は読まなくなるし、ギターは弾かなくなるし、ボーとすることができないし、
スマホがないと退屈だというし、しょっちゅう「ポン」って言っているし、
しょっちゅう眺めてし、腹の立つことばかりです。

子どもが持っていると、中毒になるのは当たり前だと思う。
おもしろいんだから、刺激的なんだから。
それに費やす時間がもったいないって思うのは私ばかりか。
早く飽きて、ネットも時間も有効につかえるようになって欲しい。
そういう私も時間使いすぎて、後悔することよくあるんだけど…

2016年4月26日火曜日

今時の学費事情 その二

そして、先日修学旅行の案内が来た。
1年の冬に行くので、もうこの心配です。
10万を超えます。公立高校です。国内、それもスキーと東京の3泊4日。
そんな贅沢しなくても立派な修学できるでしょ!
そんなお金かかるなら、そのお金で好きなことしたら、と次男に聞くと、
うーん、魅力的だけど、修学旅行も行きたい…って。
当たり前か、みんなと行きたいよね。
だから、これから積み立てをします。
こんな高いの払えませんので行きませんって言ってやりたい。

小学校で4万くらい、中学校は6万から7万でした。
兄弟がいて、重なったりすると辛い~。

そして、不満爆発は部活。
ずっと続けてきたサッカー、私も続けてほしいです。
先日、入部案内を持ってきました。
目が飛び出ます、6万を超えます。
どういうこと?
特殊な競技ではないはず、ボールと靴があればできるはず。
ま、この6万にはボールも靴も入ってませんけど。
じゃ、この6万って…
内容はジャージやらプラクティスシャツやら、ソックスやらバックやら…
中学から使っているやつは使えないの?
試合のユニフォームは別としても、どうしてジャージやバックまでそろえなくてはいけないのか…
練習なんて最悪体操服でもいいでしょ?
好きなのを買える範囲で自分で買わせたらいけないのか?
ジャージや練習着はセール品とかで買いたいんです、消耗品だよ。
高いんですよ、スポーツ着って。

サッカーを小学生からやっていて思ったこと。
この町ではスポーツ少年団みたいなものでサッカーチームがあり、
県のサッカー協会に登録して試合に出られます。
それはチーム名、個人名だけでなく、ユニフォーム2種(ソックスや背番号まで)も登録する。
登録できてなかったら試合に出られなかったりする。
ユニフォームだってデザインや色がかぶったらビブスでもいいじゃん。
そんなに厳しくしてなんの意味があるんだろう。
クラブチームでもないのにサッカーさせるだけで、結構きついです。
ま、それでも子どもも頑張っていましたから、続けさせましたよ。
でもいつも思う、思いやお金の使いどこが違うだろうって。
サッカーなんて何も特別なことじゃない、やりたいんならやりなさいって、
簡単なことなんだけどな。

なんだか、学校やサッカー協会は、
旅行会社やメーカー、ショップなんかとタイアップしてるんじゃなかろうかって疑っちゃいます。
体操服や上靴は地元の小さな文具店や洋品店なんかと契約してたりするから、
それは大切なことだと思うけれど…
みんなで揃えましょう的なことはどうなんだろう。
全ていけないことではないけれど、使えるものが使えなかったり…
どうしてそれが必要なのかとか、揃える意味とか、考えてほしいですね。
無理して揃えている家庭も少なからずあるはず。

お金をもっと有効に使いたいよ。
それは価値観の違いなんでしょうか?


こんなにお金かかるなら、って少子化になるのも仕方ないか?

2016年4月24日日曜日

今時の学費事情 その一

毎度この時期、不満が募ります。
4月は新学期、入学の季節。
そして今年は我が家の最後の高校入学がありました。
合格発表後、説明会なるものがあり、そこで必要なものを買うシステムになっている。
制服はお店で注文、教科書・問題集・資料・辞書は(指定)本屋で、
その他の運動靴(外用、体育館用)、体操服、ジャージ等、学校で販売があります。
他に、選択した柔道やら剣道やらの必需品や定期券の予約とかも。
それを親が買いまわります。
まさに一万円札が羽をはやしてとんでいきます。
たぶん強制ではないんでしょう。
でも学校側はできるだけと言うし、子どもらは自分だけ違うことを嫌います。
だから無理してでも買ってしまいます。
まあそれに疑問を持つ親はどれくらいいるのかわからないけれど。

制服。
学ランです。普通の。
でもちょっと違う。
うちの子の学校は、
カラーが昔ながらの内側にプラスティックみたいなのをぷちぷちつけるやつ。
今はほとんど内蔵されています。白いラインが入っているやつ。
見た目一緒です。
でもだめだって言うんです。
長男の時、お下がりを準備してあったんだけど、カラーがだめでした。
「これってだめなんですか?あるんですけど?」って聞いたら、
「決まってますんで…」だって。
それって理由になるんだろうか?
聞かなきゃよかったって思いました。
急いで準備しましたよ、お下がりを探しました。
次男は長男のお下がりです。
女の子のも凄いことになってます。
同じ学校のものでも、素材違いやブランド違いがあって、
少しずつ値段が違う。
学校によってはデザイナーさんが入っていて、目が飛び出るほど高かったりします。
私立ならともかく、公立でそれはどうかなあ、それなら私服にしてほしい。

そして体操服とか。
長男と同じ高校へ行く次男だけど、長男の体操服、ジャージは使えません。
学年毎に色が違うから、その上、しょっちゅうモデルチェンジします。
それは線が一本足されたとか、ラインの入り方が違うとか、
小さいもだけど、子どもは納得しなかったりする。
その上、ネーム刺繍する!お金はかかるし、これも頂き物がきかない。
別にいいじゃん、ペンで書けば!
それにもう高校生なんだから、外に名前がなくても自分で管理できるでしょ。
なんて、色々と不満をぶつぶつと吐き出す。
運動靴も体育館靴も趣味じゃない上に高い。
どうせお金払うなら納得したもの買いたい。

他にももろもろ、不満はたんまりと。

色んなことを細かく決めて、そして揃えたがる。
揃えること全てが悪いわけじゃないけど。
これって先生(学校)が楽なんじゃないかな。
「校則で決まってるから」って。
そして子どもを信用していない。
もう高校生なんだから、自分で判断する力を指導し養い信用すべきです。
高校生らしくなんて基準はみんな違うけれど、
それを考え話しお互いを尊重することは大切です。

我が家は金銭的に言うと貧乏ですから、
できるだけお下がりやら代用やらを考えます。
それなりの知恵をしぼります。
「決まってるから」って理由で、あるものを、使えるものを使えないなんて、
文句も言わず揃えるなんて嫌なんです。
でも子どもはそれを嫌がってますけど。

高校は義務教育ではないけれど、せめて公立高校は、
もうちょっとみんなが行ける学校であってほしいです。
公立では教育を商売にしないでほしいです。

2016年4月17日日曜日

熊本、大分、九州の地震、お見舞い申し上げます

熊本、阿蘇、大分、九州の皆様、震災お見舞い申し上げます。

日本は地震列島と実感します。
九州は地震が少ないところだと、なんとなくそんな風に育った。
けれど、阪神淡路大震災(関西も少ないと思われていた)、福岡での大地震、
中越大地震、東日本大震災…まだあったなあ、私が記憶していて、生きている中での。
去年、御嶽山も阿蘇も噴火したし、その昔、普賢岳は噴火したし、桜島はあるし、温泉いっぱいあるし、
九州は地震が少ないって、どうして思っていたんだろう。

だんだん東に広がってきていて、南海トラフにも及ぶかもしれないらしい。
東日本の後、高知県もずっと言われていた南海地震の危機感が増した。
東日本と同じく地震、津波対策がすすんだ。
避難タワーも避難道もどんどんできている。
基準も大きく変わり、この辺りも津波は最大で20mだったと思う。
メディアの力は大きく、子どもは避難道具を揃えたり、どこに逃げるか考えたりした。
今でもどこかで地震が起こるたび、思い起こす。
不安になる。
人間ってばかだから、その時にならないと、実際にその立場にならないとわからない。
だから生きてられるのか。
でも実際、震度6で何ができるのだろう。

次男と話した。
広大な宇宙の長い時間の中でいくつもの星が生まれたり爆発したりした中で、
このちっぽけな星にいくつもの偶然の中で生命体が生まれ、人間も存在している。
それは宇宙の歴史の中のほんとに刹那のことだろう。
もし今地球がなくなったとしても、宇宙の中では、ほんの一瞬の小さな出来事でしかない。
その刹那の中のそのまた刹那の出来事に過ぎない今現在の状況。
でもその中で私たちは生きていて、どうにか命を繋ごうとしている。
そしてその小さなことの重なりこそ偶然に繋がり、宇宙を構成している一つには違いない。
なんだかどうでもいいような、それが大切なことのような不思議な気分。

夫の実家の八女は、揺れたけれど被害はなし、みな元気。
熊本荒尾と福岡大牟田の親戚も無事。
別府の親戚はだいぶ被害はあるけれど、人間は無事。
とりあえずは安心。
 
ここで私も一度は揺れを感じ、愛媛はけっこう揺れたと聞いた。
携帯は警報が何度か鳴った。
次男と昨夜は枕元に靴と懐中電灯を置き、ペットボトルに水をためて外に置いた。
最低の準備はしておこうと。
幸いにも季節はいい。雨が降っていなければ。

幸運も不幸も後になってみないと分からない。
とにかく最悪の事態は起こらないように、心して過ごす。
それが被害にあわれた方々への敬意になるように。

被災地の揺れが早く納まり、これ以上被害が及びませんように。

2016年4月9日土曜日

さて、引越し

次男が高校生に入学しました。
それは、恐怖の早起きが始まったことを意味します。
田舎の欠点の一つ、学校が少ない。
義務教育まではどうにかなります。
廃校になっても、スクールバスが用意されたりします。
しかし、高校はそうはいきません。
上のこと同じように、次男も高知市内の高校を希望し、合格しました。
まあ、通えないことはないんです、ぎりぎり。
上の子達も通いましたし、周りにも通ってる子はたくさんいます。
もっと遠いところから通っている子もいるし、もっと遠くの高校へ通う子もいます。
我が家の例で言えば、朝5時50分に駅までの4キロの道のりを自転車で行き、
JRで1時間半ゆられ、そこから徒歩で学校へ。
帰りは高知を7時に出発し、家に9時20分くらいに到着。
学校が早く終っても電車は2時間に一本しかなく、
間にある特急は値段が高く、どうしてもの時だけ利用します。
金銭的に余裕のある家庭は、特急の定期券を買っています。
はい、うちは買えません、普通で往復3時間。
田舎は高校生から都会のお父さん並みにしか家にいません。
そして、その送り迎えに親は体よく使われます。
うちはできるだけ送り迎えはしないので、上の子も散々愚痴ってました。
私は5時起きが始まりました。
どうしてか5時に起きるの苦痛です。

さて、これを機会に引越しを考えてます。
地元民ではないし、持ち家でもないし、ここで勤めに出ているわけでもないし、
もう下の子もいない、夫は出張ばかり。
そう、高校に通い場所に引っ越したらよいではないか!
もう小さい家で十分だし。

いつも引越しは大好きです。
できれば住んだことないところ(遠くに)引っ越したい。
放浪好き、移住好きなのに、この14年、引っ越していない。
こんなにいるつもりはなかったんですけど…子どもは次々と学校へ上がっていたんです。
そう、この地は子育ての地となりました。
できれば遠くに、という思いは今のところ、ぐっと我慢して、
久しぶりに3年くらい高知のお街で暮らしてみようではないかと画策しています。
お街といっても高だか高知ですから、でも私たちにとっては、久しぶりの都会です。
次男にとっては初めてになります。
3年間はエンジョイします。
まだ、家は決まってないし、経済的に住めるかわからないけど、今から楽しみです。

高知市内、外で犬を飼えて、格安のお家、情報待ってます。

2016年4月6日水曜日

岩見淳三 & YAYOI JAZZ TOUR in 土佐














縁あってジャズギタリストの岩見淳三さんとヴォーカルのYAYOIさんの
高知でのライブのお世話をさせていただきました。
場所選びから値段設定、フライヤーやチケット、そして大切な宣伝、販売まで。
そういうことをやったこともなく、特に音楽イベント…
どのくらい集まってもらえるか心配でした。
でも悪天候の中、どうにか会場が寂しくない程度に来場してもらえて、一安心。
しかし、あの素敵な演奏を生でもっとたくさんの人に聴いてほしかった。
私の力不足…
https://www.facebook.com/jytourtosa/

4月2日は窪川の珈琲館どなあで夜のライブ。
手が届きそうな(実際届く)空間で、薄暗い春の雨の夜のジャズ。
岩見さんの手は魔法のように素敵な音を紡ぎ、
YAYOIさんの歌声は深く柔らかく響き、
やっぱ生はいいわ~って酔いしれました。














明けて3日、すさきまちかどギャラリーにて、昼間のライブ。
残念なことに雨が強く、肌寒い日となりました。
それもそれ、岩見さんたちは気分で構成していらして、
雨も見方にする素敵なライブでした。
晴れた日の選曲も体験してみたい。
この日、次男は岩見さんにワンポイントレッスンをしてもらい、120万のギターに触れました。
最初、緊張のあまり、赤面して息苦しそうで、笑いました。














ジャズに詳しくない私ですが、
そんな私でもただならぬ上手さを実感できるもので、
そしてそんな私でも楽しめる選曲で、
技術と経験と、そして人柄が作り出す極上の時間でした。

3日の夜には一緒にお食事をして、
末っ子の岩見淳三さんのちょっととぼけたかわいいお話と、
YAYOIさんの十勝娘らしいあっけらかんとした笑い声に、
またお会いする日が待ち遠しくなりました。
なんと5人のお子さんがいて、そしてみんな音楽を愛し、
年に数回、ファミリーコンサートをされています。
それぞれが自立されつつも係わり合い、なんだか憧れてしまいました。
次は是非、ファミリーコンサートを観てみたい!

高知を出発して愛媛に向かい、それから九州まで回って、
山陰を通り、和歌山までツアーは始まったばかりです。
ほんとに素敵なライブなので、必見です。
岩見さんのブログに予定が載ってるので、チェックしてみてください。
http://ameblo.jp/junzouak/

今回、どなあのままさん、まちかどギャラリーのスタッフの方々、
Cona-Cafeさん、フライヤーを作ってくれた多田さん、
ありがとう。
天気の悪い中、足を運んでくれた皆様、ありがとう。
岩見淳三さん、YAYOIさん、素敵な時間をありがとう。