我が家は子供が3人いる。
長女(高3)、長男(高1)、次男(小6)。
先日、次男の授業参観があり、その後学級懇談があった。
次男の通う小学校は全校7人。
次男はほとんどを複式授業で過ごして来たが、
今年は4,5,6年生しかいないため、初めてに近い単式学級。
次男のクラスは男子2名、女子2名の4人。バランスいい。
そして全てが末っ子。
それがこの学校の閉校の危機でもあるのだけど。
話はそれてしまったが、その懇談会で「命の学習」の事がでた。
最近は「命の学習」というのを学校でやっている。
その中で妊娠中の事、生まれた時のエピソードとか赤ちゃんの頃のエピソードとか、
子供が親に聞き取りをしたりする。
母子手帳やへその緒、思い出の品なんかも要求されたりする。
次男は去年、それをやった。
そう3人目にもなると思い出せない。
確かに産んだし、出産なんてそれぞれに何かしらハプニングがあったはず。
でも特別に印象に残っている事は、3人目ともなると思い出すのが困難。
えーっと、あ、あれは、長男の時か?長女の時か?それとも君か?やっぱ長女か。
ってな感じ。
長女はきちんと記録があったり、写真も膨大な量あるし、
きちんとアルバムもあるし、初めてのお産は印象的だ。
それが3人目、思い出すために写真を見ようと思っても、
大して撮ってもいない上、整理もしていない状態。
それに最近はデジカメになって、写真はパソコンの中だったりして。
そう思うと、現像してアルバムに貼ることは、面倒くさくてもいいものだな。
搾り出した思い出話を学校へ持って行き、帰ってきた次男は、
「みんなお母さんが、あんまり覚えてないって言うがやって」と少し怒り顔。
その位でいいんだよ、息子よ。
それでもあなたは私の子供で(確かに産んだ)、どの子もみんな大切なんだ。
無事生まれて無事育ったという証拠でもある。
私は一人っ子だったから、家に他に子供がいる状態は想像できなかった。
一人っ子が嫌だと思った事もない。
むしろ大人になってから兄弟がいたら良かったなと思う。
兄弟を見ていると、みんな同じように大切なんだけど、
どうしても親の気のかけ方、かける所が違ってくるから、
それぞれに抱えているものが違う。
しんどいところと得しているところもそれぞれにあるはず。
それでいいんじゃないかと思う。面白い。
こちらも同時に同じ年を抱えているわけではないから、
上の子がこの年の頃どんなだったかわからないし、
すでに比べる事はできない。
みんな違っている。違いはわかっていても比べられない。
親もその都度必死なのよ。
それぞれの気性があり、兄弟、家族の中での位置づけがからまり、
性格ができあがって面白いではないか。
そう下に行くにしたがって、上の子がらみで思い出されてしまうのは仕方ないのよ。
そして来年はたぶん長女は家を出て、3年後には長男が出るであろう。
しばらくは次男の一人っ子状態があるはずだから、楽しみにしていたまえ。
その時は思春期、こっちがうっとうしがられているはずだけど。