「愛着」とは好きな言葉だ。
単純にお気に入りだけではないと思う。
もっと色んなものをひっくるめて、
物だったり人だったり、場所だったり環境だったり…
それを好きとか気に入っているだけでなく、
それの欠点や嫌いなところも含めて、愛着が湧くのではないか。
たぶん時間が大きく関わる。
もうすぐ中学を卒業する長男を見ていると、
学校にしても友達にしても、そう感じてしょうがない。
3年間付き合ってきた友達、学校(校舎ではなくて)って、
嫌なとこもひっくるめて愛着があるんだろうな、と思う。
小さい学校(町内では一番大きいけど、全校で120人くらい)だから、
付き合いは濃くなる、先生とも。
あまり不満や悩みを口にしない長男だが、
私が聞いたり、話の流れから持論がもれる。
あー3年間、この子はまじめにやってきたんだなって思う。
勉強とかでなく、全てのことを。
思ったより学校では色んなことが起こっている。
それを自分なりに感じ考え行動し理解している。
友達のこととなると、その子のいいところ、悪いところ、ひっくるめて愛着が湧いている。
だからじれったい部分があるし親身になっているところもあるし、
我慢しているところもある。
よく理解しているなと感心する。
恋をすると相手の長所しか見えなったり、嫌いになると短所しか見えなかったりするのと違って、
時間軸の中で丸ごとに愛着が湧くのだろう。
時間を体験を共有している。
自分の中学時代を思い出すことは滅多にないし、
それがどんな風に過ごしていたかと言えば、あやふやなんだけど、
自分を形作っているには違いない。
人はそういう風にして成長しているのだろう。
時間を過ごすとはそういうことなんだろうな。
彼本人ももちろん短所を持ち、それを理解している。
きっと彼自身も同じように友達に丸ごとを理解してもらっていると思う。
だから自分自身も努力をしつつ、自分丸ごとに愛着を持たなければいけないなと思う。
今週はいよいよ高校受験本番が始まる。
あと少しで羽が伸ばせる。
春にはそれぞれの新しい生活が始まる。
きっとここでの3年間はみんなの基礎になるものだし、心の安心の場所だと思うから、
とにかく、それぞれがそれぞれの春を迎えられるよう頑張れえ!
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