2015年12月9日水曜日

価値観 常識 その二

町の広報委員をしています。
私の住む町は、広報誌を町から委託された広報委員が編集委員会を開き作っています。
町の企画課と一緒に。

町の話題やら特集やらコラムやらを書きます。
それを町からのお知らせとかと一緒に企画課が編集して、
月に一回、委員が集まり校正します。
同時に、記事の中で不適切な意見があるとクレームがついたりするんです。
まあ仕方ないなあと納得するものもあり、うーーん、これがだめなの?って思うものもある。
どの程度まで個人の意見が許されるのか…その塩梅がむずかしい。

コラムとかならまあたいてい許される。
でも特集とかは、町の広報誌だから、町の意見と重なっていないといけない。
町の意見、つまり町長の意見?
安倍さんと違う考えを持っているように、町長と違う意見のものもあります。
テーマによっては町の意見に従い難いものもある訳で。
あたりさわりのない事ばかりだとつまらない記事ばかりになって、
編集委員がいる意味がなくなってしまうし。
今のところ、この町の広報はなかなか高い評価を受けているらしく。
差別用語とか誤字脱字、言葉遣い、文法違い、ルビ…
そんなのは、もちろん校正に値するけれど。
色んな意見があるってことを述べたいときもある。
その上で町民の皆様、どうお考えですか?的な。
ナイーブなテーマだったり、詳しくもないことは、偏った意見になってしまうから、書けない。
誰かを傷つけることも書けない。
ただ、どうしても譲れない考えもあるから、それを押し付けるのではないから、述べることは許して欲しいんだよなあ。
こういう考え方をする人もいるんだって知ってほしいとき。

違う考えを否定するのではなく、それを知るって大切だと思う。
みんなおんなじ考えなんてないし、ツマンナイ。
受け入れられないものもあるけれど、世界が広がるときもある。

ものの見方って、見る方向でころころ変わる。
そっちから見るとそんな形だったのかって。
それは楽しく、自分を助けてくれるときもある。

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