2013年3月29日金曜日

卒業 娘編

3月、長女が高校を卒業し、次男が小学校を卒業しました。
今年は桜が早くて、次男の卒業式では満開でした。

長女は3年間、往復約3時間かけて高知市内の学校へ通いました。
朝は6時に家を出て、部活をして帰り着くのは夜9時過ぎ。
土日も補習や模試、部活でほとんど家には居つかずに過ごしました。
先生が言うには長距離通学なのに、部活も更には勉強もよく頑張った、とのこと。
私も年頃の娘を良く叱り飛ばしましたが、良く頑張ったと思います。
そしてこの4月から、同じ町内の保育所で臨時職員として保母さんをします。
それにはいろいろすったもんだがありました。
大学進学を希望していましたが、ふられてしまいました。

もともと親の経済上の都合で国公立のみで、
県外なら寮があるところという条件で志望校を探していました。
しかし、それ以前から私達親は「進路的に大学優先ではないのではないか」
との思いが強く、実施から入ったらどうか、その上で必要なら大学もありか?と思っていました。
実際、「ダメだったら研修でも修行でも実施をつんだら良いではないか、娘よ。」
と、常々言っていたのですが、そうです、花の女子大生を目指しているんです。
やっと自由に羽を伸ばして遊べるんです。勉強は二の次です。
大学生活に気ままな一人暮らしに憧れているんです。
大学落ちたことより、それを諦めることの方がショックだったんじゃないか?
2次が終わってから今まで、そう3月も半ば頃から今まで、
出て行く行かない、どこに行くか、これはあれはどうするどうする、
ってけんかしましたよ、たっぷり。当たり前だけど、考えが甘いんだよ。
そこへ地元の保育所が臨時職員を探しているという話が転がり込んできました。
これはなんと!神の思し召し!かもしれない。
彼女の希望分野は児童福祉!

彼女の進路は彼女が決めていい、それは大前提なんですが、
それに対して、良かれと思う方法を提案はしますよ。
娘はすぐに出て行けないことに未練を残していました。
大学受験もその受験先も、自分で決めたこと、
それに失敗したこと、それも自分がやったこと。
しかし、結果失敗したことがいい経験になったのではないか、
落ちてからの方が自分のこと、将来のこと、そして今のこと…
真剣に考えられたのです。 真剣にけんかもしました。
進路から見ても、何も損のない職で、おまけにお金までいただける。
半年や1年いい社会勉強だ、出て行けないけど、頑張りたまえ!
まあ、まだ18歳、あまあまですけどね、当たり前に。
でも落ち着くところに落ち着いたし、道は開けていると思います。
密かに大学落ちてくれたことを良い経験としても、
娘の将来を思っても、実は良かったのではないかと思っています。

娘の頑張りはたくさんの人たちが見届けている。
大学受験だけが、その一回の試験が、その合否があなたの人生の何なんだ?
それはそれでダメでもいいんだよ、その先が大事であって、ただの通過点でしかないんだよ。
それは糧にする覚悟で、真剣に自分を将来を見据えて、じたばたするがいい。
それがあなたの人生だ。

娘よ、今からがスタートだ、まだまだ先が長いんだ、
全てが踏み台になる年だから、たくさん吸収して、何かやっていたら自ずと道は開ける、
自分の人生をいきいきと生きなさい。

ヨクガンバリマシタ!
卒業、おめでとう!

ということで、この春娘は家を出ないことになりました。



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