夏は湖底のタウシュベツ川橋梁 |
4日は立春でした。
FBで「梅が咲いた」とか眺めながら、「ここ十勝はまだ冬真っ只中、春はまだまだ」って思ってました。
高知ではもうふきのとうを探しに行っていた頃かしらって。
しかし十勝は十勝なりに春に向かっているようです。
日はだいぶ長くなってきたし、日差しの柔らかさは増してきたし、
空気の刺さり方は優しくなってきたし…
最低気温はまだ2桁になることが多いけれど、昼間は1桁になると違うもんです。
2桁と1桁はほんと違います。慣れるもんです。
気持ちのいい林の中を進む |
十勝は晴れることが多いから、その分気温は低いんです。
昼間は日差しでぽかぽかでも夜は放射冷却で、
北海道の最低気温になる日も多い。
それでもそれでも雪の溶け方はハンパないです。
きっとまだ寒波は来るんだろうけどね。
そんな春を感じる陽気の中(でもマイナス)、
東大雪、糠平湖に友人と行ってきました。
目指すはタウシュベツ川橋梁。
1987年(昭和62年)に廃線になった国鉄士幌線には
いくつかのアーチ橋があります。
その中のタウシュベツ川橋梁は、
糠平湖(ダム湖)の水が少ない1月ごろから凍結した湖面に姿を現します。
5月ごろから沈み始め夏には湖底に沈み、
幻の橋といわれているそうです。
手前はきのこ氷、奥は大雪山系 |
糠平湖は凍ってました。見事に。
湖畔の林をスノーシューをはいて歩き、
視界が開けると、きっとそこは湖なんだろうけれど、どうみても雪原で、
その奥の方に橋梁が見えていました。
凍り始めてからも水位が下がるらしく外周の辺りは厚い氷が隆起していて、
きのこ氷なるものもありました。
凍った湖の上を橋梁に向かって歩いていきます。
夏は水の中であろう場所の視線はとてもおもしろいものです。
林の向こうには大雪山系が美しく、
いつもは遠くにそびえている山がだいぶ近く見えていました。
空気は澄み渡り、風もなく、
冬のピークは過ぎたなと思わせる清清しい青い空と白い風景。
近づくと意外とでかい、夏は湖底に沈むのか |
穏やかな友人にあれこれと話しを聞いてもらい、けらけらと笑い、
箸を忘れて、お弁当を分けてもらって…
なんだか久しぶりに日常から開放されました。
北海道は自然の宝庫です。
ここまで北にくると思いもよらぬ自然現象も多いです。
あ、今回も熊注意の看板いくつもありました。どこにいても普段の生活って変わり映えしないけれど、
せっかくだから北海道、それも冬の北海道を堪能しないと損ですよね。
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