お正月に友人何人かとうちで酒盛りをした。
私はお酒はほとんど飲まないけれど、その場にいるのは好き。
ある話題から派生して、夫の先輩は言った。
「最近さあ、世の中全体、色んな事で正義がなくなっているって感じるんだよね」
「俺さあ、正義って大切だって思うんだよ」
私はつくづく『正義』っていい言葉だなって思った。
彼が言うには…
うーん、なんて言うのかなぁ、
例えばさあ今日家で箱根駅伝見てたんだけどさ、
なんか強い大学が最初力を温存していて、
最後にがーーーーっと走るわけよ。
最初っからがーーーーと走れよって言いたくなるわけよ。
わかる、例えはあれだけど、その気持ちは分かる。
箱根駅伝ともなると、そこに行くまでにも大変で、
色んなデータ、分析の下、練習し作戦が立てられ、駆け引きがあり、
がーーーと走れても走らない、そしてその方がタイムが良かったりするんだろう。
それも分かる。
やっぱり例えがあれだけど、これは正義じゃないとは言わないだろうから。
バカ正直に最初からがーーーととばす人を、
一生懸命にやっている人を、
まじめにやっている人を、
こつこつやっている人を、
外から冷たく見ている空気が何となく流れているのかな。
世の中色んな場面で正直者がバカを見る的なことが起きている。
色んなことに裏があったり、利害があったりする。
以前に「鈴木先生」っていうドラマを見たとき、
まじめに頑張っている子がないがしろにされていることを感じた。
それに目を向けてくれる先生は必要だ。
手のかからないいい子ちゃんは、たいがい目立たないんだけど。
やんちゃな子はどうしても注目されがちだし、
そんな子は意外とかわいがられていたりする。
それは別に悪いことではない。
ただ、まじめにやっている子も同じように問題を抱えていたりするし、
それでも頑張っていたり、努力してまじめにこなしていたりする。
やらなきゃいけないことをきちんとやれることは素晴らしいことだけど、
まじめにやっている子は、それが当たり前とされて、ほめられたりしない、ことが多い。
やんちゃな子は掃除の時間にちょっと掃除しているだけでほめられたりする。
それは、まじめな子はおもしろくないに決まっている。
ま、私もどうしても手のかかる子に目が行きがちだけど、
子どもはたいてい目をかけてほしがっている。
そのアピールが強い子は得をするのか。
あ、またまた正義とはちとはなれちゃった。
ということで、お正月、正義を考えて、
私の中の正義、まわりの正義を大切にしたいと思った次第です。
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