2015年3月30日月曜日

出発

桜も満開を迎え、長男の出発が近づいてきました。
優しくまじめな長男ですが、片付け整理整頓に関しては、全くできません。
ほんと欠落しているのではないかと思います。
大学に合格して富山に行くことになりました。
決まってから日がないので、住まいを決めたり、諸手続き、準備と忙しないのですが、
本人の準備がほんと!ほんっとに進まないのです。
持っていくといっても服と小物と自転車くらいなもので
置いていく荷物を整理してくれたらそれでいいんだけど…
生活雑貨は私が準備して、後は現地で最低のものを準備するくらい。
しかし、しかし、腹が立つ事に、彼の部屋は物が散らばり、足の踏み場がありません。
服も紙も小物もおもちゃもゴミまでも一緒くたに散らばり、
やっと片付け始めたかと思うと、その隙間に寝ていたりする。
早く片付けてー

貧乏学生決定なので、春休みにバイトをしたり、
同級生がたくさん出て行くので遊びまくったり送りに行ったり、
それはそれで楽しんだらいいんだけど、
自分のやらなきゃいけないことを、まずやる、
ということ、遊びたいんなら、ちゃっちゃとやってしまったらいいのに。
次男は春休みになり、みんなで旅行も兼ねて行く事にしているんだけど、
本人の荷物がどれくらいになるのか、車に乗るのか、
もうかれこれ1週間近くゴミダメのまま…
整理は終わらず、散らかし放題残して行くんじゃないだろうかと、
私は恐怖…それだけは出発を遅らせてもいやだ!

小学生のときは成績も良く、運動もできて、素行もよく、友達に意地悪もしないいいこちゃん、
な・の・に、忘れ物王!ロッカーにも物が溜まっていく。
ランドセルを学校に忘れたこともあったし、
ビーサンで学校に行ったこともあったし、
一度手から離すとそこに置きっぱなし。
忘れ物はさすがに高校では減りましたが…部屋は散らかし放題です。
うちでは彼のスぺースは散らかり放題でもそこから出ない範囲は許すことにしていましたが、
これから一人暮らし。
きっと全てが物で散らかり埋まるんだろうな。
自分の城を思う存分散らかしてくれ。
これで見たくないスペースが減ります。
片付けなさいー!と叫んでいた私はちょっと寂しくなるんだろうな。

2015年3月12日木曜日

2015 春

梅は満開を過ぎ、うぐいすも鳴きはじめ、
そうかと思えば、おとといは雪がちらついたり、
三寒四温。春遠からじ。

長男の進学がやっと決まり、今や準備に追われています。
っていうか、気持ちだけが先走り気味。
春ですねえ。
やっと決まって心置きなくやっぱり遊んでますけど。
センターで思い通りに行かず、志望先を土壇場で変え、
前期試験で芳しくなく、しかし同じ大学のコース違いでもぐりこみに成功。
本人は思惑と違い迷ったみたいだけど、入ってからコース変更ができることを知り、
それを狙って、入学を決めました。
しかししかし、経験が乏しいから、どんな道があるのか、
どんな世界があるのか、何が好きなのか、何が向いているのか、
全くわからないんだもの。
今ある道を歩いてみるんだ。
歩いていると道は開けてくるんだ、きっと。
まだまだ若く、これから先のほうが長いんだから。

長女が家を出る時は思ったほど寂しくもなかったけれど、
長男が家を出るのは寂しいような気がする。
年頃だから家にいる時間は少なく、話もそんなにしないけれど、
でかい図体が家からいなくなると、何だか密度が薄くなり、
子どもが一人になるという、そんな日がやってくるもんですね。
いやいや早く出ていってほしい気持ちも本当です。

周りでは田植えの準備(早期米なので)。
12年も住んでいるから、うちの子が大きくなったように、
一緒に学校にいた子どもらも大人になり、
昨日は機械に乗りたんぼの畦塗りをしていた。
あー家業(地に足の付いた家業)があるっていいなあ、
私が知っているだけで○○家3代目だあ。
こうやって世代交代しても同じ土を耕しているって素敵だなあ、って。
○○君、立派に大人だなあ、あんな小さくてこんなことしてたのにって。
海に海草を採りに行った帰りに田んぼの中を自転車で走りながら、
春を感じました。

そんなこんなの2015年春を迎えます。

2015年3月11日水曜日

3・11 東日本大震災から4年

今日であは震災から4年の月日が流れました。
この日ばかりは思いを新たにする日です。
日々の忙しさにかまけて、東北から遠く離れたここにいると忘れてしまいそうになる。
同じ日本にいるのに。同じ時を生きているのに。
この日だけは思い出して、意識を新たにしないと。

あの日以来、意識の中で色々なことが変わりました。
今日、ラジオで震災にあった方の
「いつ停電してもいいようにご飯は多めに炊きます。
夫を送り出すときは笑顔で。それが最後の別れになるかもしれないから」
という言葉は、雑多なことについ忘れてしまいそうな大切なことを思い出させてくれました。
つい朝から口うるさくけんかして送り出してしまうことの多い息子を、明日からは笑顔で送り出すことにします。
「とにかく自分の命を守ってね。その場でできることを考えてね」
と、あちこちで最近多い地震速報にふれるたび、言ってきました。
南海大地震がいつ来るともわからない高知にいて、
それに備えることは、先の震災の被害に遭われた方々の願いの一つとも思えます。
日々の幸せは失ってわかるもののようですが、
経験者の声はたくさんの方の胸に響いています。

でも日々は相変わらずいつものように過ぎていきます。
しかしこの穏やかな幸せを大切に過ごしていきたい。

今日は戦争の体験をしたおじいさんにお話をうかがいに行きました。
そして地元の浜に海草を採りに行ってきました。
とても穏やかな海でした。
大勢の人間を飲み込んでしまうことなど信じられないくらいに静かでした。
震災でお亡くなりになったたくさんの方々のご冥福をお祈りします。



2015年3月3日火曜日

3月 長男の卒業


早い!あっという間に3月…

先日、長男の高校卒業式に行って来ました。
それはそれ、高校になると、卒業式に来てね、なんてかわいいことは言いませんし、
行ったところで知っている子が他にいるわけでもなし、自分の子を探すことは難しく…
しかし、高校卒業ともなると、これから先、その子の行事に参加するということもなく、
何だか、子どもが親の手を離れる一つの儀式として、メンドクサクても、
見ておかなくては、と、高知市内まで雨の中出かけてきました。

良かったです。
その高校らしくて。
進学校だから、まじめちゃんが多いんですが、
もう大人ですものね、きちんとしてます。
やらなきゃいけないことが、きちんとできる、すばらしい事です。
それは大事なことだと思います。
校長、来賓、送辞、答辞、それぞれ退屈することなく聞けました。
シンプルで無駄もなく、素晴らしい式でした。
この学校で長男は3年間彼なりにがんばったんだな、って。
部活しなかった分、遊びもやりたいこともやれたと思います。
勉強のスイッチはオソッカッタけれど、仕方ないか。
進路に反映するけれど、それは本人のせいだし、納得できるものだと思う。
何事も経験経験、なるようになるし、何が正解かわからないからね。
自分しだいだ。彼の前には可能性たっぷりの未来が広がっているはず。

卒業式は終わったけれど、長男だけでなく半数以上の子が進路が決まってません。
何だか結果は芳しくない可能性が高いと本人は言っているけれど、
受験、進学なんて一つの選択肢でしかないから、
だめでもそれは終わりではなく始まりで、これからの方が長いんだからね。

何だか晴れ晴れしい気分でした。

とにかくこんなに晴れ晴れしい気持ちなんだから、
清清しい若者をたくさん見て、未来に希望を感じているんだから、
お願いします、戦争なんて事態にならないよう、戦争に加担することのないよう、
強い意志を示してください。若者が日本に誇りを持てるよう…
あ、話が横道に…

私は早起き弁当からしばらく解放されます。嬉しい。