2011年7月26日火曜日

被災地に行って

10泊の北海道の休暇から帰ってきました。
帰りに3.11の被災地に立ち寄りました。

強烈でした。
大船渡から海岸線を志津川まで。
海沿いの町はほとんどが壊滅的な被害でした。
人々の生活、そして人生をねこぞぎもっていかれた。
天災、というより学校で見せられた戦後の焼け野原のようで、
何とも恐ろしい景色でした。
こんな風景は二度と見られない、見たくない。

ここ高知の中土佐町、土佐久礼とか私たちの住む笹場、
いつそうなってもおかしくないのだろうけど、
どうにも想像できませんでした。

気仙沼では一日限りのボランティアをしました。
どうしても今の被災地をこの目で見ておきたかった、
それなら少しだけでもボランティアを。
そんなの被災者にしてみたら迷惑な話ではないか、
ただの自己満足では、という思いがありました。
でもボランティアセンターのスタッフの方は
「旅行の帰りで1日だけでもいいんですよ。たくさんの方の力を借りたいんです」
と言ってもらえて、気が軽くなりました。
派遣されてうかがったお家の奥さんは
「高知からはるばる悪いですね。
自分たちだったら行くだろうかって、いつも考えます」と。
もちろん自己満足という気持ちは変わりませんが、
行って良かった。
友人が言ったように、もやもやが少し解消した。
私は私でできること、毎日を大切にすること、
ここでできることもあるし、人間ってバカだけど強いし。

人々はまた町を作るのだろうし、
これをばねにさらに強くもなるのだろうし、
そうでないと無念を抱えて亡くなられたたくさんの方々に
向ける顔がないのですよね。
まだまだこれからだけど前に進むしかないから、
どういうわけかこんなに離れたところに住む私たちが、
被災地の方々に励まされています。

まだ帰ってきたばかりで、気持ちの整理ができていない。
また感じたことは書いていきたい。

私のいない間に疎開の受け入れが始まりました。
今、二組の家族が滞在しています。
どうか思い切り田舎の空気を吸って、
のんびり楽しんでください。

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