10泊の北海道の休暇から帰ってきました。
帰りに3.11の被災地に立ち寄りました。
強烈でした。
大船渡から海岸線を志津川まで。
海沿いの町はほとんどが壊滅的な被害でした。
人々の生活、そして人生をねこぞぎもっていかれた。
天災、というより学校で見せられた戦後の焼け野原のようで、
何とも恐ろしい景色でした。
こんな風景は二度と見られない、見たくない。
ここ高知の中土佐町、土佐久礼とか私たちの住む笹場、
いつそうなってもおかしくないのだろうけど、
どうにも想像できませんでした。
気仙沼では一日限りのボランティアをしました。
どうしても今の被災地をこの目で見ておきたかった、
それなら少しだけでもボランティアを。
そんなの被災者にしてみたら迷惑な話ではないか、
ただの自己満足では、という思いがありました。
でもボランティアセンターのスタッフの方は
「旅行の帰りで1日だけでもいいんですよ。たくさんの方の力を借りたいんです」
と言ってもらえて、気が軽くなりました。
派遣されてうかがったお家の奥さんは
「高知からはるばる悪いですね。
自分たちだったら行くだろうかって、いつも考えます」と。
もちろん自己満足という気持ちは変わりませんが、
行って良かった。
友人が言ったように、もやもやが少し解消した。
私は私でできること、毎日を大切にすること、
ここでできることもあるし、人間ってバカだけど強いし。
人々はまた町を作るのだろうし、
これをばねにさらに強くもなるのだろうし、
そうでないと無念を抱えて亡くなられたたくさんの方々に
向ける顔がないのですよね。
まだまだこれからだけど前に進むしかないから、
どういうわけかこんなに離れたところに住む私たちが、
被災地の方々に励まされています。
まだ帰ってきたばかりで、気持ちの整理ができていない。
また感じたことは書いていきたい。
私のいない間に疎開の受け入れが始まりました。
今、二組の家族が滞在しています。
どうか思い切り田舎の空気を吸って、
のんびり楽しんでください。
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