2020年1月17日金曜日

25年

阪神淡路大震災から25年。
今朝のニュースで小学生が「昔のできごとを忘れずに…」と言っていた。
もちろん彼の生まれるずっと前ではある。
でも私は大人で衝撃的な映像を見たし、災害にあった知り合いもいた。
その頃台湾に住んでいたが、たまたま年末年始を過ごすため、
産まれて間もない長女を連れて長期帰省して九州の夫の実家にいた。
その長女は25歳。
そうか確かにずいぶんと時は経った。
しかし、まだ25年だ。私には昔とは言い難い。

私が生まれた昭和43年は終戦からたった23年なのだった。
記憶にある限り、私には第二次世界大戦は大昔のできごとだった。
「リアルタイムかどうか」はこんなに印象が違うものなんだ。
だから小学生に阪神淡路大震災は昔なのは当たり前なのか。

忘れることは楽にしてくれることもあるが、
忘れてはいけないことや忘れられないこともある。
震災でなくなった方、遺族の方、被災された方、
前を向くしかなかったかもしれない、
忘れないとやっていけなかったかもしれない。
25年経っても涙してしまう経験を私は実際していない、けれど、
時が解決してくれることもあるから、忘れられないことも背負って、
前を向いてみんなで生きていきましょう。

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