日常に年を取ったなと感じることは多々あります、が、
最近、ふと感じたこと。
息子がちょくちょくこの世の終わりのごとくうなだれます。
ま、その原因は年頃ですもの、母になんて言いません。
でも、少しの言葉を拾ってみると、大まかに感じることはできます。
たいていは人間関係。
そして、私にとって見れば棒にも箸にもかかりませんが、
でもでも彼にとっては一大事なんでしょう。
そこで、若いなあ、って感じる。
まだたいした苦労なんてしたことないから、それは大変な事態。
人目が気になる、どう思われているんだろう、嫌われてはいないか、
恥ずかしい、一言に傷つき傷つけ、なんてことは、おばさんは大らかになります。
きっと若い頃、私もそうだったのかも。
あ、私は年取ったから、そんなこと気にならないんだ…
年を取るとその点、生きやすい。
身体のこと、一番年を感じるところです。
もちろん、書類は離すようになりました。
去年からいくつか体の不調を感じて、ネットで調べてみると、
ことごとく原因の一つに「加齢」があります。
笑っちゃいますよ。
どこかに違和感を感じると、なんだかそれは重大な病気のサインではないかと不安の種になる。
若い頃だったら気にもならなかった変化だったりするんでしょうが。
その点、年を取ると生きにくい?
いくつかの不調は仕方のないこととして、
できるだけ体力は維持したいものです。
どうあれ皆等しく残りの時間は刻々と減っているわけで、
若い頃はその時間は膨大に思えて気にもならないんだろうけれど、
年を取っていくと、その時間は限られていることに実感が湧いてしまいます。
いや、だからって悲観しているわけではなく、
限られた時間を楽しく過ごしたいとは思ってしまいます。
若い息子を見ると、
そんなことでうじうじしてないで、その時間で楽しいことしたらいいのに、
その若さはもどってこない、時間がもったいない、
なんて感じてしまう、それが年を取ったということかしら。
そんなことに悩んでしまい無駄と思える時間を使うこと、
それが若いということですな。
2017年2月18日土曜日
2017年2月15日水曜日
プラス気温
帯広氷祭りにて |
しかし連日のプラス温度です。
最低気温もマイナス1桁。
暖かいです。
ビールを冷蔵庫に入れなくは。
今年は特に寒いからねえ、大変でしょ…ってよく言われるけれど、
ま、この冬特に寒いか、分からない私たちは、
冬を楽しんでいるし、この暖かさが春の気配で、
少し寂しさも感じるくらい。
最近はコーヒー豆を生豆で購入して、
自分で焙煎する楽しみを知りました。
自分で焙煎した豆でコーヒーを淹れるのが楽しい。
淹れたコーヒーはおいしいことはおいしいですが、
微妙な味は分からない私は、専ら淹れる事が楽しい。
息子も最近コーヒー好きになり、淹れる役目を取られたりします。
パンもたまに焼いてます。
まだ自家製酵母はたてていないので、ドライイーストですが。これも自分で焼くとおいしい。
それと生ハムを作ってみました。
しょっぱいけれどおいしいし、簡単で安い。色はあまりきれいでないけれど、
売っている物が添加物できれいな色をしているのだな、と思わせてくれます。
加工品は裏(原材料)を見ると、買うの躊躇しちゃうことしばしば。
珈琲焙煎修行中 |
干し芋が手に入り、かんころもちを作ってみたり、
クルミ餅を作ってみたり
北海道は冬場になると地元の野菜が極端に少なくなるので、
糠漬けはほぼ休眠中。
たまに漬けて、混ぜて、どうにか息をつないでいます。
てなことで
縫い物も開店休業状態、とほほ…
2017年2月11日土曜日
立春、そしてタウシュベツ
夏は湖底のタウシュベツ川橋梁 |
4日は立春でした。
FBで「梅が咲いた」とか眺めながら、「ここ十勝はまだ冬真っ只中、春はまだまだ」って思ってました。
高知ではもうふきのとうを探しに行っていた頃かしらって。
しかし十勝は十勝なりに春に向かっているようです。
日はだいぶ長くなってきたし、日差しの柔らかさは増してきたし、
空気の刺さり方は優しくなってきたし…
最低気温はまだ2桁になることが多いけれど、昼間は1桁になると違うもんです。
2桁と1桁はほんと違います。慣れるもんです。
気持ちのいい林の中を進む |
十勝は晴れることが多いから、その分気温は低いんです。
昼間は日差しでぽかぽかでも夜は放射冷却で、
北海道の最低気温になる日も多い。
それでもそれでも雪の溶け方はハンパないです。
きっとまだ寒波は来るんだろうけどね。
そんな春を感じる陽気の中(でもマイナス)、
東大雪、糠平湖に友人と行ってきました。
目指すはタウシュベツ川橋梁。
1987年(昭和62年)に廃線になった国鉄士幌線には
いくつかのアーチ橋があります。
その中のタウシュベツ川橋梁は、
糠平湖(ダム湖)の水が少ない1月ごろから凍結した湖面に姿を現します。
5月ごろから沈み始め夏には湖底に沈み、
幻の橋といわれているそうです。
手前はきのこ氷、奥は大雪山系 |
糠平湖は凍ってました。見事に。
湖畔の林をスノーシューをはいて歩き、
視界が開けると、きっとそこは湖なんだろうけれど、どうみても雪原で、
その奥の方に橋梁が見えていました。
凍り始めてからも水位が下がるらしく外周の辺りは厚い氷が隆起していて、
きのこ氷なるものもありました。
凍った湖の上を橋梁に向かって歩いていきます。
夏は水の中であろう場所の視線はとてもおもしろいものです。
林の向こうには大雪山系が美しく、
いつもは遠くにそびえている山がだいぶ近く見えていました。
空気は澄み渡り、風もなく、
冬のピークは過ぎたなと思わせる清清しい青い空と白い風景。
近づくと意外とでかい、夏は湖底に沈むのか |
穏やかな友人にあれこれと話しを聞いてもらい、けらけらと笑い、
箸を忘れて、お弁当を分けてもらって…
なんだか久しぶりに日常から開放されました。
北海道は自然の宝庫です。
ここまで北にくると思いもよらぬ自然現象も多いです。
あ、今回も熊注意の看板いくつもありました。どこにいても普段の生活って変わり映えしないけれど、
せっかくだから北海道、それも冬の北海道を堪能しないと損ですよね。
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