2016年9月15日木曜日

島国

日本は言わずと知れた島国。
独特の文化が育ち、そして社会人類学的にもおもしろい。
そして、その中でもまた島々に分かれていますよね。
娘の中学のとき(8年くらい前)の社会の地図帳には、
「日本のおもな島」って表の一番上には「本州」って載ってて笑いました。
そうだ、本州は島だ、本州って島の名前なんだ、って。

本州は大きすぎるし、北海道は一応ひとつの自治体だからおいといて、
四国と九州。
私は九州で生まれ育ち、今は四国で暮らしているわけですが。
大きく違うことがあります。
九州は8つの県に分かれていますが、大きく九州人の意識があります。
沖縄や奄美諸島はちょっと違うかもしれませんが。
九州以外で知り合った人と話すとき(特にはなれたところで)、出身に話が及ぶと、
「出身は九州です」と言うことは良くあります。
そして「え、私も九州、九州のどこ?」と話は続きますね、たぶん。
「私、長崎です」「え、私は福岡」「おーーー」
そこで握手とかって感じになることも想像がつく。
そこで四国。
四国ではそんなことはありません。
四国人って意識はないし、四国の他県のことは関心も薄い。
他県は四国であろうと、本州であろうと、他県です。
出身を聞かれると、「高知です」ってきっぱり言いますね。
「四国です」とは言わない。
特に高知がそうなんでしょうか。
けっこう高い四国山地で、他の3県と隔離された上に外海を向いていますからね。
他の3県は仲良かったりして。
高知は特に言葉も違う気がします。
そして、高知以外はけっこう閉鎖的で独特の雰囲気を持っていると感じます。
高知はおおらかで大ざっぱな気質を持っていて、
さすが太平洋を「おらんくの池」というくらいだから。
四国もおもしろい文化ですね。

とにかく、島の意識の違いでした。

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