2016年7月6日水曜日
安心
街暮らしに慣れていないもので、
家で縫い物とか始めたのですが、何となく落ち着かなかったり…
夏のような暑さで、あちこちを玄関までも開け放ってます。
家の前は住宅街の小道で、昼間は人通りはほとんどありません。
古い住宅街だから、老人が家にはいるようです。
お向かいの家はリフォームかなんだか工事をやっているようです。
うるさくはないんですが、10時と3時にはおじさんが道で休憩しているようです。
話し声が聞こえてくる。人の気配。
田舎では、集落ほとんどの人を知っているし、
畑でおしゃべりしている声がしても、声の主はわかっているし、
きっとこちらの気配も届いているんだろうけれど、
それはそれ、それぞれがそれぞれの生活を知っている、
気心知れてるっていうか、落ち着かないことはないんです。
でも、ここでは、まだ落ち着かない。
工事のおんちゃんに挨拶するかどうかも迷うし、
声のする間は外に出ないようにしてみたり…
反対の家からは、お風呂に入っている子どもの声が毎晩聞こえています。
でも顔は知らない。
どこに誰が住んでいるのか知らない。
こちらの動向はもれているはずだけど、きっとそれぞれがサグリサグリ…
なんというか、そんな感じ。
それはそのうち慣れたり、顔見知りが増えたりして、どうにかなるんでしょうが。
その中で、安心したこと。
夕方の犬の散歩は私の仕事なんだけど、
顔見知りが少しできました。
お年寄りは挨拶してくれるし、話しかけてくれたりもする。
子どもは挨拶してこないな、こちらからしても無視するな、なんてことが続いていたんだけど、
暑さが続いていた今日、近くの川で、子どもが遊んでいたんです、2組も。
その中の中学生らしき3人組は、向こうから挨拶してきた!嬉しい。
まじめ君ではない感じだけど、川の脇の小道はその子達の自転車が停めてあって、
じゃまじゃないかと気にもしているみたいだった。
「小さい魚捕まえようとしてる」ってお話しもできたよ。
高知市内の川だから、次男にしてみれば、こんなとこで遊ぶのかって感じかも。
そんなにきれいではないけれど、まあ都会よりはきれいだし、
ハヤみたいな魚も泳いでいるし、田んぼにも引かれてる。
そう散歩コースには田んぼも畑もあるんです。ほんとに街か?
もう一つ。
隣のおじさんが、玄関からやってきて、もらったスイカをお裾分けしてくれた。
玄関でぱっかり切って。
庭越しにしか話したことなかったから。
玄関から「包丁持ってきて」ってやってきたのは嬉しいことです。
そんなことって安心だよなあって実感しました。
人との暮らしの中の繋がり。
親戚縁者のいないところでばかり暮らし、田舎暮らしの続いた今、
近所の人の顔を知らないってことは、安心できないんですね。
大都会では知らないのが当たり前だった気がするけれど。
顔ぐらい知って、挨拶くらいしたい。
子どもが遊んでいる姿が見られる。
今日は暑いからって、そこにある川に入ってはしゃげる。
そんな安心をもらって、そして今日、未だ住民票のある田舎で不在者投票をしてきました。
こんな安心が続きますように。
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