「帰ってきたくはなかったんだけど、日本のご飯だけは食べたかった」と。
やはり日本人にとって食は大切です。
日本は三度の食事を大切にしますよね。
家にいる時は、たいてい一緒に食卓を囲みます、何か事情が無い限り。
それも同じものを食べる。
食の習慣は、地域や民族で、そして各家庭で大きく異なり、
その違いが特徴といっても過言ではないのではないでしょうか。
次男のオーストラリアでの食事は、
朝食、シリアルに牛乳、パンにバターとジャム、ピーナッツバターとか、
昼はサンドイッチ(パンにジャムやピーナッツバター)を弁当に持っていく。
夜は肉の焼いたのとかが多かったらしい。
おやつはポテトフライとか甘いものとか…ジュースもたーんと飲みます。
まあ取り立てて美味しいものも無く、印象に残ってないらしいです。
カレーがとにかく不思議な代物で、ご飯は細長くてぱさぱさしたやつだったとか、
野菜はほとんど出なかったとか、どんなの出たか忘れたとか、
一度BBQの時、レタスが出てて、ボウル一杯のレタスをほとんど抱えて食べたとか。
夜も一緒に食卓を囲むのではなく、できたら置いてあるから、自分で好きなだけとって、
それぞれ好きなところに陣取って食べる、というスタイル。
身体に悪そうなお菓子とか炭酸ジュースとか、うちではあまり食べさせないけど、次男は大好き。
だから、きっと心置きなく食べたんだと思う。お肉もね。
でも、それが毎日となると、日本の食生活が恋しくなるんですね。良かった。
日本人には日本人を作ってきた食べ物があり、習慣がある。
そしてそれは民族性や考え方に影響していると思う。
オーストラリア人は肉とジャンクフードでできているのかなあ。
そして、コナーは…
夕食毎に「これは何?」と聞いてきた。
唐揚げ、トンカツ、餃子、オムライス…これらは大丈夫、グッド。
お好み焼き、クリームパスタ(入っていたしめじはダメだったけど)はOK。
カレーはルーのもタイ風のも大丈夫。
ご飯が食べられて助かった。
みそ汁、お吸い物、なぜかコーンスープ…これらはだめ。
生野菜、ブロッコリーもだめ。ドレッシングをとりそろえれば良かったかも。
ミレービスケット、柿ピー、スナック類は好き、ジュースは大好き。
しかし、和菓子、あんこが特にだめ。
そして、キャラメルコーンがお気に入りだった。
ここでは毎日、夕食はそろって食べた。
「いただきます」も「ごちそうさま」も言ってくれた。
自分の食器も洗ってくれた(うちの習慣)。
いつも「これはどうだ?」って献立を考えるのも楽しかった。
そして台所で隣に立ち夕食を聞くコナーを、不安に思っているのかと思っていたんだけど、
実は楽しみにしていてくれていたのかなって思ってもいる。
コナーが帰ってしばらくは、夕方台所で隣にコナーがいないことを寂しく感じました。
オーストラリアに帰って、こちらでの習慣を思い出してくれているかなあ。
浴衣も着てみました、とっても似合っている。 |
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