2015年10月17日土曜日

異文化交流 その二 食事

次男がオーストラリアから帰ってきて第一声は、日本のご飯が食べたかった、でした。
「帰ってきたくはなかったんだけど、日本のご飯だけは食べたかった」と。
やはり日本人にとって食は大切です。
日本は三度の食事を大切にしますよね。
家にいる時は、たいてい一緒に食卓を囲みます、何か事情が無い限り。
それも同じものを食べる。

食の習慣は、地域や民族で、そして各家庭で大きく異なり、
その違いが特徴といっても過言ではないのではないでしょうか。

次男のオーストラリアでの食事は、
朝食、シリアルに牛乳、パンにバターとジャム、ピーナッツバターとか、
昼はサンドイッチ(パンにジャムやピーナッツバター)を弁当に持っていく。
夜は肉の焼いたのとかが多かったらしい。
おやつはポテトフライとか甘いものとか…ジュースもたーんと飲みます。
まあ取り立てて美味しいものも無く、印象に残ってないらしいです。
カレーがとにかく不思議な代物で、ご飯は細長くてぱさぱさしたやつだったとか、
野菜はほとんど出なかったとか、どんなの出たか忘れたとか、
一度BBQの時、レタスが出てて、ボウル一杯のレタスをほとんど抱えて食べたとか。
夜も一緒に食卓を囲むのではなく、できたら置いてあるから、自分で好きなだけとって、
それぞれ好きなところに陣取って食べる、というスタイル。

身体に悪そうなお菓子とか炭酸ジュースとか、うちではあまり食べさせないけど、次男は大好き。
だから、きっと心置きなく食べたんだと思う。お肉もね。
でも、それが毎日となると、日本の食生活が恋しくなるんですね。良かった。

日本人には日本人を作ってきた食べ物があり、習慣がある。
そしてそれは民族性や考え方に影響していると思う。
オーストラリア人は肉とジャンクフードでできているのかなあ。

そして、コナーは…
夕食毎に「これは何?」と聞いてきた。
唐揚げ、トンカツ、餃子、オムライス…これらは大丈夫、グッド。
お好み焼き、クリームパスタ(入っていたしめじはダメだったけど)はOK。
カレーはルーのもタイ風のも大丈夫。
ご飯が食べられて助かった。
みそ汁、お吸い物、なぜかコーンスープ…これらはだめ。
生野菜、ブロッコリーもだめ。ドレッシングをとりそろえれば良かったかも。
ミレービスケット、柿ピー、スナック類は好き、ジュースは大好き。
しかし、和菓子、あんこが特にだめ。
そして、キャラメルコーンがお気に入りだった。

ここでは毎日、夕食はそろって食べた。
「いただきます」も「ごちそうさま」も言ってくれた。
自分の食器も洗ってくれた(うちの習慣)。

いつも「これはどうだ?」って献立を考えるのも楽しかった。
そして台所で隣に立ち夕食を聞くコナーを、不安に思っているのかと思っていたんだけど、
実は楽しみにしていてくれていたのかなって思ってもいる。
コナーが帰ってしばらくは、夕方台所で隣にコナーがいないことを寂しく感じました。

オーストラリアに帰って、こちらでの習慣を思い出してくれているかなあ。

浴衣も着てみました、とっても似合っている。




0 件のコメント:

コメントを投稿