2014年4月30日水曜日

天の川工房さんの個展2014


















いつもお世話になっている天の川工房さんの個展のお知らせです。

[天の川工房]ヘンプ(麻)の縞々展
6月7日~6月22日 10時~18時 (6/17はお休み)
ギャラリー星ヶ岡アートヴィレッヂ

今回も何枚か服を縫わせてもらいました。
草木染めの優しく上品な麻の布です。
是非、遊びにお出かけください。

2014年4月21日月曜日

山遊び・磯遊び





もう高知は初夏です。
その前に梅雨が来るなあ。

先日から磯のシーズンが始まったようです。
夫は海好き。
新聞で暦をチェックして、磯に行くスケジュールを入れます。
一回目は17日。
今年初の貝採り。
トコブシ、マニナ、カラスの口、カメノテを採ってきました。
マニナ以外は蒸して、マニナは海水で茹でて、いただきます。
うまい!
しばらくは、約2週間に一度、潮時が来るので、
その度にいただけるのです。
が、仕事が入ってしまいました。出張です。
ありがたいことなのに、「あーせっかくシーズンを迎えたのに…」
と、残念がっている。なんてこった…

山は筍、フキ、ツワを採りに行きました。
筍は2本もあれば、2、3日夕食に出没。
子供はちょっとうんざり気味。

食べるのももちろん楽しみなんだけど、
採りに行くことが楽しいんだよね~
採ったら食べないといけないんだよね~ 

2014年4月15日火曜日

選挙フェスティバル


先週末、金曜土曜で、
伊方町長選挙の手伝いに行ってきました。
恥ずかしい話、そのことを知ってはいたんだけど、
新聞で見出しを読んだ程度でした。
友人の田んぼの手伝いを少しした日、
友人が伊方の選挙に行ってくるってう言うもんだから、
え、私も行こうかなってな感じ。

現職、前職、副町長の三つ巴の選挙のはずが、
脱原発を訴える「おただゆたか」さんが立候補。
愛媛県伊方町からの推進派3人に高知県出身の脱原発派が対抗。
伊方原発は次なる再稼働に名前が上がっていて、
原発保有地の首長選の始まりでもある。
まあとっても不利な選挙ですよ。
伊方町は先の大合併で、
瀬戸町と三崎町の3町から成り立っています。
瀬戸と三崎にとってみたら、
合併によって原発の恩恵が受けられるはずだったんだろうな。
住民の声ではそれは感じられないそうだけど。
伊方原発は三崎半島にあり、その先に瀬戸町と三崎町があるんです。
そしてそこに5千人が住んでいるそうです。
半島というくらいだからわかると思いますが、
その方々は原発事故が起こったら、四国の本土に向かっては逃げられません。
瀬戸内側からと九州(大分)側から海を渡って救助に来るらしいですけど、
どうかなあって感じですよ、津波も起こるだろうしなあ。
まあ、自衛隊とかが空から海から救助することをきちんと計画することを望みます。
原発は再稼働しないことは前提ですけど。

あー、選挙です。
一言で、楽しかった、おだたさん、長野さん、ありがとう。
そう選挙なんて選挙権を使うことくらいしかしたことなかったから、
大変さもわかったけれど、楽しさもわかったんです。
疲れたけれどね。
それは全ての人が自分の意思で支援していたからだと思う。
これは何かひとつのことに向かってみんなで力を合わせるイベントのようで、
だからみんなが自分のやれることを頑張っていたからで、
選挙は政(まつりごと)だって実感できました。
そう楽しんでやれることなんだって。
あー久しぶりにこんな感覚をありがとう。

それもこれもおだたさん、長野さんが必死だったし、
魅力的な政策を持っていたし、楽しんでいたからで。
おだたさんが、ただ脱原発を声を大にして訴えているだけだったら、
こうはいかなかったと思う。
伊方の魅力を訴え、過疎を逃れる対策を訴え、生活の安定を訴え、
それには原発を止めるべきだと訴えたから、
とてもわかりやすかったし、支援できた。
そしてやはり人柄も好感が持てた。
強い個性と主張を持ってはいるけれど、 
人の話をきちんと聞いてくれるし、ユーモアもあり、人間的であり、
人を引っ張っていく力のある人だと感じたよ。 ダンディーでした。
こういう人が人の頭に立つ人だって。
住民は安心して暮らせる気がする。

残念なことに結果は惨敗。104票獲得。
準備はほとんどできず、よそ者で…当たり前な話なのかな。
でもそうなると、この柵だらけの田舎町で、
貴重な1票を投じてくれた方の勇気を感じずにはいられません。
感謝感謝。
伊方町が他の原発地元の選挙の先駆けとなれれば良かったんだけど。
次を見据えて行きましよう。希望は見える。


おだたさんや選挙の話は、尽きませんが、伊方町の話。
とても美しいところです。
残念なことに過疎で寂れてはいますけど。
瀬戸内海と宇和海に挟まれた細い半島で、
愛媛県の例に漏れずいろんなみかんの産地で、
海の幸にも恵まれているし、林業も盛んみたいだった。
急峻な斜面と海が迫っていて、
それに張り付くように集落があり、
それが美しい景色でした。
どこにいってもテトラポットは景色を乱しているけれど。
三崎港から大分の佐賀関にフェリーが出ていて、
九州出身の私たちは何度も乗りました。
でもゆっくり集落を回ったことはなくて、
今度は九州に帰るときにゆっくり歩いてみたいなあって思っています。
長崎育ちの私は坂道には慣れているけれど、
選挙運動の最後に行った与侈(よぼこり)という集落での、
直角階段地獄は答えましたよ、おだたさん。



2014年4月7日月曜日

田植えが始まりました


4月なのに南国土佐でも霜注意報が出るくらいに冷え込みました!
久しぶりの早起き(新学期です)は辛かった。
早期米の多いこの地区は、
この土日に田植えが一気に進みました。
暖かくなったなあ、と思っていたら、
辺りは賑やかになります。
トラクターの音、畑でのおしゃべり、
鳥のさえずり、カエルの声…
田んぼに水が張られだし、
私がバタバタしているうちに、もう田植えです。
里山と太平洋に囲まれた田んぼは、
とても小さい苗がきれいに並んでいます。
桜は終わってしまったけれど、
まだまだ春本番、今日は入学式、進級式です。

2014年4月4日金曜日

春 巣立ち

久しぶりです。
ばたばたしてまして。

今日は花見に行ってみようかと思っていたら、
風が強く、まるで春一番?っていうか、冷たい強風で、
北風小僧のカンタロウって感じです。
ストーブに残っている灯油を使い切るべく、久しぶりにストーブも点けました。
まあ間違いなく春ですが、桜は散ってしまうなあ。

この春、長女が巣立ちました!
この一年、地元の保育所で臨時で保育士をさせていただいて、
4月からは岡山で福祉の仕事をすることになりました。

去年の春は大学に落ちて、浪人させないと言われ、
かわいそうだったなあ、とも思います。
しかし、どうしても行きたいようにも見えず、
まあまだどうしていいかもわからなかったんだと思う。
でもちょうど地元の保育士の臨職があり、
きちんと働けたことを母は誇りに思います。 
実践を積んでいく中で、自分のしたいことが見つかれば、
そう、まだ若いんだから、これからいくらでも色んなことに挑戦できる。
その中で大学に行くことだってできる。
それはとても充実しているんではないか。
自分で決めて、自分で動くことは、とても大変なことではあるけれど、
とても自由で、とても強くなれる。
あの子は頑張れると母は思う。

臨時保育士を1年続けた後、どうするかを話していると、とても心許なかった。
探している姿も、とても真剣味が感じられず、
あーもうこれは離れるしかないなあ、と実感した。
だって傍にいると口を出したくなるから。
どうにか自分でやっていけたらそれで万々歳なのに、
目指しているものが母には見えず、もったいないと思ってしまう。
そう彼女は私ではないのだから。
離れるとそれも客観的に見れるだろうから。
そして大人の女性として対等に話ができるじゃないか、と。

彼女も家を出たいとは思っていたから、
とてもイイカゲンに見えていた就活の中で、
3月の下旬になって、なんと、岡山市で契約職員の口をもぎ取ったのです。
えらいえらい!
まあ、あちらさんも焦っていたんでしょうね、フフフ。
それからはもう忙しかった。
バイト中の私は帰ってから荷物を用意し始め、 
最後の週の土日で、家探し。
31日は長女も私も仕事に行き、1日の早朝出発。
長女を送り届けて、次男と荷物を運び、足りないものを買い足し、
2日の深夜に帰りつきました、ふぅ、ってな感じです。

仕事は児童福祉関係。
きっと保育士と違った大変さがあると思います。
その上、知り合いも少ない土地で、初めての一人暮らし。
あー、一人で涙ぐんでいやしないか、って母は心配しません。
まあちっとは大変でしょう。
でも無我夢中かもしれないし、親が思うより子供は楽しんでいるものでしょう。
何といっても、彼女の長所は地道に頑張ることができることです。
実は結構強い子です。
それを母は知っています。
きっと今も一人部屋で鼻歌交じりで、
ネットでお笑いでも見ながら美味しいもの食べてます。

彼女がいなくなった我が家は少し広く感じます。
もっと気が抜けてしまうかと思っていたんですけど、
今のところ日常が続いています。
そう、彼女の独り立ちは、長いこと母をやってきた私の子離れでもあるのでした。
あ、そっちの方が大切なのでした。

桜の季節が終わります。
オソロシイことにすでに4月です。