2013年5月21日火曜日

田植え

土曜日、友人の田んぼの田植えの手伝い。
子供が小学校で毎年田植えをしていて、
それを見学に行ったりしていたけれど、
初めての田植え。
うきうきしました。

田んぼにはだしで入って、
手で一本ずつ植えていきました。
8時からだったけど、少し早めに行ったら、
田んぼに線をつけていたので、
そこから手伝い。


3月に種植えを少し手伝って、
それが苗に育っていました。
こだわりの米作り。
一本ずつ植えている人は近所にいないけど、
友人がこんなに丹精こめて育てた苗だから、
一本ずつ植えるのは、
もう当たり前のように感じます。
立派に育つんだぞお、との思いと、
きっと育つとの確信とで、わくわくします。
何だかもう育って風に揺れている金色の稲野原を想像できるようで、
とても楽しみです。

私の田んぼじゃないけど、
頑張っている友人を尊敬するし、応援するし、
そしてわが子のような気持ちも分けてもらって、感謝です。
毎日食べているお米を自分で作ることは、
基本なんだろうけど、
米を買うことを日常としていて、それを当たり前と思っていて、
米を作る苦労や楽しみを知らない現代。
それはとても悲しいことなんではないだろうか。
私も米を買っているけれど、
目の前の日常に田んぼは広がっているし、
今回の手伝いで米を作る楽しみを少しでも実感することで、
米がまたまた美味しくなるだろうと思う!
農作業って、特に単純作業の繰り返しの時、みんなでやるって、とても楽しい。
今回、それに何の損得も絡んでないから、
またまた爽快なのでした。



うちの縁側で記念撮影
笹場は蛍が飛び出しました。


2013年5月16日木曜日

視点

先日ご近所のサルの研究をしている女子宅でお食事会に誘われていて、
貝を持って出かけました。
その縁は、彼女が笹場に引っ越してきたことがきっかけですが、
彼女は四国の動物の生態を調べているNPOに勤めていて、
そこがやっている解剖会や調査に長男が参加しているのです。
長男は動物関係に進みたいんです。

その会の面々は、動物や自然大好き関係。
話を聞いているとマニアックで、面白い。
所長はこうもり担当。
その調査に参加した長男の話を聞いていると、
そのメンバーはいつも穴倉を見つけている。
アンテナはいつも「こうもりいるかな」ってことに向いているんだなあ。

ヘッドライトを点け穴に入り、飛び交うこうもりを素手で捕まえて、
観察したら番号札付けて逃がす。
そんなことをあちこちの穴倉で一日繰り返す…

そして、笹場在住の女子はサル担当。
サルの話になると目が輝いて次々に話し出します。
この辺りでは猿が多くて、農作物を荒らすので困りものなんです。
そこでサルの生態を調べるため、情報を集めては檻をしかけ、
かかったサルに発信器をつけ、放します。
そしてたまにアンテナを持ってふらふらして、
そのサルの行動や群れを調べているのです。
年頃の女子が、森の中でアンテナを振っている…

サルは大好きなんですが、サルの追い払いを勧めている。
人とサルの住み分けをきちんとしないと、サルは害獣になってしまうんですねえ。
サルを捕まえて役場とかに持っていくとお金がもらえたりする。
どうして人間の畑を荒らすことになるのか?
きっと先住民は猿のほうなのに、人って勝手なものですよね。
裏の山に猿が住んでいるって、とっても素敵なことなのに、
人間が勝手に害獣にしてしまっている。
猿にとっては人間のほうが害獣じゃ。
うちの屋根の上も猿の通り道になっていて、瓦が落とされました。
猿さんよ、仲良く暮らそうではありませんか!

話がそれてしまいましたが、
その日の集まりのメインメニューは、いのししの丸焼き。
それに北海道から送ってきたトドの肉。
そして、うちのニワトリを、そこでさばいて、そこで食べました。
一羽減りました。
たくさんの命をいただきました。
あ、この人たちって、動物大好き人間達のはず…

話がどんどんそれてしまいましたが…
久しぶりに視点の違いが面白くて、動物の話が面白くて、
そして、動物愛護とか動物保護とかを振りかざしていなくって、
これは楽しめそうだぞって、思っています。

2013年5月13日月曜日

GWとハウス

GW終了して、日常が戻ってきました。
4月末からハウスのバイトに行っています。
インゲン豆のハウス。
すぐ近くの近所の人のハウスで
豆の収穫をしています。
5月いっぱいは採れるみたい。 
それ以降は路地物が採れるので、
ハウスは季節はずれの物なんだと納得。
外はとても気持ちのいい季節なんだけど、
ハウスの中は暑い!

GWは子供達はそれぞれ自分の用事で
毎日のようにおでかけ。
それに伴って、休みといえども弁当作り。
私達は夫婦で2日だけお出かけしました。
子供が大きくなるとそれができていいですね。

前から気になっていた、
平家の落人が流れてきたところの集落を見に行きました。
とても国道とは思えない439号線(通称よさく)をドライブ。
高原集落とかいう看板を見かけました。
吉野川沿いにも町はあるんだけど、
道沿いには見えない、
まさかこの上にというようなところに
集落がいくつもあり、
マチュピチュとも例えられているようです。
(マチュピチュとまではいかないでしょうよ、
行ったことないけど)
集落に登る道は今は車で登れますけど、
その先のすごい傾斜のところに家や田んぼがあり、
国道や町と川をはさんだ向かいの斜面にも集落が見えます。
国道といっても県道どころか農道みたいなところもあって、
ここの人たちはどこへ仕事に行きどこで買い物しているんだろう、
なんていらぬ心配をしてしまうほど、山奥、
というか人里離れた感じ。
しかししかし美しいところでした。
子供の姿は見かけたんだけど、
どこまで学校へ通っているんだろうか。
長崎で育った私は自転車を足にしたのは大学から。
きっとこの辺りで育っても自転車は役に立たないだろうなあ。
坂とか高低差のある町は表情が豊かで好きです。
こういう景色の中で育つってどんな感じなんだろうか。
育つ環境って人柄を作ると思う。
こういうところはどんな人間関係なんだろうか。

高知県は南国土佐で暖かく、太平洋に黒潮に鰹、
ってイメージが強いけれど、
実は80%以上が森林で林業も盛んで、
最近でも霜注意報(山沿い)で出るくらいのところなんです。
そして四万十川、吉野川、仁淀川などの
大きくきれいな川も流れているんです。
海に山に川に!です。
何にもない、自然しかない、みたいな。
そして東西に長く、海岸線がすごく長い。
(どれくらいだか忘れましたけど)
海の幸、山の幸に恵まれています。
そう、ど田舎。
それが良さですよ。

話がそれてしまいましたが、
下界は晴れて暑かったみたいですが、
山沿いでは雨が降っていたりして、肌寒かったです。
そんなところをみて嬉しかったんですが、観光地でもなく、
帰ってくると、お土産は?と聞く次男。
そんなこと頭の隅にもよぎらなかったなあ…














2013年5月1日水曜日

黒潮の幸

先月、次男の卒業式で知り合いに着物を着せていただきました。
母が私の大学の卒業式に着てきた絞りの着物。
たまたま生姜のバイトで知り合った方が、
仕事の前に来て着付けてくれて、
ずっと着たかった着物を着ることができて、嬉しかった。

そしてその方が先日、鯛を持ってきてくださって、
うーんきれいな鯛、刺身にして湯引きにして食べました。
それが、その日はいつもの友人が鰹を売りに来てくれたので、
今年初の初鰹!
うーん刺身三昧。
ご飯は豆ご飯。
鯛のあらでお吸い物。
なんと豪華な晩御飯。

そして今が旬の小夏。
それも頂き物!
黄色い部分をりんごの皮のように剥いて、
白い部分とともに切って食べるの。
白い、普通なら苦い部分が甘くて、瑞々しくて美味しい。

ここ高知では初物を頂く時、東を向いて笑います。
最近は東を向いて笑う機会が多い。
幸せな晩御飯。