さて、次男、高校2年生になりました。
転入して半年が経ち、どうにか落ち着いてきました。
高校での転校がこんなにやっかいだとは思いもしませんでした。
次男のこの世の終わりがやっと終りました(笑)。
次男は物心ついたときから高知で暮らしていたので、
高知出身と言っても過言ではありません。
そして始めての引越しが多感な高校生で、
また高知から北海道という、遠距離、言ってみれば外国のようなとこで、
本人の不安を超えてましたね。
って、まあ何が大変かって、些細なことなんですけど。
それは私にとってであって、まだ16年しか生きていない彼にとっては、
思いの外、環境が変わるということは重いことだったんでしょう。
最大の苦痛の原因の部活は、辞めることなく頑張っています。
そんなに苦痛なら辞めて、他の楽しみを見つけること、
短いかもしれない北海道を謳歌すること、
バイトしてオーストラリアに行くこととかを勧めたんですが(笑)。
保育の年長からずっと続けてきたサッカーを辞めることは、
自分の一部をなくすような、なんだか勇気のいることなんだろうな、
と、そんなに続けてきたことのない私は思いました。
そして、揺れる心は続けていくことに決心をつけたようです。
やっと踏ん切りをつけたということでしょう。
今でも愚痴は言いますが、以前とは違います。
それくらいは聞いてあげます。
友達ともだいぶうちとけたようです。
うちは学校から1キロくらいで、ま、高校生のたまり場には絶好のロケーションです。
でも、最初の頃、うちがぼろい、と言われたことから、
なかなか友達を連れてきませんでした。
次男は見栄っ張りですから。
でも、今では泊まりにくるくらいの仲です。
連れてきて中に入ってしまえば大したことありません。
うちで昼ごはんを食べて、3時ごろになると六花亭に行ってケーキ食べたりもしてます。
先日は気候も良くなったので、外でジンギスカン、朝も作りかけのデッキで朝食。
エンジョイしてますよ、高校生活。
感情的にいやだいやだと考えて下を向いてばかりでなく、
何がいやなのか、何がこんなに気を重くしているのか、
その解決法はあるのか、解決できないならどうして気を軽くするのか、
そういう風に冷静に分析することは大切なことです。
そうすると、なんだか悩んでいたのがバカらしくなったりもするものです。
些細なことで傷ついたかと思えば、小さなことでうきうきしたりもするもの。
理想や夢を持つことは大切だけど、全てがかなう訳でもなく、
妥協したり、今ある環境を楽しむことも大切です。
いつでも何でも無難にこなし、周りは自分をずっと知っている人の中で暮らしてきて、
その中から少しはみ出た高校で慣れた頃、引越し転校。
できかけていた自我を表現し理解してもらうことは初めての経験だったのかも。
自分の居場所を作ることは意外とむずかしいものです。
きっと暗黒の日々を笑い話として思い出す日が来るでしょう。
今でも小さいことでうじうじしたりしてますが、何かをふっきった彼は、
少し大人になり、今を楽しく生きているようです。
0 件のコメント:
コメントを投稿