2015年4月6日月曜日

春・門出

何だかすっきりしない天気が続いています。春なのに、春だから。

長男が富山に引っ越しました。
ぎりぎりセーフで準備完了。
車に満杯の荷物を積み富山へ行ってきました。

旅行を兼ねてということで、行きには白山連邦、白川郷、五箇山へ寄りました。
太平洋を離れて高度を上げていくと、何と雪が残っているではありませんか。
そして、日本海側に行くと、もうそこは日本海の冬の体で、どんよりと雲が低く、
ざっぱーんと波が立ち、海の色も鈍く、演歌がかかっていそうな感じ。
久しぶりに雪の照り返しを十勝の白いまぶしい冬を思い出しました。
高知では桜が満開、春本番だったんだが。
さすがに富山高岡市では桜はだいぶ開いていましたが、こぶしや木蓮が満開できれいでした。

受験で富山に行った時点で、長男は少なからずカルチャーショックを受けていました。
今までは、南に行けば海がある感覚、海の向こうは果てしない世界を感じ、胸のすく感覚。
北側には山があり、深い緑がもこもこ。
しかし、富山から見える山々はとても高く連なり、白く輝いて神々しい。
景色にいつもあの山々がある暮らし。
海は北側にあるんだよなあ。
そしてその日も、イメージ通りの日本海冬景色、低く垂れこめた雲、波は白波が立ち、ざっぱーーーんって。とかもろもろ。
大学でちょっとした顔見せ会があって、知り合った人は島根出身で、
「島根の冬もこんな感じ、冬はどんよりとして風が強いよ」
あー高知とは違う、こんなところで生活する、育つってどんな感じだろう、って。
そうかそうか、こうやって彼はいろんな世界を知っていくのか。
いいなあ、フレッシュだなあ。

ばたばたとあれやこれやと新生活の準備をして、
高岡市の観光も少しして、ます寿司、白えび、ほたるいか、富山ラーメンを食べ、
昨日、すっかり軽くなった車で帰ってきました。

長男はしっかり育っていると母は信じます。
自信を持って楽しんでがんばってもらいたいものです。

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