2021年4月12日月曜日

コロナと戦争

 

毎年春に、近所の中学校の柳の新芽が立派で美しいんです。

市内はすっかり雪は消え、自転車も乗れるようになり、

夫とともに車のない私の行動範囲が広がりました。

梅も桜もまだですが、こぶしのつぼみが膨らみ始めました。

マイナスになることもほとんどなくなり、ホームセンターには種が売られ、

十勝も例にもれずいつもより早い春です。


日本人はまじめな国民性と言われます。

コロナ渦で外出を控えて、マスクしてって協力を求められれば、ほとんどの人が従う。

協力、要請っていいながら、従わないと罰則ってそれは強制でしょう?

ってちょっとそれてしまった。


もし、戦争が起きたとして、今の日本で誰が戦地に行くのだろう、

召集されたとして、行くのかしら?行かせるかしら?

夫を息子を戦争になんか差し出さない、お国のためになんて命を捧げない、

って思ってました。

今の戦争は私の思っている姿とは違うかもしれないし、

召集されないかもしれないし、されても役立たずかもしれないけれど。


でも、この目に見えないコロナ渦で、

テレビがマスクをしましょう、旅行は控えて、新規感染者が増えてます、

なんて言っていると、

あー、旅行行きたい、騒ぎたい、って言いながら、

あー、コロナ増えてるから、我慢しょうってほとんどの人が従う。


あー、もしかしたらこんな感じで戦争が始まっちゃったら、

知らないうちに、お国のためにとか、今は我慢しなきゃとか、

少しずつ引きずり込まれるのかも、

先の戦争も、ドラマとかで見ながら時代が違うって思ってたけど、

実は今もそう変わらないのかも、

とか…


自転車に乗れるようになったので、週に2度ほど昼間に温泉に通います。

露天風呂で青空を見上げながら、ぼーっとそんなことを考えました。

いや、マスクはしてますから。