2020年11月6日金曜日

尊厳

 


十勝は冬を迎えました。

マイナスを迎える日もすぐそこです。


核兵器禁止条約が発効されることが決まりました。

それはとても嬉しいことです。

しかし残念なことに日本は賛成しません。

核の傘下にいるから。

日本はまだ戦後であり、アメリカに支配されているんだな。

先進国となり物があふれる暮しをして安全な国として知られていても、

戦争に負けたんだって、こんな時に実感する。

核兵器禁止条約に賛同して、アメリカに守ってもらえなくなるのが怖いの?

いつまでアメリカのご機嫌を取るの?

いい、戦争に負けちゃっても、過去のこと、仕方ない。

もう戦争は終わったんだ。

でも唯一の被爆国としての教訓は伝えていくべきだ。

ムヒカ元大統領は言った。

「人類だけが過ちを犯す」

そして人類は学習することもできるではないか。

あんなに悲惨な原爆を経験した日本は先頭に立って活動すべきだ。

被爆した方々に顔向けできないよ。

以前、「カンタ・ティモール」ってドキュメント映画を観た。

東ティモールの独立運動の話だった。

良かった、すっごく良かった。

民族の尊厳、人間だけが持つことができるのではないかな。

人間、人類としての尊厳。

みな自分、家族、親類、友人、身近な人たちは、大切。命は尊い。

でも日本人として、人間として、世界をひろーく広げてみたとき、

命を差し出せというのではなく、一人一人の命を通り越したその先の、

人類の尊厳として、大切なことがあるのではないか。

もしその尊厳のために戦わなければならなくなったとき、死ぬことも厭わない。

核兵器で守ってもらってまで私の命はいらない。

自分を守るために人を殺すこと、そのために核兵器を作り持つこと。

なんとばかげたことか、このばかたれ!って思う。

自分の命を守るように人の命も守ったらどうだ。

政府は国民を守ることは第一の仕事かもしれないが、

核兵器で守ってほしくはないのだよ、総理大臣様。

核兵器、そして原発(自爆装置でしょ)、必要性は微塵も感じません。