手前が山わさび畑、日高山脈は冠雪 |
十勝はすっかり冬です。
先日の台風で紅葉もあっという間に散ってしまいました。
短い秋ではありましたが、今年は紅葉を堪能できた気がします。
農業王国十勝は最後のビート収穫と長芋収穫が佳境を迎えています。
小麦はきれいに芽吹き雪の下で眠るまであと少しとなりました。
北海道の農業は日本の農業とはいえない感じ。
規模が違いすぎる。
農家はたいてい専業で裕福。
農地面積も収量も桁違い。
機材は必須です。
そんな中でも人手が必要な作業があって、
そのまた何種類かはバイトを雇って人海戦術が必要となります。
その名をでめんといいます。たぶん出面って書くんじゃないかと勝手に思ってます。
以前に住んでいたときはもっと種類があったんだけど、
機械の進歩はすごいもんです、減ってました。
ビート収穫は機械、長芋収穫は人海戦術。
そのうち人手は必要なくなるのではないか?
今回でめんさんはしてなかったんだけど、
ま、畑に関わるのは好きなんだよなあ、
知人の畑に人手が足りず、運動不足の私が微力ながら、
でめんさんに変身して働いてきました。
かぼちゃ収穫と山わさび収穫。
かぼちゃの時はへたを切るはさみで親指の皮はすぐにむけ、
おまけに1日で手がぱんぱんにはれました。
山わさびは、ひたすら広大な畑をかがんで歩いているので、足腰オシリが筋肉痛。
しかししかし、なんともロケーションが最高です。
日高山脈のふもとで、360度のパノラマ、カラマツの紅葉も美しく、
日高に沈む太陽と、反対から上る満月、
大地も空も広大に広がり、スケールアウトするほどの景色です。
お年頃なもので、体の回復にはあと数日かかりそうだけど、
温泉の豊富な十勝だから大丈夫。
そんなこんなで北海道を満喫していると言っていいでしょう。