2011年11月29日火曜日

オーガニックマーケット 収穫祭 延期開催

先日、19日の収穫祭は悪天候のため開催できなかったのですが、
12月の10日(第2土曜)に延期開催されることになりました。
せっかく準備を整えたスタッフ、出店者の皆様、ご苦労様です。
楽しみにしていてくださったお客様、10日に足を運んでみてください。
私は出店しませんが、とにかく天気に恵まれますよう、
テルテル坊主をこしらえて、祈っております。
なお、3日には出店予定。雨がなければ。
今のところ予報は曇り一時雨…

2011年11月25日金曜日

娘が家を6時過ぎに出て行きます。
普段は4キロの道のりを自転車で駅まで行きます。
JRに一時間半乗って、帰りは夜の9時。
夜は一応娘ですので、迎えに行きます。
汽車は学生で満員とはいきませんが、たぶんラッシュアワー。
都会で働くサラリーマン並みの生活です。

雨だったり寝坊した時は車で送っていきます。
もうすぐ12月、師走、早い…
6時はまだ暗く、このところ冷え込んで 今日は車のフロントガラスが凍っていました。
今日は寝坊。

娘が高知市内の学校へ通うようになって、良かったこと。
毎日が忙しくはなりましたが、早起きをするようになったこと。
そして、早朝の風景を見るようになったこと。

今日のように冷え込むと起きるのも送っていくのも辛いですが、
笹場の海の空が赤く染まり出している様や、
小草の海や久礼の港で海からもやが上がっている様は、
とても幻想的で、一日が始まる美しさを感じます。
生き物が動き出す気配、街が目覚める気配。
やっぱり自然の美しさにかなうものはありません。
その中に人間もいるのであって、生かされているのだと、
人間ってちっぽけだなあって、
まずは今日一日頑張るかって、
そんなことをすがすがしく感じてきました。

2011年11月22日火曜日

つきあい

田舎ってつきあいがいいなあと思う。

若い頃、田舎はそんなに好きではなかった。
それは、つきあいが濃いことが他聞にあった。
自分の気の合う人々とつきあっていれば良いことは、
楽であり楽しく、自分でいられる気がしていた。

でも仕事をしているとそうもいかず、
ストレスがたまるとまた仲間と楽しむ、
それで気が晴れれば、それは間違いではない。
ただ暮らす分には、隣とのつきあいも挨拶程度だったし、
顔も知らなかったりした。

ここ田舎は生まれた時からずっとここに住む人々、
一度は田舎を離れたが、帰ってきた人々でほとんどが構成される。
つきあいが長く、その人個人だけでなく、
家族や親族、その上の代にまで及び、もちろん子孫にも影響する。

私たちは自分の田舎ではない田舎に飛び込むことをしている。
だから最初は色々うかがいつつつきあってきた。
そこで9年が経った。
子供もいるから、つきあいは濃くなる。
その年月の中で、最初は探り探り地域に入れてもらっている感じから、
そのうちわかって来るとうっとうしくなり、
そしてこの地域の大家族の隅っこに居座らせてもらうようになった。
子供たちは巣立っていっても、きっとここが田舎なんだろう。

田舎はどちらかと言えば、地域性があり、
よそ者を受け入れず、変わり者をはじく性格があり、
年功序列、男尊女卑、古いしきたり…
いろいろなしばりがあるものと思っていた。
しかし、そうではない。
ある程度の地域性はあると思うが、実は深い懐を持っている。
実はいろんなタイプの人、
変わり者、頑固者、怠惰な人(土佐では極道と呼ぶ)、障害のある人…
(はい、私たちもどれもに当てはまります…)
そんな人々を受け入れ、助け合って暮らしている。
長い年月をその祖先にまで遡って長い年月を一緒に過ごしてきたことは良いことだ。
その個人の悪いところばかりを見ない。
その短所も知りつつ長所を知り、その個人をまるごと受け入れているように見える。
自分の知らない先祖のことをとなりのおじいちゃんが知っている。
そして、伝説のように語り継がれていく人もいる。
人口は少なくとも、都会よりいろんな人とつきあうことになる。
うっとうしい反面、楽でもある。

これはあの人に聞くと良い、
あれはあの人に教えてもらう、
そんな風に年寄りが教えてくれる。
それは年功序列ではなく、長く生きてきた人の獲得した知恵を伝えているのだ。

私たちは新しいどこかに移り住んでいきたいと思っている。
いつも放浪癖がある。
それはやはり今も変わらない。
ただ今はその候補地がないだけ。
子供が学校へ上がったこと、仕事とかのきっかけがなかったことから、
ここへ長く留まることととなって、色々見えてきた田舎の良さが一番の収穫だ。
よそ者がその土地の良さが見えることはある。
それを伝えることが私たちの役目であり恩返しかなと思う。 

時代が移り変わり、この田舎の生活も様変わりしたと思う。
実際、私たちの年代以降は、つきあいは疎遠になってきている。
ここの嫁より私の方が年寄りを知っていたり、
作物を知っていたり、出来事を知っていたり…
激動の時代を生き抜いてきたおじいやおばあは、
外に働きに行く子育て世代に、孫に、
色んな知恵や経験をきちんと語り伝えてほしい。
おせっかいおばさんも復活してほしい。
田舎に嫁が来ない原因の一つにそれがあるらしい。
うっとうしくらいに縁談を持ってくるおばさんがいなくなったみたい。
田舎の若者よ、嫁をもらって子供を作ろうではないか。
小学校がなくならないように、がんばろう!
嫁の紹介はできないけどね(泣)
あ、嫁に来たい人は連絡ください。

なお、この田舎の良さは、ここ太平洋に面した土佐特有のものであって、
全ての田舎に共通のものではないと思われます、はい。

2011年11月21日月曜日

いちょうの木コンサート

樹齢800年のいちょうの木があって、
10年くらい続いている「いちょうの木コンサート」があります。
ある年、いちょうの木が弱っているのではないかと、
子供たちが感じて、新聞に投稿し、
樹木医さんに来ていただいたことから、始まりました。
「いちょうの木に元気になってほしい」との願いから。
樹木医さんの指導で木は元気になり、
それから始まった子供たちの「いちょうの木コンサート」
一時は体育館で行われていましたが、
去年からまたいちょうの下でやっています。
11人の子供たちが合唱と合奏、
英語の先生の2人やお客様のマリンバ奏者とギター演奏。
とっても充実したコンサートでした。
秋晴れの気持ちいい天気にも恵まれ、楽しかったです。

子供ってすごい力を持っています。
小さい学校は一人ひとりの役割が大きく、責任感が生まれます。
最年少2年生のミキ(1年生はいません)、
せりふもあるけど、立派に言えていたし、
歌は元気に歌えていて、かっこよかった。
6年生は4人、さすがに落ち着いていたし、
最後のコンサートをまとめて立派でした。
11人とも堂々と台詞も歌も合奏も頑張っている様子は、
大人はかなわないし、感動しました。楽しかった。

大きいいちょうの木は、黄葉はまだまだこれからだけど、
美しく神聖で、まさに笹場のシンボルです。
子供たちの歌声はきっといちょうの木に届いているし、
私たちもいちょうの木に元気をもらって日々生活できています。
そんな日々の気付かない力や幸せを感じる一日でした。

そこにあるだけで安心していられる、
そしてふと眺めていると、日々のいらいらがどうでも良くなるのでした。
やっぱり大銀杏は笹場のシンボルだなあ。

2011年11月20日日曜日

オーガニックマーケット 収穫祭

昨日はオーガニックマーケット、収穫祭の日でした。
私は前日に天気が回復しない様子でしたので、
やむなく、出店を中止することを決めました。
しかし、開催予定でしたので、お客さんとして顔を出したいと思い、
雨が止みそうにない中、行ってきました。
11時ごろ着きましたが、
会場の一部で小さなオートキャンプならぬオート屋台村ができていて、
ちょうど雨も止んでいたので買い物を少しして、話を聞いてきました。
とりあえず雨の中始めたものの、
風が強くなり、テントがたてていられる状況ではなくなり、
たたんで残った人でこじんまりとやることにしたそうです。
食べ物、加工品の出店者は大変。
仕込み、作ってしまったものは、日持ちもしないし、
家族で食べられる量でもなく、少しでも売ってしまわないと…
たくさんサービスしてもらいました。

天気ばかりはほんとに仕方がありませんが、
昼過ぎには雨風も収まり、日まで射してきましたので、
いじわる!と叫ばずにはいられない気持ちでした。
すごいのは、それでも途切れない程度にお客さんが来ていただいていたこと。
楽しみにしていたのに、
雨で出かけられなかった方もたくさんいらっしゃったことでしょう。
また、毎週のオーガニックマーケットは変わらずありますので、
池公園まで足を運んでいただけますよう。

雨が上がって、今日は晴れ。
風が強く、冬の匂いがしています。

2011年11月15日火曜日

せんだんの木


私たちがこの家に引っ越して2,3年目にせんだんの木が芽を出しました。
鳥がはこんできたんでしょうね。
そんなに邪魔なところでもないので切らずに残しました。
あっという間に成長し、3年くらい経つとじゃまな枝を少し落とすようになりました。
今では屋根を越し、夏は大きい木陰を作ってくれます。

しかし、秋は葉を落とします。
せんだんの葉は羽状複葉と言って、
小葉が集まり茎のようなものについていて、それで一枚の葉になります。

だからぼとっと細い枝のような茎も落ちてきます。
風が吹くと、はらはらぼとっと音がして、
下にはせんだんより一回り大きい黄色いじゅうたんとなります。
だからもう掃除が大変。
まず枝のようなものを拾ってから、掃き掃除します。
あまりまめに掃除はしないのですが、
掃いているそばからはらはらぼとっと落ちてきて、
ちょっとむなしくなります。
あまりきれいにしても甲斐がないのですが、
一日で黄色いじゅうたんですから、しない訳にはいきません…

夏は木陰を冬は日差しをととても役に立っている木ですから、
しばらくは黄色いじゅうたんを楽しみつつ、木を見上げて、
残った葉を眺める毎日です。

2011年11月12日土曜日

オーガニックマーケット 収穫祭

次の土曜、11月19日は高知オーガニックマーケットの収穫祭です。
そう秋真っ盛りです。

私も出店します。
私はタイやインドの綿や麻の布で主に婦人服を作っています。
したがって、冬物はあまりありません。
小物が中心となります。

無漂白綿ネル地とざっくりとしたタイの綿を合わせてひざ掛けや、ストール、
もちろん布ナプキンも持って行きます。

まあどちらかと言えば、買い物することの目的で行っていますけど。

秋の収穫祭、ぜひおいでくださいませ。

2011年11月9日水曜日

居場所

居心地良い場所。
どんな状況でどんな場所にいても、そんな場所を作れる人でありたい。
自分の居場所もそうだし、誰かにとってもそう。

そうだな、それは空気かもしれない、雰囲気。
ゆっくりとした時間が過ごせる雰囲気。

私はどんな場所が好きなんだろう。
家はもちろん落ち着く。
気の置けない友人の傍。
逆に知った人の誰もいない不特定多数の中。
ふるさと、田舎…

でも結局は気の持ちようなんだろう。
精神的に穏やかな時は、どんな場所にいても落ち着いていられるかも。

周りの目を気にせず、周りと関わりを持たなくて良い環境。
それは楽かもしれないし、落ち着くかもしれないけど、
それは楽しくはないものなのではないか?
今の世の中の色々な不可解な現象は、そんなことから起こっているのではないか?
そして誰もが一人では生きていけない、たぶん。
人と関わることによって一人ではできないことができたり、
喜びが何倍にもなることもある。

田舎で暮らすといろんな意味で否が応でも人と関わることになる。
子供がいるとなると特に。
かつてここ笹場でもほとんどが専業農家で、
それぞれに多少の違いはあっても、ほとんど同じ生活をしていたと思う。
今は田舎も同じく、ほとんどの人が外に働きに出て、
笹場の中で生活が成り立っている家庭はないだろうし、
生活パターンもそれぞれ違う。
でもまだ田舎だから、昼間はお年寄りが畑にいて、学校帰りの子と話したり、
取れた野菜をいただいたり、お葬式の手伝いがあったり、お宮のお祭りがあったり…
出かけていたねって知っているし。
人間関係は濃いものだ。うっとうしいくらいに。

そんなところで子育てをできた事をありがたく思う。
小さい学校は同じく人間関係が濃い。
みんなが幼馴染。
PTAも関係が濃い。
それは色々な問題も起こることになる。

子供はすごくシビアな世界に住んでいる。
親の庇護の元で生活を強いられ、表裏のない表現に傷つけ傷つけられ。
そうやって関係、距離感を学んでいくのだろう。
遠慮のない関係は兄弟のようであり、チームのようである。
一つ気をつけなければならないのは、個性を尊重すること。
みんながいつも仲良しをよしとする感じ。
それに同化しなければならなくなる感がある。
あまりにも馴れ合いすぎて、欠点も許されること。
短所は個性にもなるが、欠点は直した方が良い。

ふるさとというものは、うっとうしくも居心地のいいものだ。
今は私たちのように核家族が増え、
壁一つで隣り合った人を知らない関係も多くなった。
田舎のちいさな集落、自治体は、一つの大きな家族のようで、
その中の子供たちは大家族の中で親子のように守られ、兄弟のように鍛えられ、
いつかこの場所を離れても、ふるさとが心の拠り所となり、
大海に出て行っても、自分の居場所を作れる人であってほしい。

2011年11月7日月曜日

コスモス祭り

今笹場の田んぼがコスモス畑になっています。
この10年くらいコスモス祭りというのを開いています。
何年かうまく咲かない年があって、開催できない年もありましたが、
今年はまあまあの咲きです。
お近くの方は是非見に来てください。

コスモス祭りでは地区の青年団や婦人部、子ども会で出店もあり、
ここ酒飲みの土地・土佐のことですので、
まあ当たり前のごとく酒盛り。
青年は前日仕込で飲んで、当日宴会で飲んで、打ち上げで飲みます。
まあよく飲めること!
花より団子でありまして、宴会のために手間をかけてコスモスを育てているようなものです。

今年は夫は台湾出張のため、飲みそびれました。
まあ台湾で飲んでいるでしょうが。

コスモス畑の真ん中の道に宴会場ができ、
子供たち、婦人部、おばあちゃんたちの歌があり、最後はカラオケ大会。
そしてビンゴ大会があり、用意された景品をゲットして片付け。

今年はコスモスは咲いたものの、祭りの日はあいにくの天気。
コスモス祭りは中止して、小学校の体育館で、地区のお祭りと相成りました。
こじんまりと人出も少なくなりましたが、出店物も何とか完売して、
ビンゴ大会も楽しみ、和気あいあいと終了しました。

来週は恒例の小学校のイチョウの木コンサートがあります。
11名の小学生とPTAや地区が協力して素敵なコンサートになると思います。
コスモス祭りではそのPRもしました。
13日10時から、
よろしかったら樹齢800年のイチョウの木と子供たちからパワーをもらいにいらしてみませんか?

2011年11月1日火曜日

生活感 子供部屋

牛小屋があります。
もちろん牛はいませんが…

子供たち、男子2人がそこを自分たちの部屋に改造しました。
かれこれ2年位前になるのでしょうか、次男が始めました。
しかし、飽きっぽいし、仕事が雑。
結局、根気強く、細かい仕事もできる長男が手を出し、
父ちゃんに相談に乗ってもらい、どうにか部屋になりました。

近所の大工さんに廃材をもらっているんですが、
その中から使える材をつぎはぎして、床はできました。
開口部は網を張り、波板を張りました。
冬はその上にビニールを張り、寒さをしのぎました。
なんせ廃材で子供のことですから、隙間だらけ。
でもそこで冬は越しました。
子供は秘密基地が好きだからね。

今年のゴールデンウィークには、
遊びに来た友人一家の子供とロフトを構築!
なんだか危うい構造ですが、一応大人も上れます。

そこに友達が泊まりに来たりしますが、約2畳くらいでロフトが1畳くらい。
多い時で5人くらい寝ました。
中学生4人の時もありました。
まっすぐ寝れなかったみたいです。

我が家は個室がありません。
夏は建具を取って、ワンルーム状態です。
長女は中学に入ると、一番奥の3畳間をあてがわれ、
今もそこに陣取っています。
個室ではないのですが、そこはくぼみのようなスペースになっていて、
いる気配はするけど見えにくい空間。
子供部屋はそれで充分だと思う。
子供は自分でスペースを確保していけばいいのです。

そこで思い立って自分の部屋を確保したはいいのですが、
最近はブームが去ったように母屋で寝ている。
次男は自分の小屋と思っているが、
そこを長男も使いたい。
長男は中学に入っても次男がくっついていた。
もちろん自分だけのスペースがほしい。
次男は自分一人の小屋にしたくても、なにせ離れで牛小屋ですから、
想像力が豊か過ぎて怖くなってしまった。
「一緒に寝よう」と兄を誘うも、時間も違うし、兄はうっとうしくて仕方ない。
兄は一人にしてほしい、一人で音楽聴きたい、好きなことしたい、
「怖いのなら俺が使うぜ」ってもんですよ。

ただいま 小屋をめぐり使用権利争い中。